内田春菊がガンを告白!漫画や小説などの書籍や映画作品で人気なのは?
内田春菊がガンを告白!大腸がんにより人工肛門になったことも漫画で明かした
内田春菊は、漫画家、小説家として活躍する一方で、女優や歌手の顔も持つ多才な人物です。そんな彼女が大腸がんを患い、2016年に手術を受けたことを告白。2017年4月に発売されたコミックエッセイ「私たちは繁殖している」の16巻では、大腸がんの告知を受け、人工肛門を造設したことまで明かしています。
作中では、手術や抗がん剤治療について、「なってみると知らないことばかりでした」と語っている内田春菊。告知を受けてからの自身の気持ちや、4人いる子供たちの様子も漫画に描いています。
内田春菊の漫画や書籍の人気作は?ライフスタイルを赤裸々につづる!
内田春菊が作中で大腸ガンを告白した「私たちは繁殖している」は、恋愛や子育てなどのライフスタイルを赤裸々につづるコミックエッセイで、彼女の漫画作品の中でも人気作の一つ。他にも、高校生の南くんの恋人ちよみが身長15cmになってしまう漫画「南くんの恋人」も人気で、何度もドラマ化されました。
2004年にドラマ化された時には、嵐の二宮和也が主演しています。半自伝的小説として発表した「ファザーファッカー」は、直木賞にノミネート。内田春菊は、映画版で、歌手役での出演も果たしました。
内田春菊の子供の名前が凄い!歴代の夫や年下の彼氏が気になる!
内田春菊の4人の子供の名前が凄い!α、β、γ、δ?!
コミックエッセイ「私たちは繁殖している」では、自身が大腸がんを患ったことを4人の子供たちがどう受け止めたのかを描いている内田春菊。母親思いの優しい子供たちですが、その名前が凄いことをご存じでしょうか?内田春菊の4人の子供の名前は、長男が在波(あるは)、長女が紅多(べえた)。さらに、次女は紅甘(ぐあま)で、次男は出誕(でるた)です。
α、β、γ、δのギリシャ文字になぞらえて名付けたようで、かなり独特なネーミングセンスですが、子供たちは順調に成長。長男の在波は成人してもう24歳、長女の紅多は美大生、次女の紅甘は17歳で、次男の出誕は15歳になっています。
内田春菊の3人いる歴代の夫や年下の彼氏が気になる!
4人の子持ちの内田春菊ですが、現在はシングルマザーです。これまでに、3度結婚し、3度離婚しています。最初の結婚は、20歳の頃に年上の男性と。しかし、子供を妊娠してすぐに離婚。2度目の結婚&離婚はバンドのドラマーとで、彼との婚姻期間中に、最初の結婚相手との子供が誕生しています。
その後、俳優の貴山侑哉と3度目の結婚をしますが、2005年に離婚。とはいえ、2012年までは同居して事実婚の状態をとっていたそうです。事実婚を解消した後で、17歳年下の彼氏がいることが公式ブログ等で公表されています。
内田春菊のがんに負けないすごいバイタリティ!人生が波乱万丈すぎる
大腸がんを患いながらも、現在は無事に仕事にも復帰している内田春菊。その経験は、しっかり仕事にもいかされ、闘病の様子をコミックエッセイにまとめた「がんまんが~私たちは大病している~」の電子配信が、2017年8月からスタートしています。配信はまだ始まったばかりですが、がんの告知から、入院、手術、抗がん剤治療、人工肛門造設後の生活の変化までしっかり描いていくとのこと。内田春菊の持ち味ともいえる赤裸々さで、普通ならば隠したい部分もストレートな筆致で明かしていってくれるのでしょう。
このような精力的な活動は、漫画だけにとどまらず、2017年8月26日には、横浜本牧市民公園内野外特設会場で開催された「YOKOHAMA本牧ジャズ祭2017」に、「キャバレー夏の大忘年会(キャバレージャズ)」のゲストボーカルとして出演しています。とても、その前年に大腸がんの手術をした人とは思えないアクティブさです。これが、3度の結婚と離婚を乗り越えて、4人の子供を育ててきた人ならでなのバイタリティなのかもしれません。
実際、結婚や離婚だけでなく、内田春菊の人生は、少女時代から苛烈なものだったことは有名です。中学生の頃に養父から性的虐待を受け、15歳で家出をして、高校も退学しています。印刷会社や、バーのホステス、ウエイトレス等と、さまざまな職業を転々としつつ、1984年に、25歳で漫画家としてデビューを果たした内田春菊。もともと漫画は好きだったそうで、漫画家になるのを嫌っていた母親に隠れて幼い頃から書いていたとか。
性的な事柄も赤裸々に、しかも、女性ならではの視点で文学的に描く作風は貴重で、大きな注目を集めました。赤裸々な内容とは裏腹に、絵柄はポップでかわいく、読みやすかったことも功を奏したのでしょう。1986年には、代表作となる「南くんの恋人」を発表。その後も途切れることなく描き続け、人気漫画家として成功を収めました。
しかし、内田春菊はそこで立ちどまることなく、1993年には、半自伝的小説「ファザーファッカー」を発表。養父からの性的虐待を告白した衝撃的な内容でベストセラーになります。その後に発表した「キオミ」は芥川賞にノミネートもされ、小説家としても確固たる地位を築きました。
このように、内田春菊の人生は、性的虐待や家出、離婚や、ガンの闘病と、多くの困難から立ち上がってきた歴史と言えます。彼女は1959年8月7日生まれなので、立派なアラ還なですが、これからも立ち止まることなく活動していくのでしょう。