大崎梢は元書店員の小説家!「配達あかずぎん」でデビュー!「忘れ物が届きます」等おすすめ作品は?
大崎梢は元書店員の小説家!「配達あかずぎん」でデビュー!
大崎梢は、2006年にデビューした小説家です。デビュー作は、駅ビル内に店を構える成風堂書店に勤める2人の書店員が、書店を舞台に起こる日常に潜む謎を追う推理小説「配達あかずきん」。実は、大崎梢自身も書店員として13年間勤務した経歴の持ち主で、その経験を存分に生かして書かれた「配達あかずきん」は好評をもって迎えられました。
その後も、成風堂書店事件メモシリーズとして、「晩夏に捧ぐ」「サイン会はいかが?」「ようこそ授賞式の夕べに」が発表されています。
大崎梢の「忘れ物が届きます」等おすすめ作品は?人気シリーズのリンク作も!
大崎梢の代表作品としては、デビュー作でもある「配達あかずきん」をはじめとする成風堂書店事件メモシリーズが外せませんが、ミステリーとしては「忘れ物が届きます」もおすすめ!過去の事件の真相が時を経て明かされ、忘れ物のように届くという趣向のこらされた短編集です。
また、成風堂書店事件メモシリーズとリンクした世界観で描かれた「平台おまちかね」もおすすめの1冊。「出版営業・井辻智紀の業務日誌」シリーズとして、本好きを中心に支持されています。
大崎梢「スクープのたまご」の文庫版も登場!待たれる最新書籍は?
大崎梢「スクープのたまご」は「プリティが多すぎる」の姉妹編?
推理小説でデビューした大崎梢は、推理小説ではない作品も発表しています。2012年発表の「プリティが多すぎる」は、文芸編集者を目指していたのに女の子向けのファッション雑誌に配属されてしまった新米編集者・新見佳孝の奮闘を描いた作品。2016年に発表した「スクープのたまご」は、その姉妹編のような作品です。週刊誌に配属された新人記者・日向子の成長を描いており、「プリティが多すぎる」同様に爽やかな感動を味わえます。
大崎梢「スクープのたまご」の文庫版も登場!新刊書籍は長編小説!
「スクープのたまご」は、2018年9月4日に文庫版が発売される予定となっており、大崎梢も自身のツイッターで、文庫版発売を告知する際に「プリティの姉妹編です」とつぶやいています。気軽に手に取れる文庫としては、この「スクープのたまご」が最新刊と言えるでしょう。新刊書籍としては、9月に小説「ドアを開けたら」が発売予定です。こちらはミステリーで、感涙必至読み応えたっぷりの長編小説と発表されています。
大崎梢原作のドラマ化作品「プリティが多すぎる」で千葉雄大が世界進出!
心温まる作風で、推理小説から爽やかな感動を呼ぶお仕事小説まで手掛け、ミステリーファンにとどまらず読者層を広げている大崎梢。その中でも、お仕事小説の代表作の一つといえる「プリティが多すぎる」がドラマ化されることが決定しました。主演を務めるのは、カワイイイケメンとして人気急上昇中の千葉雄大です。NHK朝の連続テレビ小説「わろてんか」や、石原さとみ主演の「高嶺の花」といった話題作への出演が続いています。
千葉雄大が演じる新見佳孝は、入社3年目にして活躍している文芸部のエリート。そんな堅物の新見が、原宿系ファッション誌に移動を命じられ、カワイイものがあふれるプリティな職場の雰囲気に引きまくり、やさぐれるというところから物語がスタートします。最初は及び腰だった新見が、カワイイ文化を扱うファッション誌の編集仕事に葛藤しながらも、次第に愚直に取り組んでいくようなるという熱いお仕事ドラマです。
日本が誇る「カワイイ文化」を扱うドラマとあって、韓国、台湾、カンボジア、香港、インドネシア、フィリピン、シンガポール、タイの9つの国と地域で放送されることが決定しています。そのため、千葉雄大は、主演ドラマで世界進出を果たすことにもなりそうです。千葉雄大のさらなるブレイクも楽しみですが、原作を知らずにドラマを見た国境を越えた視聴者が、大崎梢の小説のファンになることにつながることも大いに期待できるのではないでしょうか。
ドラマの撮影現場を見学に訪れた大崎梢は、「あまりにもキュートなピピン編集部にびっくり。あそこで働きたい」とコメント。「良い刺激をたくさん受けました。プリティなドラマの全容を楽しみにしています。」と大きな期待を寄せています。
ドラマの製作現場に触れたことで、次は、大崎梢がテレビ業界を扱った小説を手掛けることになるかもしれませんね!?