「パワーレンジャー」の元ネタは日本の戦隊シリーズ!アメリカでの人気は?
「パワーレンジャー」は日本を元ネタとしたアメリカ版戦隊シリーズ!
「パワーレンジャー」は、1993年からアメリカで放送が開始されているテレビドラマの戦隊シリーズです。プロデューサーのハイム・サバンが来日した際に、日本で放映されていた戦隊ものを見て、日本の東映に連絡。設定を、アメリカ人5人が活躍する内容に置き換えて、アメリカ版戦隊シリーズの放送を開始しました。
第1作目のタイトルは、「マイティ・モーフィン・パワーレンジャー」。ベースとなったのは、「恐竜戦隊ジュウレンジャー」「五星戦隊ダイレンジャー」「忍者戦隊カクレンジャー」の3作品でした。第2作以降も、日本で放送された戦隊シリーズをベースに、毎年新作が製作されるようになり、2017年に放映中の最新シリーズは、通算第19作目となる「パワーレンジャー・ニンジャスティール」。2015~2016年に日本で放映されていた「手裏剣戦隊ニンニンジャー」を元に作られています。
「パワーレンジャー」アメリカでは社会現象に?
「パワーレンジャー」が放送を開始した1990年代前半のアメリカは、子供向け番組と言えばアニメしかありませんでした。そのため、実写映像でヒーローが活躍する番組自体が非常に新鮮で、第1作「マイティ・モーフィン・パワーレンジャー」は、放送開始当初から大ヒットしました。それは、10歳以下の子供の番組認知度が90%を超えるほどの高い人気。
政治家がスピーチにパワーレンジャーを呼んだり、おもちゃが入手困難になったりするなど、社会現象になったとも言えるものでした。その勢いはとどまるところを知らず、現在は、世界160カ国で放送されるようになっており、アメリカだけでなく、世界的にも人気の高い作品となっています。
「パワーレンジャー」最新映画あらすじネタバレ!日本語吹き替えキャストは?
「パワーレンジャー」第3作目となる最新映画の敵はエイリアン!
「パワーレンジャー」の映画版作品が、2017年7月15日から日本で公開です。本作は、「パワーレンジャー・映画版」(1995年)、「パワーレンジャー・ターボ・映画版・誕生!ターボパワー」(1997年)に続く、第3作目となる映画作品。テレビシリーズの記念すべき第1作目である「マイティ・モーフィン・パワーレンジャー」を原作としています。
偶然手にしたコインによって超人的なパワーを手に入れた、ザック、キンバリー、ビリー、トリニー、ジェイソンの5人の高校生たち。目の前に現れた、かつて戦士の1人であったゾードンによって、パワーレンジャーに選出された5人は、悪の戦士リタ・レパルサ率いるエイリアンの脅威から地球を救うために大活躍します。
「パワーレンジャー」日本語吹き替えキャストは超豪華!
映画「パワーレンジャー」は、日本語吹き替えキャストが豪華な顔ぶれであることでも話題を集めています。レッドレンジャーのジェイソン(デイカー・モンゴメリー)は、映画「バンクーバーの朝日」での演技が絶賛された若手実力派俳優の勝地涼。ピンクレンジャーのキンバリー(ナオミ・スコット)は、女優やモデルとして活躍しており、声優には初挑戦となる広瀬アリスが担当しています。
さらに、人気テレビドラマ「ブレイキング・バッド」のブライアン・クランストンが演じる「パワーレンジャー」を指揮するゾードン役の声を演じるのは、ドラマや舞台での怪演も光る俳優・古田新太。チームのサポートロボットであるアルファ5の声は、お笑いタレントで、日本テレビ「スッキリ!!」の「天の声」でも知られる山里亮太が起用されています。
「パワーレンジャー」アメリカでは大ヒット!特典映像も公開に!
「パワーレンジャー」の日本公開が迫り、その特別映像が公開になりました。特別映像では、「全てはこの5人から始まった」の文字をバックに、「パワーレンジャー」の原作となっている1993年のテレビドラマ「マイティ・モーフィン・パワーレンジャー」のメンバーも登場。当時の主題歌「GO GO POWER RANGERS THEME」をバックに、「パワーレンジャー」の歴史を振り返るような映像になっており、古くからの「パワーレンジャー」ファンの期待を掻き立てます。
続いて現れる、2017年の「パワーレンジャー」の映像を見ると、最新のCG技術を使った迫力あるアクションシーンの連続で、約120億円もの製作費が投じられたハリウッド大作であることを再認識させられます。一足先の3月に公開となったアメリカでは、公開初週から4,000万ドルを超える大ヒットを記録。
現在、日本も含めて世界的に大ヒット中の映画「美女と野獣」に次ぐ興行収入を記録しました。戦隊シリーズは、シリーズ発祥の日本でも、昔も今も大人気です。日本の戦隊シリーズがルーツとなっているからこそ、「赤はリーダー」「ピンクは女性メンバー」など、ビジュアルを見るだけで分かる日米共通ポイントも満載です。
そのため、本来の対象年齢層である子供たちだけでなく、子供の頃に戦隊シリーズを楽しんだ両親も含めた幅広い層に支持されて、日本でも大ヒットを記録するかもしれませんね。