森田歩希選手は青学の期待の星!2019年4月からの進路は「GMOアスリーツ」に決定

2018年を迎えてすぐに開催された箱根駅伝での激走が記憶に新しい。青山学院大学の森田歩希(もりたほまれ)選手といえば、駅伝ファンではなくともその名を知っていることでしょう。今や名だたる陸上選手に名を連ねるまでに成長し、今後も期待度大の若手注目株選手です。

茨城県出身である森田歩希選手の専門は中・長距離で、竜ケ崎第一高等学校を卒業した後、現在はご存知の通り青山学院大学在学中の3年生。父親は元陸上選手であり、国学院大学陸上部監督も務めたあの森田桂です。

父親の遺伝子をしっかりと受け継いだ森田歩希は2019年4月より「GMOアスリーツ」に所属を移し、変わらず陸上競技に専念していくことがわかっています。まだ2019年の箱根駅伝が残っていますが、徐々に彼の中では2020年東京五輪が見えているのではないでしょうか。その点も含め、森田歩希という選手について今一度振り返っていきます。

父親は元陸上選手・国学院大学陸上部の監督!根っからのマラソン遺伝子

幼少期から箱根駅伝そのものに憧れがあったという森田歩希。そのことについては、文化放送のラジオ内で彼自身の口から語られています。おそらく陸上選手であり、国学院大学の陸上部監督でもある父親の影響が大きいでしょう。

日清食品に所属していた元実業団ランナーである父親が日々の大半を過ごしていた選手寮内の監督部屋に、当時1~5歳であった森田歩希も頻繁に遊びに出向いていたのだとか。当時の選手たちに可愛がってもらっていたといい、「お兄ちゃんたちの部屋に行って遊んでもらったり、お菓子とかをもらったりした記憶があります」と語っています。

森田歩希の父親が監督を務めていた国学院大学陸上部が、箱根駅伝への初出場を決めた第77回箱根駅伝の映像に、なんと当時4歳だった森田少年がしっかり映っているといいます。よほど当時から憧れが強かったのでしょう。

この大会において、森田歩希の父親はチームを優勝へと導いています。そんな勇姿も、走りへの憧れを強める材料になったのではないでしょうか。

中学の頃から記録保持者!幼少期から片鱗を見せていた森田歩希

やがて守谷私立御所ヶ丘中学に進学した森田歩希。当時からその才能には光るものがありました。5000メートル種目で「14分38秒99」という日本中学記録を叩き出し、その後進学した竜ヶ崎第一高等学校で、1年生時に同じく5000m種目において「14分18秒84」を記録しています。

一時期は故障に悩んで上手く走れず、記録が伸びない時期もありましたが、青山学院大学で出会った通称「青トレ」という体幹トレーニングが彼を変えました。慢性的になりかけていた故障がみるみるうちに減っていき、その後5000mの自己ベストを更新できるまでになったといいます。

やがて森田歩希の自己ベストは5000m種目「13分54秒18」・10000m 「28分44秒62」にまで成長。2015年に青山学院大学へ入学し、陸上部に所属した後も、堂々たる走りで私たちを魅了してくれました。

駅伝デビューは2016年に開催された全日本大学駅伝。6区での劇的な走りが評価され、区間賞獲得・MVPに輝きます。2017年時の箱根駅伝でも区間賞2位の激走を見せた森田歩希は、あわせて青山学院大学を箱根3連覇と大学駅伝3冠へと導きました。

この時の走りっぷりはファンの間でも未だに語り草となっています。3区~5区で早稲田に抜かれた後も、6区を任された森田歩希の見事な激走は、トップまでの距離を「37秒」と詰めに詰めました。「この時の走りは見事だった」と、約1年経過した現在も歴史に残る走りとして熱く語られています。

2018年は森田歩希にとって最終学年。大いなる期待を背負い、青山学院大学陸上部の主将となることが決定しました。主将として臨んだ10月の第30回出雲駅伝ではチームを総合優勝へと導き、11月の第50回全日本大学駅伝対校選手権大会でも総合優勝を果たしています。

森田歩希の進路は?2019年4月からは「GMOアスリーツ」に所属決定

とあるテレビ番組に出演した際、「数学の教師になることが夢」とも語っていた森田歩希。青山学院大学の最終学年になり、卒業後の進路はどうなっているのでしょうか。

森田歩希は卒業後、「GMOアスリーツ」という会社に所属し、これまでと変わらず競技を続けていくことが決定しています。自身のツイッターアカウントでも報告されており、また、「GMOアスリーツ」の公式サイトでもコメント付きで紹介されていました。

GMOアスリーツには、同じく青山学院大学の先輩にあたる一色恭志、下田裕太の在籍も決定しています。同じく2019年4月入社予定で、キャッチコピーである「No.1を目指し、世界に挑む ~すべての人に笑顔と感動を~」の理念に基づき、今後も私たちに夢と勇気を与える走りを見せてくれることでしょう。

森田歩希はGMOアスリーツの公式サイト内で、「競技を続ける中で、環境の整ったGMOアスリーツで着実に力をつけていき、目標であるオリンピックでのメダルを獲得できるように頑張りたいと思います。これまで同様、個人、チーム共に応援のほどよろしくお願いします」と、今後の展望を語っています。

元陸上選手の父親を持ち、マラソン界のサラブレッドとして今後も名を馳せていくであろう森田歩希。次なる活躍の舞台が決まり、今後も期待です。
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