映画「ワンダー 君は太陽」の原作は大ベストセラー小説「Wonder」!天才子役ジェイコブ・トレンブレイ来日決定

映画「ワンダー 君は太陽」の原作は大ベストセラー小説「Wonder」!障害を抱える少年のヒューマンドラマ

映画「ワンダー 君は太陽」の原作は大ベストセラー小説「Wonder」!

映画「ワンダー 君は太陽」は、2012年に発表されたR・J・パラシオの児童向け小説「ワンダー Wonder」を原作とした2017年のアメリカ映画です。著者のR・J・パラシオは、顔の骨格に障害のある少女に出会ったときに、自分の幼い娘が泣きはじめ、うまく対応できなかった実体験をもとに執筆を始めました。

「あの時、どのように行動すべきだったのか」……著者のそんな問題意識から誕生した「ワンダー Wonder」には、障害者の家族が抱くきれいごとでは済まない苦悩や、障害者に向けられる嫌悪感までしっかり描かれています。きれいごとでは済まさずに、読者に深いメッセージを与える作品となったことで、全世界で800万部以上売り上げて、NYタイムズのベストセラーリストの第1位に輝く大ベストセラーとなった小説「ワンダー Wonder」。日本でも、2015年に日本語翻訳版が出版されています。

映画「ワンダー 君は太陽」は障害を抱える少年のヒューマンドラマ!

映画「ワンダー 君は太陽」の主人公の名前はオーガスト・プルマン。病気によって頭部の骨格が正しく形成されない障害を抱えている少年で、顔を見られないようにと、いつも宇宙飛行士のヘルメットをかぶっています。とはいえ、内面は、ゲームやスターウォーズが大好きな普通の少年で、家族は、良き理解者である父と、厳しくも温かい母、思春期まっさかりの姉の4人。

27回も手術を受けて入退院を繰り返していたオーガストでしたが、小学校5年生の時に、普通学級に登校する決意をします。しかし、目の位置が左右でずれ、頬の縫い痕も痛々しいオーガストは、同級生との交流に苦労するばかり。いじめや裏切りにも遭いますが、一方で、オーガストの内面を理解するようになり「友達になりたい」と言う同級生も出てきます。

傷つけられたり戸惑ったりしながらも、人生で初めての困難に負けないオーガストに影響を受けて、彼を取り囲む人たちが変わっていく様子も感動的な映画「ワンダー 君は太陽」。障害を抱えながらも普通の少年らしい生活を送ることができるようになったオーガストには、修了式の日に忘れられない出来事が起こります。

映画「ワンダー 君は太陽」主人公のトリーチャー・コリンズ症候群とは?主題歌はビー・ミラー!

映画「ワンダー 君は太陽」主人公のトリーチャー・コリンズ症候群とは?

映画「ワンダー 君は太陽」の主人公オーガスト・プルマンが抱える病気は、トリーチャー・コリンズ症候群と言います。頬骨の欠如によって目の位置が垂れ下がったり、あるべき場所に耳が形成されなかったりして、顔が変形してしまう先天性の疾患です。

しかし実は、1万人あたりに1人の割合で新生児に見られる病気で、決して珍しいものではありません。症状が顔に現れるため、見た目をからかわれるなど、つらい経験をする患者も少なくなく、同じ障害を抱える人は日本にも多くいますが、映画「ワンダー 君は太陽」に勇気づけられたファンもいるそうです。

映画「ワンダー 君は太陽」の主題歌を歌うのは若手女性歌手ビー・ミラー!

映画「ワンダー 君は太陽」の主題歌「brand new eyes」を歌うのは、ビー・ミラーです。まだ10代の女性歌手で、人気オーディション番組「The X Factor」で注目されたことをきっかけに、2015年にデビューアルバムをリリースしました。パワフルで伸びの良いヴォーカルも魅力のビー・ミラーの歌う「brand new eyes」は、日本語で「新しい瞳」や「新たな門出」といった意味合いで、映画のストーリーにぴったりな曲となっています。

映画「ワンダー 君は太陽」の監督とジェイコブ・トレンブレイの来日決定!

映画「ワンダー 君は太陽」で、主人公オーガスト・プルマンの母親イザベル役を演じるのは、ジュリア・ロバーツです。1990年の大ヒットラブコメ映画「プリティ・ウーマン」で一躍世界的スターになり、2000年公開の「エリン・ブロコビッチ」でアカデミー主演女優賞を受賞し、すっかりベテラン女優になりました。

父親ネート役は、「ズーランダー」や「ミッドナイト・イン・パリ」「ナイト ミュージアム」などコメディ映画界の大スター、オーウェン・ウィルソンが演じています。このように、演技巧者がしっかり脇を固めている映画「ワンダー 君は太陽」が見応えたっぷりなことは、当然と言えば当然かもしれません。

映画「ワンダー 君は太陽」の監督と脚本は、映画「ウォールフラワー」の監督も務め、実写版「美女と野獣」の脚本も担当しているスティーブン・チョボスキーです。主人公のオーガスト役は、トロント国際映画祭で観客賞を受賞した「ルーム」の演技が大絶賛された天才子役ジェイコブ・トレンブレイで、2人が、2018年6月15日の日本公開に合わせて来日することが発表されました。

スティーブン・チョボスキーは「ウォールフラワー」以来5年ぶりで、ジェイコブ・トレンブレイは「ルーム」以来2年ぶりの来日とか。子供が主人公でありながらも、メッセージ性の強いヒューマンドラマに仕上がっている本作のプロモーションで、どのような撮影秘話を明かしてくれるかが今から楽しみです。

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