御徒町凧の妻は劇作家の本谷有希子!人気の詩集は?
御徒町凧の妻は劇作家の本谷有希子!
森山直太朗の楽曲の共作者としてもお馴染みの御徒町凧(おかちまちかいと)は、1977年5月18日、東京都出身の詩人です。2002年にリリースされた森山直太朗のファーストアルバム「乾いた唄は魚の餌にちょうどいい」からしばらくは作詞のみを共作していた御徒町凧。2005年以降は、森山直太朗作品の作曲も共に手掛けるようになりました。
その後は、詩人として、あるいは演出家・映画監督・声優など、幅広い分野で活動していた御徒町凧は、2013年5月7日に、劇作家で女優とこれまた幅広く活動している本谷有希子と入籍。妻・本谷有希子は、2013年に「嵐のピクニック」で大江健三郎賞、2014年には「自分を好きになる方法」で三島由紀夫賞、2016年には「異類婚姻譚」で芥川龍之介賞を受賞した実力派小説家でもあります。
そんな御徒町凧と本谷有希子の間には、2015年に誕生した娘が1人。2人のDNAを受け継いだ子供がどれだけ才能豊かに育つのかも楽しみですね。
御徒町凧の人気詩集「人に優しく」は新時代の本格派!デザイン担当は寄藤文平
御徒町凧の言葉の魅力をじっくり堪能することができるのが詩集です。中でも特に人気が高いのが、2009年にナナロク社から刊行された御徒町凧の2作目となる詩集「人に優しく」。その中に収められている「詩集」というタイトルの詩は、要約すると「ある日詩集を開くとゴマ粒ほどの虫がおり、それを指で潰した」という内容です。
誰もが一度は経験したことがあるであろう日常的な事柄からも、ゴマ粒ほどの虫の命と、それを何のためらいもなく潰す人間の命を鮮やかに対比して見せる御徒町凧。結論らしきものを示すのではなく、読み手に答えを託すような余韻を残しているところも魅力と言えるでしょう。
詩集「人に優しく」は、装丁デザインも人気の秘密とか。装丁デザインを担当したのは、イラストレーターの寄藤文平です。第39回講談社出版文化賞ブックデザイン賞を受賞している実力者ですが、素朴でありながらも温かみを滲ませる寄藤文平の装丁デザインは、御徒町凧の世界観を見事に体現。詩集「人に優しく」の魅力をより高めることに一役買っています。
御徒町凧の父は村上龍?麻雀番組で達成した快挙とは
御徒町凧の父は村上龍、母は桐野夏生?!養子に出されたって本当?
多方面で活躍している御徒町凧に、まことしやかに囁かれているのは、父親が小説家の村上龍との噂。そして母親は、直木三十五賞をはじめ多くの賞を受賞している桐野夏生だとか。すでに芥川賞作家になっていた村上龍が、当時まだ無名だった桐野夏生と結婚し、2人の間に生まれたのが御徒町凧で、ほどなくして養子に出されたと穏やかでない話しです。
仮に本当だとしたら、御徒町凧は文学界のスーパーサラブレッド。しかし、村上龍の妻は結婚当時エレクトーン奏者だったようなので、編集の仕事をしていた桐野夏生とは別人物の可能性が高いと言えます。
御徒町凧が麻雀番組対局史上初の快挙を達成!「サバイバルバトル極雀」で見せた技とは?
麻雀好きであることでも知られている御徒町凧が、テレビの麻雀対局で史上初の快挙を成し遂げました。御徒町凧が出演したのは、CS放送フジテレビONEで放送された「麻雀最極決定戦!サバイバルバトル極雀(season5)」。第5ゲームで御徒町凧が対局したのは、お笑いコンビ・キングコング梶原雄太らでした。
まず、御徒町凧が振り込んでしまったことで、国士無双を繰り出してテンパイになっていたキングコング梶原雄太が役満アガリに。しかしその直後、同じく国士無双を繰り出して、「發」待ちのテンパイになった御徒町凧。待望の「發」を放銃したのはキングコング梶原雄太でした。国士無双の返り討ちをもろに浴びてしまったキングコング梶原雄太はしばし放心状態に……。そうそうお目にかかれないばかりか、おそらくテレビ史上初となった「国士無双2連発の返し技」は、テレビ麻雀の歴史に残る名勝負だと称えられています。
御徒町凧と森山直太朗の最強タッグ再び!劇場公演「あの城」で詩人としての本領発揮!
御徒町凧と森山直太朗の共作劇場公演作品「あの城」のBlu-rayとDVDが、2018年3月21日に発売です。2017年9月から東京・本多劇場で上映されていた「あの城」は、2005年の「森の人」、そして2012年の「とある物語」に続く、森山直太朗の劇場公演作の第3弾。ライブの合間にお芝居が進行するというユニークな構成になっており、森山直太朗がメジャーデビュー15周年を迎えることを記念して満を持しての上演となりました。
このたびリリースされるのは、メイキング映像など特典たっぷりな「完全生産限定ファンクラブ盤」と通常盤の2種類です。ファンはもちろん、演劇好きも要チェックの作品と言えるでしょう。御徒町凧は、「あの城」に作・演出として参加。森山直太朗の音楽ライブのようでありながら、実力派舞台俳優らが演じ歌う場面もあるなど、ミュージカルともまた異なるなんとも幻想的なステージを作り上げ、観客に新しい表現世界を提示してみせました。
森山直太朗の楽曲や自身の詩集から垣間見えるのは、繊細な感性の持ち主であろう御徒町凧の姿です。しかし同時に、己の表現欲求に忠実であり続ける強い精神の持ち主でもあることもうかがわれます。「最終的に人間にとって良いものを届けたい」という信念を持ち続けている御徒町凧。これからも、御徒町凧の詩が言葉が、人々に優しく寄り添い続けることを願っています。