村上春樹のノーベル文学賞はあるのか?海外のハルキストたちの反応は?

村上春樹のノーベル文学賞はあるのか?海外のハルキストたちの反応は?出典:https://matome.naver.jp

村上春樹のノーベル文学賞はあるのか?受賞できない理由を考察

村上春樹がノーベル文学賞を受賞できず!日本のハルキストたちの反応は?

毎年「今年こそは!」と、世界のハルキストたちが心待ちにしている村上春樹のノーベル文学賞受賞の夢は、残念ながらまたも叶うことはありませんでした。しかし、2016年の受賞者に、村上春樹が最も愛するミュージシャンであるボブ・ディランが選ばれたことで、村上春樹の熱狂的ファン「ハルキスト」たちは、狂喜乱舞すると共に驚きの声を隠せません。

村上春樹のノーベル文学賞受賞を願い、受賞発表に合わせて、毎年ハルキストが集まる東京都杉並区にあるカフェ「6次元」。店内は、村上春樹がノーベル文学賞を受賞できなかったことに対するハルキストたちのため息の後、「まさか歌手が受賞するとは!」と、すぐさま興奮した声に包まれました。また、「6次元」の店主も、村上春樹の作品に数多く出てくるボブ・ディランの受賞に、「村上さんも喜んでいるのではないでしょうか。集まったファンのみんなとも一緒に語り合いたいと思います」とコメントしました。

村上春樹のノーベル文学賞はあるのか?候補にされる理由を考察

そもそもノーベル賞の受賞基準とは何なのでしょう?ノーベル文学賞は、ノーベル6部門の1つで、スウェーデン・アカデミー(学士院)によって執り行われますが、選考に関しては相当に秘密主義。選考過程についても、公表されるのは受賞して50年後と、とてつもない時間を要します。

日本人では過去に、川端康成と大江健三郎が受賞していますが、次に受賞を期待されている村上春樹についてはどうなのでしょう。ノーベル賞の創設者であるアルフレッド・ノーベルの遺した文学賞の理念は、「理想主義的傾向の最も注目すべき文学作品の著者に贈る」とあります。

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何とも抽象的ではありますが、この理念に村上春樹の作品がマッチしているか否かが論点になりそうです。作品の評価に対してはさまざまな解釈がありますので何とも難しいところですが、なぜに村上春樹がこれほどまでにノーベル文学賞を期待されるのでしょうか?

その理由として考えられるのは、彼が過去に「ノーベル文学賞に一番近い賞」と評されるチェコの「フランツ・カフカ賞」を受賞したこと。ノーベル文学賞受賞者を数多く輩出したこの賞の受賞が、村上春樹のノーベル文学賞受賞への期待感を一気に膨らませたのではないかと考察されます。

村上春樹、海外のハルキストたちの声!プロフィールは?

村上春樹の作品に対する海外ハルキストたちの声とは!

1987年に発表された村上春樹の代表作「ノルウェイの森」は、上下巻の合計発行部数が1000万部を突破する大ベストセラーになりました。2013年に出版された作品「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の旅」も、発売後1週間で100万部を突破する記録的大ヒットになるなど、村上春樹の人気はすさまじいものです。

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国内だけには留まらず、「現代アメリカで最も大きな影響力を持つ作家」と国外でも高く評価されています。村上春樹の作品に対して、海外のハルキストたちは、どのような声を上げているのでしょうか?特に人気が高かったのは、やはり彼の代表作である「ノルウェイの森」です。

「型にはまらない恋愛ストーリーが好き」「共感できる場面が多い」、中には「“気の滅入る”調子の文体が最高!」との声もありました。一方で、「自分の嫌いな単語が羅列している」「あまりにもモダン過ぎて合わない」「結末が嫌だ!」と反ハルキストの声もありますが、そんな彼らさえも巻き込んで、結局は読破させてしまう村上春樹の実力は、さすがと言わざるを得ません。

村上春樹のプロフィールと小説を書き始めたきっかけとは?

1949年に京都府伏見区に生まれた村上春樹の両親は共に国語の教師であり、そんな環境も手伝って、読書好きな少年に育ちました。兵庫県立神戸高等学校に進学しますが、両親が日本文学についてあれこれ言うことに反感を抱いて、欧米文学に心酔していきます。1年浪人した後の1968年に早稲田大学第一文学部に入学し、映画演劇科へと進学しますが、大学にはほとんど行かずに、レコード店でアルバイトをしながらジャズ喫茶通い三昧の日々を過ごしました。

1971年に学生結婚すると、国分寺駅近くのビルの地下に、夫婦でジャズ喫茶「ピーターラビット」を開店。大学には7年間在学しました。1978年4月1日のこと。明治神宮野球場にてプロ野球開幕戦を観戦していた村上春樹は、ふと「小説を書こう!」と思い立ちます。

その後は、自宅のキッチンテーブルの上で小説を書き続け、翌1979年に「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞して作家デビュー。長編小説に挑戦した「羊をめぐる冒険」では第4回野間文芸新人賞を、2つの物語が同時に進行する「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」で第21回谷崎潤一郎賞を受賞して、実力派作家として不動の地位を築きます。

村上春樹が7年ぶりとなる長編小説を発表!筋金入りのハルキストによる「徹夜して読む会」も登場?!

村上春樹の最新作長編「騎士団長殺し」(2巻)が、2017年2月24日に発売日を迎えました!前回の長編作品「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」(2013)以来4年ぶり、複数巻での発売に至っては「1Q84」(2010)から7年ぶりとなった本作。新作の発表まで長年待たされた熱狂的なハルキストたちの期待感を見越した版元の新潮社は、初版になんと130万部を発行。都内の一部の書店においては、日付の変わる午前0時に発売開始をするという特例対応をしました。

中でも、東京都千代田区の三省堂書店では、午前0時に約50人のファンを迎え、「誰よりも早く村上春樹の新刊を徹夜で読む」会を、午前6時まで特別に実施。事前に予約を入れた筋金入りのハルキスト10人が、椅子や机、毛布などが用意された一室で、一心不乱に本に向き合いました。

その後の売れ行きも好調で、オリコンランキングBOOK部門では、上下巻が、2週連続でTOP2を独占しています。国内外に問わず評価の高い村上春樹ですが、毎年「ノーベル文学賞」受賞の有無ばかりが独り歩きしていることを本人はどのように感じているのでしょうか。過熱するハルキストを横目に、「自分は自分が読みたい作品を今後も書き続ける」と、本人は案外クールに構えているのかも知れませんね。

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