2018年10月28日 更新
角替和枝は病気を患っていた!ゲームの腕前が凄すぎる!?
角替和枝は病気を患っていた!夫・柄本明と二人三脚で歩んだ闘病生活
角替和枝(つのがえかずえ)は、芸歴35年以上のベテラン女優です。夫は、大ベテラン俳優の柄本明です。1998年には映画「カンゾー先生」で日本アカデミー賞「最優秀主演男優賞」や報知映画賞「主演男優賞」を受賞し、2011年には紫綬褒章を授与されるなど、硬軟自在な演技力が高く評価されています。
劇団「東京乾電池」に所属したことがきっかけで知り合った角替和枝と柄本明は、恋愛関係に発展しそのまま結婚。現在も、柄本明が座長を務める劇団「東京乾電池」に2人そろって所属しています。
実は、角替和枝には、うつ病に悩まされていた時期がありました。2009年、夫婦でニューヨークへ行った際に心臓に痛みを覚えた角替和枝は、帰国後に診察を受けます。すると、受診を勧められたのが精神科でした。「心臓が悪いのではないか?」と尋ねた角替和枝に対する医師の返事は「心臓は『心の臓』」。胸の痛みは頭(心)からきているとの診断結果が出て、精神科にてうつ病と診断されました。
思い返せば、眠れない日があったり、急に「死」について考えたりするなど、心身の異変は確かに起きていたという角替和枝。医師から「今までつらかったでしょう?」と言われた時には、思わず声を上げて泣いてしまったと言います。そして始まった治療のひとつに、朝6時に起床して夜10時に就寝するという「早寝早起き」がありました。
夫の柄本明は、毎朝先に起きて6時になると角替和枝を起こすという生活を1年間ずっと続けてくれたそうです。また、通院の際には、仕事を調整して付き添ってもくれたとか。角替和枝に対する柄本明の愛情の深さが伝わってくるエピソードです。こうして2年ほど治療を続けてうつ病を完治した角替和枝は、今は元気に暮らしています。
角替和枝がゲームに熱中しぎて疲労骨折!
角替和枝に意外な趣味があることをご存じでしょうか?それは、テレビゲーム。熱中し過ぎるあまり、3日間ほどほぼ徹夜でゲームをしていたこともあるというから驚きです。寝る間も惜しんでゲームに没頭するとは、正真正銘のゲーマーと言えるでしょう。「クラッシュ・バンディクー」というアクション系のゲームをしていた時には、手を酷使しすぎて疲労骨折。
さらに、その手を固定しながらやり続けたという逸話もあります。出産した後もゲーマー現役だった角替和枝は、子供たちへの教育にもゲームを活用していたようです。長男・柄本佑は、「母親(角替和枝)からは、『ゼルダやマリオから何を学んだ!?』と怒られた」と明かしています。
角替和枝のはまり役は?息子や嫁も俳優、長女の職業は?
角替和枝のはまり役は口うるさい姑役?!
年齢柄、近年は、お母さん役やおばさん役を演じることが多い角替和枝は、ある時は優しいお母さん、またある時はちょっとぶっ飛んだおばさん役までをこなす名バイプレーヤーの1人と言えます。2014年に放送されたNHK朝ドラ「花子とアン」では、仲間由紀恵演じる葉山蓮子と駆け落ちした宮本龍一の母・宮本良子役で出演。葉山蓮子に対して何かと口うるさい姑役として記憶されている方も多いのではないでしょうか。
角替和枝の息子や嫁も俳優として大活躍!長女の職業は?
角替和枝の2人の息子たちも俳優です。長男は柄本佑で、次男は柄本時生。今やすっかり知名度が上がり、テレビや映画で見ることが多くなりました。柄本佑の芸歴は長く、10代の頃から俳優としてテレビドラマに出演しており、その独特の存在感や演技力の高さから主役から脇役までこなす活躍ぶりです。
まさに両親の俳優としての遺伝子を受け継いだ才能の持ち主と言えるでしょう。柄本佑の嫁は、同じ芝居の世界に生きる安藤サクラ。出産後に朝ドラのヒロインに抜擢されたことでも話題を集めている実力派女優です。角替和枝の次男の柄本時生は、自称ぶさいくキャラで、個性的な顔立ちを生かし、彼でないとできないような役柄も数多く演じています。
消費者金融のプロミスのCM出演で顔を覚えている方もいるでしょう。角替和枝の子供としては、俳優をしている2人の息子ばかりが知られていますが、実は、兄弟の上には「かのこ」という名前の姉が1人います。俳優ではないので詳細な情報は公表されていませんが、両親の影響もあってか映画が大好きとか。現在は、映画好きが高じて映画関係の仕事に就いているそうです。
角替和枝が「やらないなら一生仕事やめな」と嫁・安藤サクラにエール!
角替和枝の長男・柄本佑の嫁である安藤サクラが、2018年後期のNHK朝ドラ「まんぷく」でヒロインを演じることが発表されました。安藤サクラと言えば、2017年6月に長女が誕生したばかりで、まだ子供に手がかかる真っ最中という新米ママです。
そのため、「自らの手で子育てしたい」と考えていた安藤サクラは、「まんぷく」のオファーを受けるかどうかとても悩んだと言います。そんな時、彼女の背中を押したのは、同じ芝居の世界に生きる家族たちでした。2018年は「大厄」の安藤サクラに、「大厄の年だからこそ大役を。やらないなら一生仕事やめな」と、姑らしからぬファンキーな励ましの言葉を投げかけたのは角替和枝。
安藤サクラの父・奥田瑛二は「これは挑戦ではなく冒険だ」と励ましたそうです。こうして、NHKの朝ドラ史上初のママさんヒロイン安藤サクラが誕生しました。これまでも常に新しい女性像を描き続けてきたNHKの朝ドラらしく、「まんぷく」が社会にどのような風を吹かせてくれるのか期待が高まります。
安藤サクラの母・安藤和津によると、大阪で撮影が始まった後は、「(奥田瑛二、安藤和津、柄本明、角替和枝の)超強力『ジジババ』応援団が大阪に乗り込みサポートする」とのこと。NHK BSプレミアムドラマ「荒神」出演など、自身の仕事も続く角替和枝ですが、さらに大忙しな半年となりそうです。これからも、ゲームはほどほどに、愛嬌のあるお芝居で活躍を続けていってほしいですね。