音月桂は宝塚の元男役トップ!退団理由は何だった?結婚はしているの?
音月桂は宝塚の元男役トップスター!早すぎると言われた退団理由は何だった?
音月桂(おとづきけい)は、宝塚歌劇団雪組の元男役トップスターです。1998年、中学卒業時に受けた試験で一発合格を果たし、第84期生として宝塚歌劇団に入団。雪組に配属され、2010年9月に、水夏希の後任として雪組の男役トップスターに就任しました。
初お披露目作品は「ロミオとジュリエット」で、その後も数々の作品に出演してキャリアを積み、「ルックスだけでなく、歌に芝居、ダンスと三拍子そろっている」「安心して観ていられる」と高い評価を得てきた音月桂。しかし、トップスター就任からわずか2年後の2012年12月の公演を最後に、退団することを発表しました。音月桂自身が退団理由をはっきりとは明かさなかったことから、トップスター絶頂期とも言えるタイミングでの早すぎる退団について、さまざまな憶測や噂が流れたことは言うまでもありません。
しかし、宝塚歌劇団を長年観てきたファンの多くは、ハマり役と呼ばれるような作品に恵まれなかったことや、お披露目となった「ロミオとジュリエット」を批判する声が多かったことが理由だと考えているようです。中には、音月桂が宝塚歌劇団を嫌になってしまったのではないか、という意見すら見られました。宝塚を退団した音月桂は、2013年1月に、EXILEの初期メンバー6人が立ち上げた芸能事務所LDHと契約。女優として、テレビドラマや映画、舞台で幅広く活動しています。
音月桂は現在結婚しているの?宝塚で言われている男役のジンクスとは?
1980年生まれでアラフォー世代の音月桂は、独身の様子です。宝塚退団時に流れた寿説は自ら強く否定し、これまでに熱愛彼氏との交際報道もないので、今は恋愛よりも仕事を頑張りたいという気持ちのほうが強いのかもしれません。もともと、宝塚の世界には「男役は結婚しにくい」というジンクスがあるそうです。それには、元男役ゆえ、宝塚時代に体に叩き込んだ大股で歩くといった男性としての仕草が退団後もついつい出てしまうなどの理由があるとか。
高いプロ意識の代償なのでしょうか……?確かに、宝塚時代のしっかりとメイクをした音月桂の容貌もまさに男性さながらです。しかし、女優として活動している現在のプロフィール写真を見ると、クールでありながらもコケティッシュな雰囲気の漂う美貌の持ち主であることが分かります。このような美人を世の男性たちが放っておくわけもなく、そのうちに熱愛や結婚報道が流れるのではないでしょうか。
音月桂がドラマ出演のたびに美形と話題に!「ジョジョの奇妙な冒険」で演じた役は?
音月桂がドラマで飛び蹴り!?出演のたびに美形が話題に
音月桂は、宝塚歌劇団退団後のインタビューで、「今まではファンをキュンとさせる側だったが、今度は自分がキュンとする側の役も挑戦したい」と、女優業に向けての意気込みを語っていました。女優に転身した2013年は、ドラマ「GTO 完結編〜さらば鬼塚! 卒業スペシャル」や、「トリック」シリーズのスピンオフドラマ「警部補 矢部謙三2」など、大人気作品に次々と出演。
以後も、さまざまな役を演じています。しかし今のところは、キュンとするような恋愛作品よりも刑事ドラマへの出演が少し多いような……。「警部補 矢部謙三2」で演じた、インターポールから派遣された美人エージェント銭形エリカ役では、なんとスカート姿で飛び蹴りをするというインパクトのあるシーンも披露した音月桂。美人で優秀な刑事役は、音月桂の顔立ちや雰囲気とよく合っていました。
女優としては無名に近かった音月桂ですが、ドラマに出演するたびに「あの美形の女優は誰!?」と話題になり、少しずつ認知度が高まってきています。そろそろ、思いきり女性らしくてキュンとする役を演じる音月桂も見たいですね。
音月桂が映画「ジョジョの奇妙な冒険」で演じた役は?本当にちょい役だった!
映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」が公開されるタイミングにあわせて、「音月桂が少しだけ出演している」というツイートを流したのは、「音月桂STAFF」名義のTwitterでした。「ジョジョの奇妙な冒険」は、累計発行部数1億部超えという規格外の人気を誇る漫画家・荒木飛呂彦の描く大人気作品。
その独特な世界観とビジュアルから「実写化は不可能」とまで言われていただけに、主人公・東方仗助役を山﨑賢人が演じた映画版「ジョジョの奇妙な冒険」は、公開当時とても話題になりました。伊勢谷友介や神木隆之介、岡田将生らメインキャストの中には音月桂の名前はありませんが……、物語に登場する家族写真に納まっているうちの1人が音月桂でした!ツイート通り本当に少しだけの出演だった様子ですが、映画は「第一章」と命名されているだけに、今後続編が公開された時には、動いている音月桂の姿も見られるかもしれません。
音月桂が5年ぶりに男役に復活!テレビドラマ「越路吹雪物語」
音月桂は、2018年1月8日から放送がスタートしたテレビ朝日の帯ドラマ「越路吹雪物語」に、天代麗役として出演しています。元宝塚歌劇団男役トップスターで、日本シャンソン界の女王とまで呼ばれた大スター越路吹雪の人生を描いた「越路吹雪物語」は、主演の越路吹雪役を、青年期は瀧本美織、絶頂期を大地真央が演じています。
音月桂が演じる天代麗は、この作品のためだけに生まれた実際には存在しない人物です。主人公・河野美保子(越路吹雪)の宝塚時代の先輩にあたり、宝塚歌劇団のトップスターという役どころで、まさに数年前の音月桂そのものと言えます。帯ドラマ「越路吹雪物語」には、音月桂の他にも、2017年に宝塚歌劇団を退団したばかりの元雪組トップ娘役の咲妃みゆが娘役として、同じく2017年に退団した元花組トップ娘役の花乃まりあも出演することが決定しています。
宝塚の元トップスターたちが、脇を固める豪華なキャスティングです。宝塚時代には共演が実現することのなかった各組の歴代トップスターが出演するとあって、宝塚ファンにとっても嬉しいところ。退団後は男役を封印してきた音月桂ですが、この5年間の経験によって磨き上げられた演技力をもってすれば、さらに魅力的な男役を演じることができるはず。本作で、宝塚時代からのファンのみならず、新たなファンも獲得することになるのではないでしょうか。