2022年3月22日 更新
出身:東京都
身長:175cm
血液型:O型
所属事務所:舞プロモーション
人気俳優・高橋一生のプロフィールをご紹介
高橋一生のざっくりプロフィール
高橋一生(たかはし・いっせい)は東京都港区赤坂出身の俳優です。
幼い頃から児童劇団に所属し、芸能人が通うことで有名な堀越高等学校を卒業しています。ちなみに同級生には、V6の岡田准一、女優・タレントの新山千春などがいるそうですよ!
1990年、10歳のときドラマ『ニューヨーク恋物語Ⅱ・男と女』(フジテレビ)で子役デビュー。これがデビュー作とは思えない堂々とした演技が当時話題になりました!
1995年には、スタジオジブリ作品『耳をすませば』で声優デビュー。主人公・月島雫が想いを寄せる青年・天沢聖司を演じました。最近になって気付き、驚かれた方も多いのではないでしょうか?
2004年のドラマ『怪奇大家族』(テレビ東京)で連続ドラマ初主演。しかし、その後はしばらく鳴かず飛ばずな時期が続きます。
転機が訪れたのは、2015年。ドラマ『民王』(テレビ朝日)で演じた役で、第1回コンフィデンスアワード・ドラマ賞、第86回ザテレビジョンドラマアカデミー賞でそれぞれ助演男優賞を受賞。高橋が演じた役にフォーカスしたドラマ特別編も制作されました。
2017年には、松たか子、満島ひかり、松田龍平ら豪華俳優陣と共演した『カルテット』が大ヒット。こちらでも第7回コンフィデンスアワード・ドラマ賞助演男優賞を受賞。同賞の年間大賞でも助演男優賞を受賞するなど、高い評価を受けました!
その後は大河ドラマ『おんな城主 直虎、『わろてんか』(NHK)、連続テレビ小説『僕らは奇跡でできている』(フジテレビ)、ドラマ『凪のお暇』(TBS)など、続々ヒットをとばしています。
高橋一生の壮絶な生い立ちを深堀り
高橋一生は、男ばかりの5人兄弟の長男ですが、4人の弟たちとは父親が違います。高橋は1人目の父親の子どもであり、次男と三男は2人目の父親、四男と五男は3人目の父親の子ども、と複雑な家庭環境だったことがうかがえます。
2人目、3人目の父親、そして2015年には母親が他界していますが、弟たちとはどのような関係なのでしょうか?
「兄というより若い父親」 高橋一生と異父弟たちの関係は?
高橋一生の母親は自由奔放で金銭感覚の緩いいわゆる”毒親”で、高橋ら子どもたちはよく母親に指示されて知人にお金を借りに行っていたそうです。
高橋が成長すると、今度は高橋自身に頻繁にお金を借りるようになっていきました。
また、母親はお金が足りなくなると、子どもたちの私物を勝手に売ってお金にすることもあったそうです。
あるとき、高橋の車を勝手に売ったことが分かり、それがきっかけで堪忍袋の緒が切れ、「縁を切る」と家を出ました。
それから10年ほど経ち、母親が癌で病床に伏したころ弟から連絡があり、やっと会いに行ったそうです。痩せ細った母に、「弟はなんとかするから休んで」と言った高橋。その一週間後に母親は息を引き取りました。
末の弟とは18歳も年が離れているそうで、昔は弟のおむつを換えたり、ミルクをあげたりとまるで父親の様に世話をしていたようです。
また、家族のために家計簿をつけたり、寿司職人になりたいという弟には修行をさせてくれる知人の店を紹介したりと、親のように弟たちを支えてきました。
2017年1月21日の「スポニチ Sponichi Annex」のインタビューでは、「若い頃っていうのは、ある抑圧をかけないといけない。ちゃんと規律的なことをやってからの自由っていうのが一番美しい。(弟たちには)規律みたいなものをしっかり持っていてもらいたい。」とまさに父親のような厳格な思いを語っています。
実際、三男でバンドグループ「never young beach」のボーカル・ギターの阿部勇磨に対して、「売れなくてもいい。でも真剣なら、プロの世界で勝負しろ」とメジャーデビューを勧めたそうです。阿部自身も、兄・高橋一生の影響でバンドを始めており、兄を慕っている様子がうかがえます。
高橋一生のどこか影があるような、ミステリアスな役柄での怪演は、過去の壮絶な経験と、自身の信念の強さから生まれた賜物なのではないでしょうか。
カメレオン俳優!高橋一生の出演作を振り返り
ここで高橋一生が過去に出演した映画作品・役柄・反響などを振り返ってみましょう!
2016年7月公開 『シン・ゴジラ』 監督:庵野秀明、樋口真嗣
長谷川博己、竹野内豊、石原さとみなど豪華俳優陣との共演も観どころである『シン・ゴジラ』。
高橋は、”大怪獣・ゴジラ出現”という未曽有の危機に面しても、冷静かつ理路整然とした一癖ある研究者を演じ、総勢328名のキャストの中でも強い印象を残しています。
ファンからは、「はじめはダルそうにしているのに、いざという時に誰よりも真剣な表情をみせて、一気に引き込まれた」「(この役を)ほかに演じるなら誰かな?と考えても出てこないくらい、ハマり役だった!」と、絶賛されています。
2018年10月公開 『億男』 監督:大友哲史
兄の借金を背負い妻子に逃げられた生活から一転、宝くじで3億円が当選した一男(佐藤健)は、突然手に入った見たこともない大金に戸惑います。「3億の有効的な使い方を教えて欲しい」と、大学時代の親友で企業をして億万長者になっている九十九(高橋一生)と再会しますが、次の日、一男が目を覚ますと、九十九は3億円とともに姿を消していました…。
高橋演じる九十九は、若くして成功するも、その成功と副産物「お金」により、仲間も仕事も失ってしまいます。一男だけでなく、観ているこちら側にも「お金とはなにか?本当に大切なものはなにか?」という質問を投げかけ、考えさせてくる重要なキャラクターです。
”若々しく純粋で希望にあふれた高橋一生”と、”影があり不気味な高橋一生”。両方を堪能できる一生ファン必見の作品です!
2019年8月公開 『引っ越し大名!』 監督:犬童一心
星野源、高畑充希、濱田岳など旬な若手俳優が多く出演している、笑って泣ける江戸時代コメディ。
江戸時代に実在し、生涯7回も引っ越しをさせられた大名のもとで、引っ越し奉行を命じられた内気な侍・片桐春之助(星野源)と、彼を取り巻く仲間たちのドタバタ引っ越し奮闘記です。
高橋は、藩きっての剣術の使い手・高村源右衛門を演じています。高村が春之助を引っ越し奉行に推薦したことで、物語が動き出します。
普段は静かで淡々とした役を演じることが多いイメージの高橋ですが、本作では海辺を無邪気に走ったり、仲間と共に大声で歌ったりと、底抜けに明るい体育会系武士を見事に演じ切っています。
ファンからも「高橋一生の意外性満点!」「冷静で静かなイメージの高橋が、本作ではとても豪快な姿をみせていて、演技の幅の広さに驚いた!」と、高橋の違った一面が観られると好評です!
2020年10月公開 『スパイの妻』 監督:黒沢清
メガホンをとった黒沢清監督が、第77回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞するなど、世界的にも話題になった高橋一生の最新作です。
高橋お得意のミステリアスで影がありつつも、信念を持って生きる男を演じています。
「感情を表に出さない役柄であるにも関わらず、観客の琴線に触れる演技に圧巻」「髪をピシッと固めスーツを着こなす姿がかっこいい!外見とは裏腹に闇を抱えている演技が流石だった」など、高橋の演技力を改めて感心したファンが多いようです。
様々な役を演じ切り、主役でなくとも常に存在感を放っている高橋、これからの出演作にも注目です!