ユンディ・リはショパンコンクール欠席、結婚の噂とスキャンダルばかり!?

ユンディ・リはショパンコンクール欠席、結婚の噂とスキャンダルばかり!?

ユンディ・リがショパンコンクール審査員を欠席した理由が問題に!

ユンディ・リといえば、中国では「鋼琴(ピアノ)王子」、日本では「中国のキムタク」と呼ばれる、人気イケメンピアニストです。2015年の第17回ショパンコンクールの史上最年少審査員に選ばれながら、3日間も欠席したというニュースは、世界中で物議を醸しました。

ユンディ・リがコンクールを欠席した理由は、友人でもあるホアン・シャオミンとアンジェラベイビーの結婚式に出席してピアノ演奏をするため。病気ならまだしも、5年に1度しか開催されない由緒正しきショパンピアノ国際コンクールに私情を持ち込むとはトンデモナイとの批判が、台湾の音楽評論家を始め、世界中で巻き起こったのです。主催側は、「3週間の日程で17人の審査員のうちの1人が3日間抜けても公平性を欠くことはない」とコメントしていますが、ユンディ・リの騒動が、少なからずコンクールへの注目を別のものにしてしまったには違いありません。

ユンディ・リが結婚!?熱愛、同性愛とピアノ以外のスキャンダルが多すぎ!

ユンディ・リは、世界的クラシックピアニストということから、中国国内では大スター扱い。プチ芸能活動がお盛んなためか、ユンディ・リについては、本業の音楽よりも、恋愛スキャンダルを扱った記事のほうが多く見られます。2006年にユンディ・リが台湾人女性と婚約したと報じられたのをきっかけに、翌年は中国の人気女優タン・ウェイに猛アタック中、2008年は香港の女優ポン・ダンと熱愛中、その間には、政府要人の孫と極秘結婚の噂が。2012年に離婚説が浮上したかと思えば、年末には、ユンディ・リと共演することも多い台湾の男性人気アーティスト、ワン・リーホンとの怪しい関係が報じられています。

そのワン・リーホンが、2013年に、コロンビア大学出身の一般女性と結婚したかと思えば、ユンディ・リも、同じ大学出身の女性との交際を中国版ツイッターweiboで発表。近年は、weiboで自撮り画像も頻繁に発信しており、自ら望んでアイドル化しているようにも見えがちです。

ユンディ・リは史上最年少ショパンコンクール優勝者!五嶋龍の評価は正しい?

ユンディ・リは史上最年少ショパンコンクール優勝者!あの巨匠よりもスゴイ!?

ユンディ・リは、2000年に開催された第14回ショパン国際ピアノコンクール優勝者。当時17歳だったユンディ・リは、ポリーニやツィマーマンら巨匠たちの18歳という記録を塗り替える史上最年少での優勝でした。しかも、第10回大会のダン・タイ・ソンに次いで、ユンディ・リの優勝は、アジア人としては史上2人目の快挙でもあったのです。

その演奏には明快で、ケレン味のないスマートな表現、若々しくフレッシュな感覚、響きが美しいという評価が付されながらも、どこか中華風だったり、ミスが多かったりと、受賞には懐疑的な意見もありました。しかし、何事もなかったように自信たっぷりと弾き上げる17歳のユンディ・リには、確かにクラシック界を背負うスター性はあったのだと思われます。

ユンディ・リを五嶋龍が大絶賛!賛否両論が起こった理由とは?

ユンディ・リが「ショパン:プレリュード全集」のリリースに際し、2015年12月27日放送の「題名のない音楽会」に出演ました。ところが、五嶋龍がこの時、「ショパン演奏に世界で一番ふさわしい方!」と大絶賛したことで、世間では賛否両論起こっているようです。これまで、ユンディ・リは、数回にわたって「題名のない音楽会」に出演していますが、特に印象深かったのが、彼自身が”ショパンといえばコレ”と満を持して演奏した「ノクターン2番」。

そのセレクト自体、ショパン弾きとしては微妙という声もあり、何より当時の司会者だった佐渡裕が、演奏よりもラーメンやカメラなどの趣味のほうを多く扱った微妙な態度も記憶に残ります。ただ、2015年に演奏したプレリュード6番「雨だれ」は、エレガントで詩的であり、ユンディ・リの年輪を感じさせたという意見も多数。これまでの評価を捨てて、素直に耳を傾ければ、五嶋龍の発言に賛同できるものなのかもしれません。

ユンディ・リはスター気取り?ショパンコンクール覇者としての円熟を期待したい!

ユンディ・リは、ショパンピアノコンクール最年少優勝以降、日本でも「中国のキムタク」としてSMAP×SMAPに登場したり、中国では、クラシックとは思えないようなギラギラとしたコンサートを展開したりと、プチ芸能活動が批判されてきました。1982年10月7日、中国重慶市生まれのユンディ・リ。幼稚園の先生に習い始めたアコーディオンを弾いて四川省の子供コンテストで優勝し、7歳からピアノに転向して、四川音楽学院付属中学に主席入学してからは、国内外のコンクールで入賞歴を重ねてきましたが、留学経験は皆無の、素朴な中国の青年でした。

ショパンコンクール優勝後、ドイツ・ハノーファー音楽大学に進学してレパートリーを広げつつも、2010年にリリースした「ショパン:ノクターン集」まではスター気取りで、年々ピアノがマズくなっている酷評が続き。ここ近年は、ベートーベンの3大ソナタ、ピアノ協奏曲第5番「皇帝」に挑むなど、ようやくピアニストとしての気概を取り戻したかと思われましたが、2015年10月30日に、シドニー交響楽団と「皇帝」で共演した時には、ミスを指摘して演奏を止めた指揮者を、ステージ上で非難する仕草をしたニュースが流れてしまいました。

日本でも、明らかに楽譜1ページほどすっ飛ばす演奏をしたなど、ロクな噂しか立ちませんが、2016年6月現在も、ユンディ・リは日本ツアーの真っ最中。あのショパンコンクールの神がかり的な「スケルツォ2番」を知るファンは、彼の演奏の中にある一筋の煌めきを追い求め続けています。アジアを代表するピアニストとして、ユンディ・リの真の円熟に期待したいものです。

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