「京都寺町三条のホームズ」は京都が舞台のライトミステリ!アニメの主題歌は和楽器バンドが担当

「京都寺町三条のホームズ」は京都が舞台のライトミステリ!あらすじネタバレ

「京都寺町三条のホームズ」探偵役はイケメン鑑定士!京都が舞台のライトミステリ

「京都寺町三条のホームズ」は、京都を舞台にしたライトミステリ小説です。作者の望月麻衣は京都在住で、投稿コミュニティサイト「エブリスタ」に掲載後、文庫化されました。あらすじは、半年前に京都に移り住んだ高校2年生の真城葵が、祖父の遺品を鑑定してもらうために、寺町三条商店街にある骨董品店「蔵」を訪れます。

そこには、柔らかな物腰のイケメン鑑定士・家頭清貴がいました。京都大学に通いながら鑑定士の見習いをしている清貴は、ホームズと呼ばれるほどの洞察力と推理力の持ち主。どうしてもお金が必要で、骨董品を持ち出していた葵の事情を見抜き、アルバイトを持ち掛けます。

こうして、アルバイトを始めた葵と、ホームズこと清貴を探偵役とした、骨董品にまつわる日常ミステリが展開されていく「京都寺町三条のホームズ」。web版と書籍では登場人物の関係性や、物語の展開に一部違っている部分もあるので、web版読者も新鮮な気持ちで書籍の物語を楽しむことができます。

「京都寺町三条のホームズ」で葵とホームズの恋愛はどうなる?!

「京都寺町三条のホームズ」は、日常と骨董にまつわる謎を解き明かしていくライトミステリ作品。京都が舞台ということもあり、ホームズや葵とともに古都を散策しているような気分も味わうことができます。謎解きはもちろん見どころのひとつですが、読者の関心事といえば、ホームズと葵の恋の行方でしょう。

ミステリ作品には、探偵に助手はつきものです。ホームズは、頭脳明晰で武道もたしなんでいるという、まさしく探偵役に相応しい人物。対する助手のポジションである葵は、直観力に優れ、骨董品の真贋を見抜く才能を持っていました。上司と部下であり、探偵と助手でもある2人ですが、作中ではホームズが葵の世話を焼いたりからかってみたりと、なにやら良い雰囲気。

どこか初々しい2人は、5巻では晴れて恋人同士になります。その後の物語ではもちろん恋人としての距離感になっており、遠距離恋愛やすれ違いなども経験しながら成長していく姿が書かれました。

「京都寺町三条のホームズ」は漫画も大人気!最新刊の内容は?

「京都寺町三条のホームズ」は漫画も大人気!見どころや感想

webで連載が開始された「京都寺町三条のホームズ」は、2015年に双葉社により文庫化されました。また、「月刊アクション」ではコミカライズ版が連載されており、コミックスも発売されています。作画を担当しているのは、秋月壱葉です。2009年に新書館が発行した「カグヤ」などで短編漫画を発表。2014年に、三木笙子の小説をコミカライズした「帝都探偵絵図~人魚は空に還る~」を発売しました。

秋月壱葉のオリジナル作品「囚獄のヴァニタス」は、ミステリと怪異が融合したバディもので、サスペンス調の物語を楽しむことができます。「京都寺町三条のホームズ」では、爽やかかつほのぼのした空気を描き、原作ファンにも「再現度は高い」と好評な様子。

エピソードが省略されている部分もあるようですが、おおむね原作通りに進行しています。「葵の印象が変わる」という感想も見られるので、少し違った気持ちで読むこともできそうです。

「京都寺町三条のホームズ」第10巻は旅行編!気になる内容は?

「京都寺町三条のホームズ」の小説は、2018年8月に第10巻が発売されました。1巻では大学院生と高校生だった2人ですが、葵の大学受験なども乗り越え、10巻の時点の葵は大学2年生です。ホームズは鑑定士修行のため各地を回っており、さながら遠距離恋愛状態に。離れている時間の多かった2人は、ホームズの誕生日を祝うため、豪華寝台列車で九州へ旅行をすることになりました。

しかし、旅を楽しんでいた2人は、またもや事件に巻き込まれてしまいます。最新刊に登場する、盗難後に海外でオークションに出品されていた有名画家の掛け軸を巡る駆け引きにも注目したいところですが、仲良く旅行に出かけた葵とホームズのやり取りも外せません。作者の望月麻衣が「甘さを少し削ろうと思った」とあとがきに記すほど、糖度は高め。いつもは余裕の表情ばかりを見せる紳士的なホームズの、年相応な表情が満載です。

「京都寺町三条のホームズ」がテレビアニメ化!主題歌は和楽器バンドが担当

ライトミステリ「京都寺町三条のホームズ」のテレビアニメが、2018年7月より放送開始されました。監督は「おくさまが生徒会長!」等を手掛けた佐々木勅嘉で、シリーズ構成は山下憲一が務めています。アニメーション制作を担当しているのは、2014年のアニメ「旦那が何を言っているかわからない件」などを手掛けたアニメーションスタジオ・セブンで、京都の街並みや、蔵の内装の描写にも注目が集まりました。

ヒロイン真城葵を演じるのは、富田美憂です。2014年に、通信カラオケ「DAM」で知られる第一興商が主宰する新人オーディション「アニ☆たん!」でファイナリストに。さらに、同時期に開催された「2014声優アーティスト育成プログラム・セレクション」でグランプリを獲得し、アミューズ所属となりました。

2015年にデビュー後、2016年のアニメ「アイカツスターズ!」虹野ゆめ役や、2017年「メイドインアビス」リコ役などを担当した、注目の新人声優の1人です。普通の女子高生を演じることは少なく、なるべくナチュラルになるように意識して演じているそうです。

ホームズこと家頭清貴を担当しているのは、石川界人。2011年にデビューし、2014年「ハイキュー‼」影山飛雄役や、2015年「ワンパンマン」ジェノス役、2016年「僕のヒーローアカデミア」飯田天哉役など、数多くの作品で主要キャラクターを演じています。ホームズについては、あまり年齢を意識せず、伝えたいことを重点に置いて演技をしており、滑舌にも気を付けているそう。

多くの視聴者を虜にした流暢な京都弁は喋れるわけではないので、「魅力的になるように一生懸命アフレコに臨んでいる」ともコメントしています。オープニングテーマを担当しているのはアイドルグループ「A応P」で、エンディングテーマは、8人組のロックバンドで、伝統芸能で使用する筝や尺八、三味線を使用した演奏で注目を集める「和楽器バンド」。古都を舞台とした物語ということもあり、和の音色がマッチします。

7月21日から10月31日までは、京阪電気鉄道および叡山電鉄とのコラボレーションも実施されている「京都寺町三条のホームズ」。公式Twitterではモデルとなった店なども紹介されており、作品世界とリアルな京都の両方を堪能できそうです。

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