映画「僕のワンダフル・ライフ」のあらすじやネタバレは?キャストや原作者も知りたい!
映画「僕のワンダフル・ライフ」は愛犬家が感動必至のヒューマンドラマ!犬が生まれ変わる?!
「僕のワンダフル・ライフ」は、2017年9月29日から公開となっているアメリカ映画。W・ブルース・キャメロンのベストセラー小説「野良犬トビーの愛すべき転生」を原作とした、犬と1人の少年に焦点を当てたヒューマンドラマです。
あらすじは、ゴールデン・レトリバーのベイリーは、イーサン少年に命を救ってもらったことをきっかけに固い絆で結ばれます。遊ぶときも寝るときもいつも一緒だったベイリーとイーサンでしたが、自然の摂理にはあがらえず、やがてベイリーは犬としての寿命を迎えました。
しかしベイリーは、再びイーサンに巡り合うために何度も生まれ変わることにします。1回目は、警察犬のエリーとして。2回目は、女子大生に飼われている、甘いものが大好きな犬ティノとして生まれ変わりますが、なかなかイーサンとは巡り会えません。
3回目にワフリーとして転生してようやく再会を果たしましたが、年齢を重ねたイーサンは悩みを抱えていました。そこでベイリーは、イーサンの人生の手助けをすることにします。こうして人生の伴侶を得たイーサンですが、果たしてワフリーがベイリーだと気付いてくれるのでしょうか?
映画「僕のワンダフル・ライフ」監督はラッセ・ハルストレム
「僕のワンダフル・ライフ」の原作は、「野良犬トビーの愛すべき転生」です。2012年に日本で出版されると、人気を集めました。原作者のW・ブルース・キャメロンは、1960年生まれのアメリカ人。ゼネラルモーターズに15年間勤めていた元サラリーマンで、身近な出来事を取り上げたコラムから人気が集まり、今では全米屈指の気鋭のコラムニストになりました。多くの書籍は日本語に翻訳されていませんが、ユーモア満載のエッセイ集「男性改造プロジェクト」や「ウチの娘に手を出すな!」は日本でも出版されています。
「僕のワンダフル・ライフ」で監督を務めるのは、レオナルド・ディカプリオ出世作「ギルバート・グレイプ」や、リチャード・ギア主演「HACHI 約束の犬」など、数々の感動作を世に送り出してきたラッセ・ハルストレム。アカデミー賞では、「作品賞」や「監督賞」の数々を受賞してきた実力派です。また、ベイリーの声は、「アナと雪の女王」のオラフ役の声で知られるジョシュ・ギャッドが担当し、大人になったイーサン役は「エデンより彼方に」のデニス・クエイドが演じています。
映画「僕のワンダフル・ライフ」の日本語吹き替え版は人気声優が担当!公開前に愛犬家から苦情殺到?
映画「僕のワンダフル・ライフ」の日本語吹き替え版は実力派の人気声優が担当!
「僕のワンダフル・ライフ」の日本語吹き替え声優は、ベイリーの声を、「名探偵コナン」のメインキャラクター小嶋元太の声優で知られる高木渉が担当しています。「ベイリーを見ていると、コナンを思い出す」という声が少なからず見られるのは、それだけ高木渉の元太役のイメージが定着しているからでしょう。
大人になってからのイーサン役の吹き替え担当は、低く渋い声が人気で、ナレーターとしても活躍している大塚明夫です。TVゲーム「メタルギアソリッド」シリーズの主人公ソリッド・スネーク役や、「機動戦士ガンダム0083」アナベル・ガトー役などを演じてきました。
そのほか、2017年に、ニュータイプアニメアワード2016-2017において「男性声優賞」を受賞したイケメン声優の梅原裕一郎、「アイドルマスター シンデレラガールズ」の花澤香菜なども出演。映画「僕のワンダフル・ライフ」の日本語吹き替えは、実力の備わった新旧の人気声優でしっかり固められています。
映画「僕のワンダフル・ライフ」映画公開前に愛犬家から苦情殺到?
飼い主を想って転生を繰り返す犬が主人公の映画「僕のワンダフル・ライフ」は、まさに愛犬家必見のストーリーと言えますが、映画公開前に、あろうことかその愛犬家たちから苦情を集めてしまいました。それは、2017年1月のことです。映画撮影中の映像がゴシップ・サイトにリークされました。
そこに映っていたのは、ドッグトレーナーらしき人物が、ジャーマン・シェパードをプールに無理やり飛び込ませようとしているかのようなシーン。これにより、ロサンゼルスで予定されていたプレミア上映が中止となるほどの騒動となりました。しかしその後、リーク映像が編集されていたことや、撮影現場には安全対策が施されていたことが明らかになって騒動は一段落しています。
「僕のワンダフル・ライフ」で犬の声を担当したジョシュ・ギャッドが映画を観て号泣!
「僕のワンダフル・ライフ」の監督ラッセ・ハルストレムは、「アナと雪の女王」オラフ役の声を聞いて、ゴールデン・レトリバーのベイリーの声をジョシュ・ギャッドにオファーしようと決めたそうです。実際に吹き替えを聞くと、「完璧。良い役者に求めるもの全てをもたらしてくれた」と絶賛しています。
かたやジョシュ・ギャッドのほうはと言えば、オファーを受けた当初は犬の声の吹き替えかと思っていたものの、実際には犬の“心の声”の吹き替えということに驚いたとか。そのため、オファーを受けるかどうかは、映画を観てから決めることにしたそうです。
こうして映画の試写会に向かったジョシュ・ギャッドは、上映直前に突然、キャスティング・ディレクターのレスリー・フェルドマンから、「必要になるから」とティッシュボックスを渡されました。唖然としたまま映画を観始めると、やがてティッシュボックスを渡された意味を知ることに。ジョシュ・ギャッドは、ティッシュが手放せないほど「感動して泣きまく」り、すぐにオファーを受けることを決めました。
2017年9月から公開中の映画「僕のワンダフル・ライフ」は、日本国内でも、すでに「感動した」「今すぐ自分の愛犬に会いたくなった」と絶賛するレビューが相次いでいる状況です。実際、公開週から興行収入で2位にランクインという結果を見せています。とはいえまだまだ序盤戦。愛犬家の多い日本では、口コミ評価が広がることで、さらなる大ヒットとなっていくかもしれません。映画館へ行く際は、ティッシュやハンカチをお忘れなく!