「スタジオパークからこんにちは」伊藤雄彦アナは歴代最悪のド下手司会者?NHKの救済策とは?

2019年3月5日 更新

「スタジオパークからこんにちは」伊藤雄彦アナは歴代最悪のド下手司会者?NHKの救済策とは?

「スタジオパークからこんにちは」伊藤雄彦アナはド下手で不勉強な司会者?!

「スタジオパークからこんにちは」は、NHK総合テレビで、1995年から放送が開始した、お昼のトーク番組です。司会は代々、NHKアナウンサーが務めており、2013年から現在までは、伊藤雄彦(いとうたけひこ)アナが、その大役を担っています。

「スタジオパークからこんにちは」の番組の主旨は、司会者と、日替わりのゲストがトークを展開するというもの。例外を除いて、ほぼ生放送で提供されてきました。当初は視聴率1~2%だったマイナー番組が、局の看板番組に育ったのは、歴代司会者たちの手腕の賜物といってもいいでしょう。

しかし、伊藤雄彦アナには、「スタジオパークからこんにちは」の司会者就任当初から”ド下手司会者”との悪評が絶えません。進行が拙すぎて常に上の空で、ツッコミはとんちんかん、ゲストのボケを粗末にも潰してしまうという、コミュニケーション能力。その上、ゲストのプロフィールはおろか、同局の主砲ともいうべき朝ドラの役名を読み間違えは、さすがにいただけません。

「スタジオパークからこんにちは」まさかの伊藤雄彦アナ続投にNHKが打ち出した奥の手!

「スタジオパークからこんにちは」は生放送ですから、伊藤雄彦アナのド下手司会に、ゲストが不機嫌さをにじませるといった醜態も、流されていました。伊藤雄彦アナの司会就任から1年後、2014年春の番組改編時には、視聴者の間で降板説が囁かれたのも当然といえば当然です。

ところが、降板したのは、週替わりで共に司会を務めていた米田弥央(よねだみお)アナのみで、問題の伊藤雄彦アナはまさかの続投。しかも、番組枠が拡大されました。とはいえ、天下のNHKが、過去1年間の事態を看過するはずもなく、この続投には、番組始まって以来の策が講じられていました。

以来、「スタジオパーク」では、サポートMCとして、高畑淳子や、竹下景子、戸田恵子、清水ミチコといった大御所たちがゲストのトークを担当し、伊藤雄彦アナの粗をカバーし続けている……というのが、一般的な見解となっています。

「スタジオパークからこんにちは」ファンが選ぶ神回ゲスト一覧!

「スタジオパークからこんにちは」最も度胆を抜かれた超神回は料理研究家・平野レミ!

「スタジオパークからこんにちは」では、”アンコール回”と称して、過去のゲストトークが再放送されることがあります。そんな中、番組ファンから最も再放送が期待されている神回といえば、料理研究家・平野レミがライブ料理を行った、2015年7月8日の放送回。

平野レミは、NHKの「きょうの料理」でも放送事故級の言動で視聴者を魅了している人物ですが、生放送での破壊力は、より凄まじいものがありました。この日、平野レミが番組で披露したオリジナルレシピは、米の代わりにパンを用いた「チャーパン」をはじめ、「バカのアホ炒め」「ペテンダック」と、あまりにも独創的なものばかり。

特に、コロッケの中の具にコーンフレークをふりかけた「ごっくんコロッケ」は、口の中でコロッケの味を楽しむという、食べ手の努力が求められる珍レシピです。そして、「このレシピを考案した頃には結婚していたけど、処女作!」と攻めの姿勢を辞さず、挙句にメイク直しを要求するといった自由過ぎる態度。出演前から、神回となる予感を抱いていた視聴者の期待を上回るはっちゃけぶりで、「スタジオパークからこんにちは」の歴史に名を刻みました。

「スタジオパークからこんにちは」録画しておけばよかった!生放送で明かされた村上新悟の意外な素顔!

「スタジオパークからこんにちは」では、大河ドラマ「真田丸」で直江兼続を演じた俳優・村上新悟がゲストとして登場した2016年9月5日放送回も、神回として話題となりました。「真田丸」出演で、イケメンボイスとして人気急上昇中の村上新悟に朗読劇を要求するのはいいとして、「ぞうさん、ぞうさん、お鼻が長いのね」を読ませるとは、ギャグ狙いとしか思えません。

そして、”目玉焼き達人”を自称して臨んだ実演調理では、格好よくマイフライパンまで持参したにもかかわらず、黄身を割るわ、焦がすわで、すっかり天然ドジっ子キャラとなってしまいました。村上新悟は、あまりトーク番組に出演する機会のない俳優だけに、「録画しておけばよかった!」との声が続出。これぞ、生放送の醍醐味というものです。この他にも、MC清水ミチコがゲスト黒柳徹子のモノマネでトークに挑んだ”W黒柳徹子回”など、テレビ史上に残る伝説回も多数生み出されています。

「スタジオパークからこんにちは」番組終了を惜しむ声!消えゆくお昼のトーク番組

「スタジオパークからこんにちは」は、伊藤雄彦アナという不安因子を抱えながらも、お昼の顔を担うトーク番組として、お茶の間に浸透していきました。豪華サポートMC陣を投入したNHKの救済策の功もあったかもしれませんが、”ド下手司会者”の話題性も、番組人気の一助となっていた可能性はありそうです。

また、民放の「徹子の部屋」が正午枠へ移動し、「ごきげんよう」が終了したため、午後1時台では唯一のトーク番組となったことも、大きかったように思われます。「スタジオパークからこんにちは」は、1995年のスタート以来、堀尾正明アナ、有働由美子アナなど、そうそうたるメンバーで22年間放送されてきましたが、2017年3月17日をもって、その歴史に幕を下ろすこととなりました。

新年度からは、午後1から3時間ブチ抜きの情報番組「ごごナマ」が放送される予定です。現在、午後1時台では、TBS「ひるおび!」や、日本テレビ「ヒルナンデス!」、フジテレビ「バイキング」、それ以降は「ミヤネ屋」など、民放の昼は情報番組系がしのぎを削っています。その視聴率戦争に殴り込みをかける形で、人気番組「スタジオパーク」を打ち切りにしたNHKの意気込みは、中途半端なものではないはずです。

レギュラー司会者に、日活ロマンポルノ出身でぶっちゃけトークで人気の女優・美保純を持ってきたことからも覚悟のほどがうかがわれるというものです。そうなると、新たに始まる「ごごナマ」への期待は、確かに膨らみます。一方で、視聴者からは「スタジオパーク」終了を惜しむ声と共に、番組が生んできた奇跡の神回の再放送を熱望する声が続出中。数少なくなったトーク番組が、また1つ消えゆく現状に、一抹の寂しさを覚えます。

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