吉原光夫の「レ・ミゼラブル」が圧巻!身長体重、プロフィールは?
吉原光夫が演じた「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャン役が凄い!
2011年4月、俳優の吉原光夫は、日本公演の歴代最年少となる32歳という若さで、「レ・ミゼラブル」の主役であるジャン・バルジャンを演じました。歴代のジャン・バルジャン役として知られるのは、鹿賀丈史や別所哲也、橋本さとしなどベテラン俳優ばかりです。2013年と2015年には、ジャン・バルジャン役以外に、ジャベール役もつとめています。
吉原光夫が演じるジャン・バルジャンは、歌全体に正義感があふれ、主役としての重みも十分。劇中で歌う「彼を帰して」は、情感を大きく表現し、深い父性愛が伝わってくるものでした。ジャン・バルジャンの生まれ変わろうと決意する前の野獣感や、一転して貧民の味方となって支持を集める市長となってからの紳士感などをうまく表現した吉原光夫の演技はまさに圧巻の一言。観客からは絶賛する声とともに、次回の公演を期待する声が相次いでいます。
吉原光夫はスポーツ選手を目指していた?身長体重、プロフィールは?
吉原光夫は1978年9月22日生まれで、東京都出身です。身長は186㎝あり、体重は明かされていないものの、高校時代はバスケットボールに打ち込んでいたというだけあって、筋肉質な印象を受けます。大学のスポーツ推薦に落ちてしまったことから、高校卒業後はアルバイト生活を送っていたという吉原光夫。
それを見かねた父親から、「専門学校だけは面倒をみてやる」と言われて入学したのが、日本工学院八王子校演劇俳優科(現クリエイターズカレッジ声優・俳優科)でした。1999年に、劇団四季付属研究所に入所した吉原光夫は、「ライオンキング」のシンバ役やムファサ役、「美女と野獣」のガストン役などで、数々の舞台に出演します。
2007年に劇団四季を退団した後は、2009年に、元劇団四季のメンバーと一緒にArtist Company 響人(ひびきびと)を立ち上げました。その後は、自身の劇団である響人の本公演で、「お月様のジャン」のジェフ役や、「夜の来訪者」のグール役をはじめ、「お月様へようこそ」に演出として参画するなど、俳優としてだけではなく舞台演出も手がけるようになっています。
吉原光夫が劇団四季を退団したワケ!結婚した熱愛彼女とは?
吉原光夫が劇団四季を退団したワケとは?その後も数々の舞台に出演!
劇団四季に参加して以降、数々の大舞台でメインキャストを演じてきた吉原光夫ですが、2007年に退団しています。退団を決意したのは、沖縄県の小浜島へ「ジョン万次郎の夢」の公演に行ったときのことでした。吉原光夫ら出演者は、島の子供たちから「夢は何ですか?」と質問されます。
しかし、その場にいた俳優たちは、誰もその質問に答えることができませんでした。その時に、「これはダメだ、何かが違うだろ」と思ったという吉原光夫。そのため、劇団四季からの退団を決めたと、インタビューで語っています。退団後は、一般の仕事をしながら、2年間のブランクを経て、同じく元劇団四季という経歴を持つ広瀬彰勇と高橋卓爾とともにArtist Company 響人を立ち上げました。
その一方で、アメリカで英語と演劇の勉強をしてきた演出家の小川絵梨子や、「楽屋」などを手掛けた日本の劇作家の清水邦夫と組み、数々の舞台にも出演しています。
吉原光夫が結婚した熱愛彼女はタカラジェンヌ!
吉原光夫は、2017年3月13日に、元タカラジェンヌで、現在は女優として活動している和音美桜(かずねみおう)と結婚しました。自身のツイッターにて、「家庭を持った吉原光夫を今後ともよろしくお願いします」と報告しています。結婚相手となった和音美桜は、2001年から宝塚歌劇団の宙組に所属し、「ベルサイユのばら2001」や「パラダイス・プリンス/ダンシング・フォー・ユー」に娘役で出演していました。
同じく元宝塚歌劇団月組娘役だった琴音和葉と、劇団四季に所属する高瀬悠という妹がいるという、芸能姉妹の長女です。吉原光夫と、宝塚歌劇団退団後にいくつかの舞台に出演していた和音美桜との出会いは、「レ・ミゼラブル」での共演だったのではといわれています。このとき、吉原光夫はジャン・バルジャン役で、和音美桜はファンテーヌ役でそれぞれ出演していました。
吉原光夫はクセのある「美女と野獣」ガストンがハマり役!「レ・ミゼラブル」30周年記念公演にも期待!
吉原光夫は、劇団四季時代に、「美女と野獣」で、ヒロインのベルに結婚を迫るガストン役を演じていました。そして2017年、今話題のディズニー最新作である映画「美女と野獣」のプレミアム吹替版でもガストン役を担当しています。2017年4月12日に行われた「美女と野獣」の吹替版上映会には、映画やテレビ、ミュージカルなどで活躍している、個性も才能も豊かな11名のキャストが登場し、劇中歌のメドレーを披露しました。歌い終えた吉原光夫は、山崎育三郎が共演陣らと劇中で伸びやかに歌った「ひそかな夢」を、「山崎育三郎が演じる野獣の声が少しずつ変わっていき、やがて王子になるのか!?という雰囲気が伝わってきました」と大絶賛。
「映画の中で野獣に感情移入してしまい、切なくなりました」と感想を語りました。そんな吉原光夫が演じるガストンはというと、実写版にてガストン役で出演しているルーク・エヴァンズよりも男らしく太い声なので、一層ワイルドな印象に仕上がっています。
吹き替えに挑戦するなど、活躍の場を広げつつある吉原光夫ですが、2017年5月25日からは、「レ・ミゼラブル」の日本初演30周年記念公演も控えています。4月18日は、そのPR活動の一環として、NHK「歌コン」にも出演し、ミュージカルになじみのない視聴者にも、聞きごたえのある歌声を届けました。
若くして大人気舞台「レ・ミゼラブル」のジャン・バルジャン役を演じ、実力派俳優として、今やミュージカル界ではなくてはならない存在となった吉原光夫。これからも、ミュージカルや舞台の世界をおおいに盛り上げてくれることでしょう。