ダニーボイル監督映画「トレインスポッティング」は超問題作!あらすじネタバレキャスト
ダニーボイル監督映画「トレインスポッティング」ヘロイン中毒の若者を描いた超問題作!
映画「トレインスポッティング」は、イギリスで1996年に製作されたダニーボイル監督作品です。ヘロイン中毒の若者を描いたことで、超問題作として話題になりました。
「トレインスポッティング」の舞台はスコットランド。マーク・レントンは、仲間の若者たちとヘロインに溺れ、ナンパ、アルコール、軽犯罪に明け暮れる悲惨な生活を送っていました。これまで何度も禁断症状によって麻薬断ちを諦めてきたマークでしたが、仲間のトミーが、麻薬に使っていた注射器が原因でエイズに感染していることが発覚。
自分が感染していなかったことに感謝したマークは、麻薬断ちを決意します。これを機会に、ついに麻薬断ちに成功し、ロンドンの不動産屋に就職して、真っ当な人生を歩み始めました。しかし、仲間のベグビーとシック・ボーイがやって来たことをきっかけに仕事をクビになったマーク。貯金を提供してヘロイン売買の仕事をしてみてはと持ちかけられます。
ダニーボイル監督映画「トレインスポッティング」主役は当時無名のユアン・マクレガー
ダニーボイル監督は、ヘロイン中毒の若者というダークな題材ながら、映画「トレインスポッティング」を、スタイリッシュな映像とユーモアに満ちた描写で、重苦しさのないハイセンスな作品に仕上げました。そのため、公開直後から話題を集め、若者を中心に絶大な人気を博します。
主役マーク・レントンを演じたユアン・マクレガーは、当時無名の俳優でした。しかし、この「トレインスポッティング」が世界的に大ヒットしたことで一躍有名となり、その後は、「スター・ウォーズ」シリーズなど数々のハリウッドの話題作に出演します。
そのほか、シック・ボーイ役のジョニー・リー・ミラーもこの作品で注目を集め、アメリカからオファーが殺到。ベグビー役のロバート・カーライルも、映画「フル・モンティ」で英国アカデミー賞主演男優賞を受賞するなど、多くの役者が「トレインスポッティング」出演をきっかけに飛躍しました。
ダニーボイル監督おすすめ映画「スラムドッグミリオネア」「127時間」あらすじネタバレ
ダニーボイル監督「スラムドッグミリオネア」で数々の賞を受賞!
ダニーボイル監督の大ヒット作品といえば、英国アカデミー賞で7冠を達成し、ゴールデン・グローブ賞でも4冠、米国アカデミー賞でも作品賞を含む8部門を受賞した「スラムドッグミリオネア」は外せません。舞台はインドです。少年ジャマールは、人気クイズ番組「クイズ$ミリオネア」に出演。全問正解すれば賞金2000万ルピーを獲得できるというクイズ番組で、残り1問のところまできていました。
しかし、何の特徴もないただの少年が、これほど順調に正解を連発することに不自然さを覚え、不正を疑った司会者ブレームが通報。捕らえられたジャマールは拷問されてしまいます。自身の無実を証明するために、正解できた理由や、クイズ番組に出演した目的を明かすジャマール。クイズに正解できたのは、孤児として生きてきたジャマールの過酷な人生が影響していました。
また、クイズに正解するのはお金のためではなく、注目を集めることで、生き別れになったラティカという女性に再会するためでした。「スラムドッグミリオネアは、「トレインスポッティング」のスタイリッシュさはそのままに、インド貧困層の過酷な現実を直視しながらも希望あふれる結末を描いたことで、多くの人から絶賛される作品となっています。
ダニーボイル監督「127時間」は実際に起きた衝撃の事件!あらすじネタバレ
「127時間」は、同じくダニーボイル監督による2010年公開の映画です。原作は、登山家のアーロン・リー・ラルストンの自叙伝「奇跡の6日間」。アーロンが、ユタ州中部で自然の中を探索していると、岩とともに滑落してしまいます。気が付くと、大地の割れ目で右腕が岩に挟まれて身動きが取れなくなってしまっていたという実際に起きた事件を描かれました。
岩を崩すことは不可能で、水もなく、自分の尿で耐え忍ぶアーロンは、ついに、右手を切断する決意をします。結論を明かすと、アーロンは、自身の右腕をナイフで切り落とします。当然、映画を鑑賞した人の中には、気分が悪くなる人が続出し、救急車が呼ばれる騒動も。結末に至るまでの描写も丁寧にされていて見応えがありますが、とにもかくにも、このクライマックスシーンの衝撃の大きさが話題を呼びました。
ダニーボイル監督映画「トレインスポッティング」の続編「T2トレインスポッティング」が4月に日本上陸!
ダニーボイル監督が、監督デビュー2作目にして世界的大ヒットを記録し、その名前が一躍世界に広まるきっかけとなった「トレインスポッティング」。コアな映画ファン待望の続編「T2トレインスポッティング」が、2017年4月8日から日本で公開となりました。
20年ぶりとなる「トレインスポッティング」の続編では、マーク・レントン役のユアン・マクレガー、スパッド役のユエン・ブレムナー、シック・ボーイ役のジョニー・リー・ミラー、ベグビー役のロバート・カーライル、ダイアン役のケリー・マクドナルドなど、前作で中心となった若者たちが全員続投。
「トレインスポッティング」から20年後の世界を描いています。マーク・レントンが20年ぶりにスコットランドに帰って来ると、そこでは、昔の仲間たちが、20年経ってもなお悲惨な人生を送っていました。そんな中、マークは、今度はポルノの世界に手を出すことになってしまします。
当初は「ポルノ」という映画タイトルが想定されていた通り、20年後の「トレインスポッティング」は、ポルノの世界が舞台。20年が経過し、若者たちを演じていた役者は皆そろっておじさんとなったばかりか、それぞれが役者として有名になり、実力人気ともに兼ね備えたセレブになりました。そんな彼らが、20年前に演じたヤンチャでイカれたキャラクターを演じています。