森村誠一は受賞歴多数のミステリー作家!ドラマ化・映画化されたおすすめ代表作まとめ

森村誠一の受賞歴などの経歴は?ドラマ化・映画化された代表作は?

森村誠一の受賞歴などの経歴は?

日本を代表する作家の森村誠一。推理小説やノンフィクション作品を執筆しており、長年にわたりその人気は衰えを知りません。

人気作品が多い中、受賞歴もまた素晴らしく、1969年に「高層の死角」で第15回江戸川乱歩賞を受賞。1973年に「腐触の構造」で日本推理作家協会賞、1974年には「空洞の怨恨」で小説現代ゴールデン読者賞、と、立て続けに受賞しています。

2000年代に入っても、森村誠一の作品に対する高い評価は変わることなく、2008年に「小説道場」で加藤郁乎賞、2011年には「悪道」で、吉川英治文学賞を受賞しました。

森村誠一の作品でドラマ化・映画化された代表作は何?

多くの作品で受賞歴を持つ森村誠一の作品ですが、これまた多くの作品が映画やドラマで実写化され、多くの人の目に触れています。どんな作品が映像化されたのか、紹介していきましょう。

森村誠一作品として外せないのは、「人間の証明」ではないでしょうか。同作は1977年に松田優作主演で映画化。テレビにおいては、2011年の韓国版も含めると1978年から2017年までの間に6本ものドラマが制作されています。

各回ともに、林隆三、石黒賢、渡辺謙、竹野内豊、藤原竜也と、その時代の人気俳優がこぞって主演を務めている人気作です。これこそが、森村誠一の代表作といえるのではないでしょうか。

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森村誠一と内田康夫との関係は?結婚して妻や息子もいる?

森村誠一と内田康夫との関係は?

森村誠一と同じく、ミステリー作家として「浅見光彦シリーズ」などの作品を書いた推理作家の内田康夫。2018年3月に83歳でこの世を去ってもなお、日本でトップに君臨する旅情ミステリー作家です。

森村誠一、内田康夫、西村京太郎の三人はミステリー小説好きなファンから「三銃士」と呼ばれていたほど一時代を築き上げた作家仲間であり、同士ともいえる間柄です。

内田康夫が亡くなった時、森村誠一は「ミステリー作家の模範」という表現で最大の敬意を示しました。

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森村誠一は結婚して妻や息子もいる?

1933年生まれの森村誠一は2019年1月2日で86歳になりましたが、結婚はしているのでしょうか。

森村誠一の妻は、現リーガロイヤルホテルの重役の姪っ子にあたり、このつながりで森村誠一はホテルに勤めていた時期があるようです。彼の作品にホテルが多く登場するのは、この経験があるからなのかもしれません。

息子に関しては作品上の話が多く、森村誠一に息子がいるのかということは分かりませんでした。

森村誠一作品で本離れを止めることはできるのか

2019年1月31日、森村誠一が自らの人生を振り返るエッセイ「永遠の詩情」が、KADOKAWAから出版されました。同書には、森村誠一の代表作の一つに挙げられる「棟居刑事シリーズ」の特別短編「昧爽―棟居弘一良の詩魂」もあわせて収録されています。

先述した「人間の証明」がシリーズ第一作となる「棟居刑事シリーズ」は多くの作品が映像化されており、1996年から2000年は佐藤浩市、2001年から2004年までは中村雅俊、そして現在は東山紀之の主演で続く人気シリーズです。2005年から歴代最長の14年間続く東山紀之版は、2019年2月17日に11作目となる「棟居刑事の黒い絆」が放送されました。

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1969年から半世紀にわたって多くの人気作品を世に送り出してきたミステリー作家のトップ・森村誠一。86歳という年齢を迎えても、その勢いは衰えません。

ミステリー作品の需要は今も昔も変わらず高く、普段本を読まないという人も、ドラマや映画などで映像化された作品を通して触れる機会が多いのではないでしょうか。森村誠一作品の映像化には多くの人気俳優が起用されることから、本に触れる人を増やす絶好の入り口となるかもしれません。

しかし、それも一つの入り口とはいえ、やはり時間や予算など様々な関係上、本に書かれている物語の全てを映像で描ききるのは困難と言わざるを得ません。小説を基にした作品は、やはり原作を読んでみることで映像では描かれなかったシーンも含めて理解でき、作品そのものに深みを感じられるのではないでしょうか。

「読んでから見るか、見てから読むか」という映画「人間の証明」のキャッチコピーが公開当時話題となりましたが、どちらを先にするかで違った楽しみ方ができることでしょう。

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