松本勝也の優勝レース経歴や通算成績を紹介!
松本勝也は長年の経験を誇るベテラン競艇選手!
松本勝也(まつもとかつや)は、1971年9月1日生まれの元競艇選手です。ベテラン選手というだけあって出走したレースは数多く、1997年からの全1着数は1573回にも上ります。近年の成績では、2019年に「坂井市制13周年 男女W優勝戦」「第30回日本モーターボート選手会会長杯」で優勝を飾りました。
競艇選手には体力はもちろん視力も重要な上、速さを維持するためには過酷な減量も伴います。そのため、一般的な選手寿命は40代後半から50代にかけての頃までとされています。そんな競艇の世界で、松本勝也は50歳が間近に迫る年齢になっても第一線で活躍を続けていました。
松本勝也は優出でも優勝!通算成績は?
松本勝也は1997年から5772回もレースに出走しており、1着数1573回、2連対率52.0%、1着率27.2%という成績を残しています。
一般レースとG3レースに絞って成績をみると実に70%以上の2連対率を記録しており、日本競艇界の中ではトップクラスの選手であることを証明する成績といえます。また、優勝戦となる優出には全グレード合わせて254回出走しており、一般レースでは35回、G3レースでは2回の優勝経験があります。
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松本勝也のプロフィールや生涯獲得賞金を紹介!
松本勝也の階級や愛称は?
兵庫県神戸市出身の松本勝也は、1991年5月に尼崎競艇場でボートレーサーとしてデビューしました。登録番号は3529、気さくな人柄で人望が厚く、選手仲間だけに限らずファンの間でも「勝っちゃん」の愛称で親しまれていたといいます。
競艇選手は勝率や2連対率、最低出走回数など、レースでの総合的な成績に応じて何段階かのランクに分けられます。このランクはA1級、A2級、B1級、B2級の4段階あり、松本勝也は最高ランクのA1級でした。
A1級のランクに入るのはトップクラスの成績を記録したわずかな選手のみで、その割合は全体のわずか20%。この20%に入るためには、3回のレースに出走したうちの1回は2着以内でゴールしなければなりません。選手のランクは半年ごとに級別審査で見直されますが、松本勝也は1996年から24年もの間A1級のランクを維持しており、いかに優れたボートレーサーであったかが分かります。
松本勝也が競艇で稼ぎ出した生涯獲得賞金は?
松本勝也の公式な生涯獲得賞金は明らかになっていませんが、1991年から競艇選手として活躍していたため、かなりの金額と予想されます。
競艇の賞金は、一般が70万円以上、G3が100万円以上、G2が400万円以上、G1が約1000万円、SGが最高1億円と高額で、A1クラスになると年収1億を超える選手も多いと言われています。1991年のデビューから30年近く現役で活躍した松本勝也の生涯獲得賞金は、恐らく数億円以上に上るのではないでしょうか。
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松本勝也がレース中に悲運…同期で2人目の悲報
松本勝也の急逝に多くの人が涙
松本勝也は2019年9月1日の誕生日で48歳を迎え、間もなく50代の大台に乗る年齢になっても現役で活躍していました。そんな中、2020年2月9日に出走した「第63回G1近畿地区選手権」4日目のレースで、彼を悲運が襲います。
午後2時半頃、6号艇で第9レースに出走した松本勝也は1周目、2回目のターンをしたところでバランスを崩して減速。転覆した彼のボートを交わしきれなかった後続の5号艇が衝突し、乗り上げる形になりました。
レスキュー隊に救助された松本勝也は心肺停止状態で西宮市の兵庫医科大学病院に救急搬送され、蘇生措置がとられました。しかし再び息を吹き返すことはなく、午後4時12分に死亡が確認されます。その後の調べにより、松本勝也の身体には大きな外傷はなかったものの肺に水が溜まっていることが確認され、死因は溺死であったことが判明。人気トップレーサーの突然の悲報に選手仲間は涙し、尼崎競艇場に設置された献花台には、ファンからたくさんの花が捧げられました。自身がデビューした場所で臨んだレースが最期となったのは、言葉にできない皮肉な運命を感じます。
松本勝也の同期も事故で命を落としていた
競艇のレース中に起こった死亡事故は、松本勝也が31件目です。彼と同期の68期には、野澤大二、山一鉄也、高橋勲、吉原美穂子らがいますが、登録番号3526の同期・有吉貴之も1997年9月4日に三重県の津競艇場で行われた一般戦の初日第11レースで起こった事故により、27歳の若さで世を去っています。彼には9月9日に挙式を控えた婚約者がいたのだとか。
水上の格闘技と言われる競艇は、転覆や衝突で命を落としたり、引退を余儀なくされる大怪我を負ったりする危険と常に背中合わせです。救命具やプロペラの改良等により、昔と比べれば事故率は下がっているそうですが、それでも松本勝也のような事故が起こることもないとは言い切れません。危険をゼロにするのは難しいのかもしれませんが、少しでもこうした悲しい出来事の回避につながる取り組みがなされることを願います。
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