高田萌生投手の巨人二軍成績がスゴい!松坂二世が覚醒で年俸アップをつかめるか?

1998年7月4日に岡山県で出まれた高田萌生(たかたほうせい)は、読売ジャイアンツに所属するプロ野球選手です。

2016年10月に行われたプロ野球ドラフト会議において、読売ジャイアンツより5位で指名を受け入団した高田萌生。その際の契約金は推定3500万円、推定年俸は500万円でした。背番号53を背負うこととなった高田萌生は、そのプレースタイルや投球フォームなどが松坂大輔を想わせると言われており、松坂二世との呼び声も高い逸材です。

小学校3年生の頃からソフトボールを始め、明徳義塾中学校では迷うことなく軟式野球部に所属。3年生の時に四国大会ベスト4という好成績を収めた高田萌生は創志学園高校へ進学し、3年生で春夏連続の甲子園出場を果たしました。

高田萌生の持ち味は、なんといっても高いところから繰り出される最速154キロのストレート。加えて2種類のスライダーにフォーク、カーブといくつもの球種を使い分ける器用さは、投手として大きな強みとなるものです。

ドラフト5位入団!意外に低いとの声も?

2016年のドラフト会議で5位指名を受け、読売ジャイアンツへ入団した高田萌生ですが、当時、一部では指名順位が低すぎではないか?という驚きの声もありました。これまでに高田萌生が培ってきた実績やアピールしてきた能力、そして今後の鍛錬によって発揮されるであろう魅力を考えると、妥当ではないという見方が強かったようです。

ジャイアンツのスカウトは、2巡目までに指名がかかるだろうと春の時点で予測していたといいます。そんな中での5位指名となったのは、上背のなさとストレートを決め球にしている割に奪三振率が低めなこと、夏の甲子園で10点を献上し、途中降板となったことが影響したのではないかとされています。

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高田萌生の成績は?1軍初先発は思わぬ結果に

150キロを超えるストレートと、かつての松坂大輔を彷彿させる投球フォーム。「松坂二世」とも言われる高田萌生の投球センスは天性のものと言う他なく、プロ野球の世界でさらに磨かれていくだろうと思われていました。

2018年7月29日に行われた中日戦で、高田萌生は記念すべきプロ初登板・初先発を飾りました。東京ドームに集まった約4万人近くのファンの前で華々しくデビューとなるはずが、2回を投げて6失点と悪夢のような連打を浴び、マウンドを降りることとなってしまいます。

「自分のレベルが足りていなかったことが一番大きい」と自ら振り返る高田萌生。1軍のマウンドは2軍とはまったく異なり、なんとも言えない独特な雰囲気があったといい、「あの雰囲気のなかで本来の力を出し切れてさえいれば、結果は違ったかもしれません」と悔しさをにじませました。この経験を軸に、飛躍してくれることを祈ります。

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高田萌生の二軍成績がスゴかった!

1軍初登板は苦い思い出となってしまった高田萌生ですが、原辰徳監督が先発のマウンドを任せたのは、彼の二軍成績に理由がありました。

2018年シーズンのイースタン・リーグで21試合に登板した高田萌生は、他チームの二軍投手を圧倒する113回を投げ、11勝2敗、防御率2.69、勝率.846と抜群の安定感で、最多勝利、最優秀防御率、最高勝率の三冠を獲得。この成績に注目した原監督は、11月8日に東京ドームで行われたMLBオールスターチームとのエキシビションマッチの先発を、高田萌生に託しています。

2019年シーズンは6月19日、交流戦のオリックス戦が1軍初先発となった高田萌は4回3失点とまたしも手痛い洗礼を受け、登録を抹消されています。しかし、2軍成績は7月時点で15試合に登板して4勝を挙げ、防御率2.51と悪くない数字で、7月8日に戸田球場で行われたヤクルト戦に先発した際も、6回を投げて3安打5奪三振で無失点に抑えています。

1軍のマウンドに潜む魔物と向き合い、思い切りの良いピッチングができるようになることが、ローテーション入りするための課題といえそうです。

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憧れの松坂大輔との自主トレで飛躍!

松坂大輔に続く逸材として、日々鍛錬を重ねている高田萌生。2019年初頭には自ら松坂大輔に連絡をとり、合同自主トレを志願していたといいます。プロ3年目となる高田萌生にとって、実現すれば大きく飛躍する足がかりとなったに違いありません。

しかし残念ながらスケジュールが合わず、次回以降にという話に。ただ何もなしに終わったわけではなく、高田萌生は自身の課題などを松坂大輔に電話で伝え、大きなヒントなる重要なアドバイスを受けたのだそう。

松坂大輔が自身の理想ともしているのは、力を入れずに力強いストレートを投げること。この言葉が高田萌生自身にも刺さったようです。ストレートを投げる時と変化球を投げる時の腕の振りが大幅に変わってしまわないよう、今できる練習で課題の克服を目指していくことでしょう。

1軍のマウンドに立ったのは二度ながら、2018年は520万、2019年は680万と、高田萌生の推定年俸はルーキーイヤーの500万から少しずつ上がっています。1軍で2軍のような安定したピッチングができれば一気にアップすることは間違いないだけに、今後の活躍に期待したいものです。

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