アンバーハードとジョニーデップの裁判が決着。今後の仕事に影響は？

アンバーハードとジョニーデップの裁判に大注目！

アンバーハードとジョニーデップが裁判を始めたきっかけは？

アメリカで女優として活躍し、「ジャスティス・リーグ」や「アクアマン」のメラ役で日本でも知られるアンバーハードと、元夫のジョニーデップとの間で名誉毀損の裁判が始まったのは、2022年4月11日のこと。きっかけは2018年12月、アンバーハードが「家庭内暴力を受けている」と、アメリカの新聞社ワシントン・ポストにリークしたことでした。

これに対し、ジョニーデップは翌2019年3月にアンバーハードを名誉毀損で訴えますが、負けじとアンバーハードも対抗。自身も嘘つきのレッテルを貼られたとして、名誉毀損で逆訴訟を起こしています。

アンバーハードとジョニーデップの裁判が決着！

裁判が始まっても、お互いに一歩も譲らない主張を続けていたアンバーハードとジョニーデップ。5週間にわたる裁判が行われた末、2022年6月1日にようやく2人の裁判が終わりました。

陪審員の判決は、ジョニーデップ側が主張した大半を認めることで決着。勝訴したジョニーデップは長かった裁判を振り返り、「やっと人生を取り戻すことができる」と気持ちを明かしました。一方、裁判に敗れたアンバーハードは同月14日、アメリカのテレビ番組「TODAY」のインタビューに応える形で、裁判に負けた心境を語っています。

このインタビューで陪審員の信頼が得られなかったことを指摘され、「金で雇われた人たちの証言を3週間もノンストップで聞いて、それを信じてしまった」「この結果が公正なものだとは思えない」と語り、「死ぬまで自分の証言の一言一句を守り抜くつもり」と主張したアンバーハード。その上で「彼は愛されている人物で、素晴らしい俳優」とも語り、売れっ子俳優であるジョニーデップの名声の高さを評価しました。

アンバーハードとジョニーデップの裁判で世論の反応は？

アンバーハードの資産が危機？ジョニーデップに払う賠償金がケタ違い！

アンバーハードとジョニーデップが争った裁判は、元々お互いが名誉毀損を訴える内容でした。しかし裁判が進むにつれて、2人の間で暴力が日常茶飯事だったことが明らかに。いつの間にか、夫婦間の暴力を巡る裁判へと発展していきました。

この裁判に世間の注目が集まった理由のひとつは、どちらかが一方的に悪者とは言えない状況だったからとされています。アンバーハードは結婚当初からジョニーデップとの日常生活を映像や録音で記録しており、用意周到で計画的だったと非難を受けています。

アンバーハードの窮状に弁護士も「絶対に払えない」

アンバーハードが苦境に立たされているのは、世論の苦い評価だけではありません。訴訟大国とも言われるアメリカで開かれた裁判で敗訴した結果、賠償金1,035万ドル、日本円で約13億4,550万円の支払いを命じられ、金銭的な窮地にも追い込まれています。

アンバーハードが判決後初めて心境を語った「TODAY」には彼女の出演に先駆けて代理人弁護士も取材に応え、多額の賠償金に対し「絶対に支払えない」とコメント。ニューヨークポスト紙では、アンバーハードが破産状態に陥っているとも報じられました。

アンバーハードとジョニーデップの今後はどうなる？

アンバーハードは「アクアマン」出演で名誉回復？

ジョニーデップと法廷バトルを繰り広げた名誉毀損訴訟に、ようやく決着がついたアンバーハード。結果は散々で賠償金の支払いもままならない状況であることに加え、今後の女優業に影響が出てしまうのか、という点も気になるところです。

アンバーハードは、2019年2月に日本でも公開された映画「アクアマン」の続編となる「アクアマン・アンド・ザ・ロスト・キングダム」（2023年3月17日全米公開予定）への出演が発表されています。アンバーハードが主人公のアーサーと行動を共にするメラを演じた前作はDC映画史上1位の興行成績を記録しており、続編にも引き続きメラ役で出演するとなると、裁判で悪化したイメージを回復できるかもしれません。

アンバーハードが「アクアマン」降板説に言及

しかし、ジョニーデップの熱狂的なファンはそれを許さず、「アクアマン」の続編でアンバーハード が登場するシーンの排除を求めて署名運動を展開。2022年6月時点で500万近い署名が集まったことで同作からの降板や出演シーンの全カットが噂されましたが、これについてはアンバーハードが自ら「不正確で無神経、そして狂気じみたもの」と否定しています。

今後の活動に支障が出ないとは断言できない状況ですが、出演作で良い演技を見せれば復活できるだろうとの見方もあるアンバーハード。これからどのような作品に出演するのかが見どころです。