霜降り明星は消えた？レギュラー減少で時代は終わるのか

霜降り明星のレギュラーが一気に消滅で第7世代の時代も終了？

霜降り明星はテレビで再び輝けるのか？

2022年春のテレビ番組改編で、霜降り明星がレギュラー出演していた番組のうち「霜降りミキXIT」「オトラクション」など5本が終了となり、人気もここまでか？と世間をザワつかせました。

お笑い第七世代の先頭を走ってきた霜降り明星ですが、若手のうちはどんどん番組に出していくのが吉本興業の流儀。ある程度は淘汰されるのもやむを得ないことです。人との縁を大切にし、「霜降り明星で勝負がしてみたい」という情熱を持ったスタッフとの出会いがあれば、再び活躍する機会も巡ってくるでしょう。

霜降り明星が消えたと言われる理由は？

一時はテレビ界を席巻する勢いだった「お笑い第7世代」。しかし、有吉弘行が「第7世代なんて幻なんだよ！」「彼らみんなが人気があるわけではないと分かってきた」と発言するなど、このところその人気に陰りが見え始めたとする声も聞かれます。

2021年9月に「サイゾーウーマン」が実施した「正直、見飽きたと思うお笑い芸人は？」というアンケートで、霜降り明星はフワちゃんに続く2位にランクイン。第7世代と呼ばれる芸人の名前が、他にも複数見られました。

しかし今の時代、活躍の場はテレビだけではありません。霜降り明星は、YouTubeチャンネル「しもふりチューブ」にも多数のファンが存在します。今後はYouTubeをはじめとするSNSを通じたネット配信に力を入れるというのも、テレビ離れした若い世代に支持される霜降り明星にはひとつの策かもしれません。

霜降り明星・粗品が給料への不満で炎上

霜降り明星・粗品がクズキャラ全開？

霜降り明星の粗品がYouTubeで給料への不満を吐露し、ちょっとした炎上を引き起こしました。

「給料が全盛期の4分の1になってしまった」と嘆く粗品に、「いい時が良すぎたから、ハードルが上がったんちゃうかな」とフォローするせいや。その一方で「コイツは感覚がおかしい。正直、使い切れないくらいもらっている」と、粗品の金銭感覚にも問題があると指摘しました。

せいやはクイズ番組などへの単独出演も増えている他、日曜劇場「テセウスの船」にも主要キャストで抜擢されるなど、人当たりの良さで活動の場を広げています。一方、粗品は自他ともに認めるギャンブル好きのクズキャラぶりで、しばしば評判を落とす言動も。レギュラー番組の終了で「消えた」と言われるのは、こうしたことも理由のひとつかもしれません。

霜降り明星が消えた説は大いなる勘違い？

霜降り明星は消えたわけではない？実力で測れないテレビ事情とは

霜降り明星は、2018年の「M-1グランプリ」で優勝したことをきっかけにブレイク。一気に露出が増えたため勢いだけと思われがちですが、せいやのアドリブ力と粗品のツッコミから生まれる笑いは、多くの先輩芸人が認めています。

しかしテレビで活躍するには、メインの視聴者である中高年層に受け入れられなくてはなりません。中高年層にとって、霜降り明星をはじめとする第7世代の笑いは「何が面白いのかわからない」と感じることも多いらしく、万人ウケする芸風の芸人に競り勝つのは厳しいのかもしれません。

霜降り明星が消えた説はウソ？テレビ出演は今も安泰

第7世代という言葉を聞くことが減り、一時のような勢いは過ぎた感がある中、勢いを増しているのが千鳥、かまいたち、チョコレートプラネットといった、いわゆる第6世代。彼らは今の時代に合った笑いにも、テレビ向けの笑いにも対応でき、時代の波に影響されない芸風で安定した人気を保っています。

霜降り明星は、YouTubeチャンネルでレギュラー番組が減ったことに言及。「最後の一番組になるまで頑張りますから！」と力強く言う粗品に、せいやも「いいこと言うね！」と返していました。この配信に、ファンからは「2人ともお笑いが好きで、仕事が好き。楽しんでいることがよく分かる」「ラジオも YouTubeもかぶらないでどちらも面白いなんてスゴい」など、多くのコメントが寄せられています。

テレビのレギュラー番組が一度に終了したことで「消えた」と言われる霜降り明星ですが、実は2022年8月現在も、テレビは準レギュラーも含めて8本、ラジオも2本の冠番組を抱えています。しかし大半が深夜番組で、その多さが認識されにくいのかもしれません。若い世代のファンを持つだけに、起用される番組もその世代に合わせた時間枠になるのでしょう。

史上初の平成生まれでM-1の優勝コンビとなり、なんばグランド花月の公演でトリを務める実力は疑いようがない霜降り明星。 「しもふりチューブ」では162万人を超えるファンを抱え、活躍の場はテレビ以外にもたくさんありそうです。