国枝慎吾は車椅子テニスの王者!賞金、年収がキビシイ!フェデラーにも認められた実績

国枝慎吾は車椅子テニスの王者!賞金、年収がキビシイ!フェデラーにも認められた実績出典:Photo by Morgan Hancock/Getty Images

国枝慎吾は車椅子テニス王者!賞金、年収事情が厳しい世界!


国枝慎吾のプロフィール
◆生年月日:1984年2月21日
◆出身:東京都
◆身長・体重:173cm・62kg
◆血液型:O型
◆出身大学:麗澤大学
◆プロ車椅子テニス選手

国枝慎吾は人々に感動を与える車椅子テニス界の王者!

車椅子テニス界の王者、国枝慎吾(くにえだしんご)。9歳の時に脊髄腫瘍で下半身麻痺となり、車椅子生活となりました。その2年後、母の勧めで車椅子テニスを始めた国枝慎吾は、次第にこのスポーツにはまっていきます。高校時代から頭角を現し始めて海外遠征に出向きましたが、ここで国内と世界のレベルの違いに衝撃を受け、その後より本格的な競技生活に入ることになりました。

今では日本だけではなく、世界の車椅子テニスプレーヤーの中で王者と呼べる存在です。2004年のアテネパラリンピックのダブルスで金メダルを獲り、2008年の北京パラリンピックではシングルスで金メダル、ダブルスでは銅メダルを獲得。2012年のロンドンパラリンピックではシングルス2大会連続金メダルに輝いています。

シングルスでは年間グランドスラムを5回も達成し、ダブルスではキャリアグランドスラムと4大会連続優勝を果たしました。車椅子テニス世界ランキング1位という成績はもちろんのこと、自己の記録に甘んじることなく努力し続ける姿勢によって、人々にさらなる感動を与えている国枝慎吾です。

国枝慎吾のような車椅子テニスプレーヤーとプロテニスプレーヤーの年収・賞金における現実

国枝慎吾の職業である車椅子テニスプレーヤーと、健常者のプロテニスプレーヤーの賞金や年収を比較してみましょう。車椅子テニスプレーヤーの、グランドスラム全豪オープンの賞金総額は約600万円です。健常者のプロテニスプレーヤーでは約3億円にもなります。準優勝でさえ賞金は約1億5000万円です。

年収の面で比べてみると、車椅子テニスプレーヤーはすべて優勝すれば、ようやく約3000万円になるでしょうか。スポンサー料を含めても4000~5000万程度かと推定されています。それに対して、プロテニスプレーヤーは約30億円。有名な日本人選手である錦織圭の場合は34億円超えと推測されています。

これは、比べ物にならないほどの格差です。この中から遠征費、車椅子の修繕費、維持費、練習費用、生活費などが出ていきます。このように、同じ競技ではありますが、プロテニスプレーヤーと比べて、車椅子テニスプレーヤーの年収は厳しいというのが現実。国枝慎吾は「賞金で生活するには、すべての大会で優勝しないと厳しいですね」と話していました。

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国枝慎吾の結婚相手は?歩行の努力がすごかった!成績をフェデラーも激賞!

国枝慎吾の結婚相手は?インスタで2人の笑顔ショットも公開

国枝慎吾は、2011年に自身のブログで結婚報告をしています。結婚相手は一般女性ですが、2019年1月からアスリートフードマイスターのホームページに顔写真つきでコラムを掲載していて、名前は国枝愛です。アスリートフードマイスター3級を取得して食生活を支えており、「何が食べたいかではなく、何のために食べるか」と日々食と向き合っている様子が綴られています。

2009年、日本で初のプロ車椅子テニスプレーヤーとなった国枝慎吾。プロスポーツ選手の家族は、体調や環境の管理に気を遣うといいます。肉体面だけでなく、精神的にも妻の存在は、大きな支えとなっているのでしょう。妻のインスタでは栄養バランスと彩りの美しい食事メニューに混じって、2人の笑顔に満ちた写真も公開されています。

国枝慎吾の歩行の努力は並大抵のものではない!フェデラーにも認められた実績

2010年、国枝慎吾が26歳の時に17年ぶりに自分の足で立って歩いたことが話題になりました。実は、17年間、足を使っていなかったので、国枝慎吾の右足はすでにねじれて変形してしまっていたそうです。そのため、国枝慎吾の歩行に向けた努力は、マッサージをして変形を治すリハビリから始まりました。

1週間寝たきりでいてもすぐに筋肉は落ちてしまいます。17年間使わずにいた足は、自分の体を支えることも困難だったことでしょう。歩行のリハビリを始めても、その厳しさに挫折してしまう人が多いのだそう。1年間に及ぶ国枝慎吾のリハビリも、言葉では表せない壮絶なものだったはずです。

そしてついに、14歩ではありますが、その足で踏み出したのです。はじめは立っているだけでもやっとだった国枝慎吾。自立歩行を行う姿は、見つめる周囲にも熱い想いを与えました。類まれな精神力は、テニスの強さの秘訣でもあるのでしょう。

国枝慎吾はグランドスラム車椅子部門で、男子世界歴代最多優勝43回(2020年時点)の記録を打ち立ています。錦織圭が活躍し始める前、世界的なテニスプレーヤーであるフェデラーに、ある記者が「なぜ日本からは世界的に有名な選手が出てこないのか?」と質問したことがあるそうです。その時フェデラーからは「何を言ってるんだ?日本にはクニエダがいるじゃないか!」という答えが返ってきました。世界のテニスプレーヤーからも絶賛された国枝慎吾。その活躍ぶりを物語っているエピソードです。

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国枝慎吾は2009年からプロに転向!東京パラリンピックで金メダル宣言

国枝慎吾のプロ転向は車いすテニス選手初!

「車椅子が高性能になっている現代では、車椅子の人間でもここまでできる!というのを見せてあげたい」「苦しんで頑張っている人にエールを送りたい」「自分が頑張っている姿を見て多くの人に力を与えられれば!」こんな思いで、国枝慎吾は2009年からプロに転向しました。その言葉には、ハンデをはね返して周囲に力を与えようという強い意志が表れています。

実際、賞金金額と支出を考えると、車椅子テニスプレーヤー1本で生活していくのは厳しい世界です。それでも、その道を選んだ国枝慎吾の覚悟は相当なものでした。その意思は、成績にも見事に反映されています。「プロになることで、同じ障害を持つ子供たちに夢を与えられる」「車椅子テニスを面白いと感じてもらいたい。だから勝つだけではなく、魅せながら勝つテニスをしていきたい」と話す国枝慎吾。車椅子テニス界を変えてくれるかもしれません。プロ選手が増えてスポーツとしての知名度が上がると、車椅子テニス1本で生活していけるように、賞金などの待遇やスポンサー企業の数も変わっていくことでしょう。

国枝慎吾が東京パラリンピックで金メダル獲得を宣言

国枝慎吾は、延期が発表されている東京オリンピック・パラリンピック招致のアンバサダーを務めました。2017年には「この調子で行けば2020年、金メダルは僕だろうなと思っています」と、自身の金メダル獲得を宣言しています。そして翌年の2018年に、東京パラリンピックへの出場権を獲得。現在、東京オリンピック・パラリンピックの開催日程については未定ですが、国枝慎吾の金メダル獲得が待ち望まれています。

何事も最初に切り開いて行く人は大変です。その道が作られるからこそ、後の人が続いていけるもの。国枝慎吾は後世まで名前が残る選手となるに違いありません。国枝慎吾は、その活躍で多くの人に夢と希望を与えてくれています。

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