2022年8月16日 更新
辻仁成のプロフィールを紹介!
ミュージシャンであり、作家・演出家、映画監督と多彩な才能に恵まれた辻仁成。本名は「つじひとなり」ですが、ミュージシャンや映画監督として活動する時は「つじじんせい」と名乗っています。
辻仁成は1959年10月4日、東京都日野市で生まれました。1985年にECHOESというバンドでデビューし、ボーカルを担当。その傍らで作家としても活動を始めます。1989年には小説「ピアニシモ」で「第13回すばる文学賞」を受賞。この作品が、作家としてのデビュー作となりました。
ECHOESは1991年に解散しますが、辻仁成はその後もソロで音楽活動を続けながら執筆活動も継続し、1997年には「海峡の光」で「第116回芥川賞」を受賞。1999年には「白仏」で、日本人初となる「フェミナ賞」の外国小説賞を受賞しています。
辻仁成のムスコ飯とは?嫁は誰?
辻仁成は、三度の結婚・離婚を経験しています。初めての結婚は大学生時代で、相手は一般女性だったようです。結婚生活はあまり長く続かなかったと言われていますが、詳しいことは明かされていません。
二度目の結婚は1995年、相手は女優の南果歩で、息子が一人生まれていますが、2000年3月に離婚しています。
そして2002年6月、辻仁成は女優の中山美穂と三度目の結婚を発表。翌2003年にはフランスへ移り住み、2004年1月に生まれた息子と三人で生活していましたが、2014年7月に協議離婚が成立しました。
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中山美穂と離婚後、辻仁成はシングルファーザーとして息子を育てています。離婚が成立した時、息子は10歳でした。思春期でもあり、父親として様々な葛藤を抱えてきたことでしょう。頼れる親族はみんな日本にいるので、育児に行き詰まって日本に帰りたいと思うことも多々あったようです。
それでも辻仁成がフランスでの生活を続けるのは「パリで生まれ育った子供を親の都合で振り回すわけにはいかない」という気持ちがあるからだといいます。自分が辛い状況時でも、一番に息子のことを優先してきたのでしょう。
父子2人の生活がスタートする時、息子に「僕はね、大人になったら幸せな家族を作るんだ。奥さんと2人の子供がいて4人家族なんだ。毎日笑顔が絶えない家庭なんだよ。パパも遊びに来てね!」と言われた辻仁成。息子にすまないという気持ちから心の中で号泣してしまったと、2018年9月に「女性自身」のエッセイ「ムスコ飯」で明かしています。
息子と2人きりの生活は、楽しいことはもちろん、大変なこともたくさんあったといいますが、その中でも辻仁成は家事と育児を両立させ、息子に愛情のこもった「ムスコ飯」を作り続けていました。フランスでの生活とあわせてレシピを紹介するエッセイ「ムスコ飯」は、辻仁成が自身のツイッターに投稿していた料理が話題を呼び、「女性自身」でコラムとして連載することになったのだとか。
中山美穂と離婚した直後の2014年9月からスタートし、2018年9月25日の最終回まで187回続いた「ムスコ飯」のバラエティに富んだレシピは、主婦に大人気でした。最終回で辻仁成が紹介したのは、息子がYouTuberのレシピを見てアレンジしたという「クロックムッシュ」。まさに「ムスコ飯」で、最終回にふさわしいレシピでした。
このエッセイで紹介された数々のレシピは、2016年4月19日に「パリのムスコめし 世界一小さな家族のための」として出版されています。また、「ムスコ飯」の連載は終了しましたが、辻仁成のインスタには頻繁に美味しそうな料理の写真が投稿されています。
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辻仁成が息子にあてたツイートが名言すぎる!
辻仁成の「息子よ」から始まるツイートが、数年前から話題を呼んでいます。多くのフォロワーが共感し、勇気をもらえると好評ですが、実はこのツイートは、息子だけにあてたものではないようです。
ツイートについて、2017年11月に朝日新聞の取材を受けた辻仁成は「息子に、というよりも自分よりも年少のフォロワーのみなさんに向けて書いてます。そもそも息子はパリ生まれのパリ育ちだから漢字は読めませんので」と話しています。
始まりは落ち込んでいた息子を励ます言葉をつぶやいたものだったのが、フォロワーの反響が大きかったことで、いつしか自分と境遇の似た人たちへ向けてのメッセージになっていったのだとか。
ツイートが好評を得ている理由について、「パリ在住の父ちゃんが人生相談に乗ってくれてる、みたいな感覚なのかもしれませんね」という辻仁成。これまでのツイートから厳選されたメッセージは、2018年2月14日に「立ち直る力」として一冊の本にまとめられました。
2019年5月12日には、こんなツイートをしています。
「息子のいいところをできるだけ見てやっています。悪いところだけ叱っても急によくはならないからね。いいところ気がついたら細かく褒めます。すると悪いところのことが話しやすくなるし。いつもいいところを見られてるから悪いところは治そう、と思ってもらえたら嬉しいかな」
このツイートもフォロワーからの反響が大きく、いいねやリツートがたくさんされていました。
フォロワーに向けて発信する一方で、「実は自分自身を励ましたりもしてるんです。そして、フォロワーの皆さんの反応やメッセージに救われることも」あるというツイートは、これからも続いていくのでしょう。
2018年5月、辻仁成は息子と2人でYouTubeチャンネル「2G(ツージー)」を開設しました。自宅やパリの街角で歌ったり、レシピを紹介したりしている動画は、現在中学生の息子がチャンネルのロゴマークや待機画面のデザイン、企画まで担当しているそう。息子の成長に目を細めながら、楽しく配信作業をする辻仁成の姿が浮かぶようですね。
今年10月には60歳を迎える辻仁成。これからも息子との生活を楽しみながら、たくさんの人を勇気づけ、元気にするメッセージを発信し続けてくれることでしょう。
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