映画「ゲティ家の身代金」の元ネタは映画のような実話だった!劇場公開1カ月半前に取り直しされたワケ

映画「ゲティ家の身代金」の元ネタは映画のような実話だった!劇場公開1カ月半前に取り直しされたワケ出典:https://toyokeizai.net
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映画「映画「ゲティ家の身代金」の元ネタは実際の誘拐事件!世紀の誘拐事件の結末とは?

映画「ゲティ家の身代金」の元ネタは実際の誘拐事件!映画のような実話だった

映画「ゲティ家の身代金」は、2017年に公開されたアメリカとイギリスの合作映画です。1973年に、イタリアのローマで実際に起こったジョン・ポール・ゲティ3世誘拐事件を基に作られています。

誘拐されたのは、石油王にして、「世界一裕福な個人」だとギネス認定されたこともあるジャン・ポール・ゲティの孫であるジョン・ポール・ゲティ3世。1973年、16歳の時に、ローマのファルネーゼ広場で誘拐されてから約5カ月間、誘拐犯に捕らえられたまま消息を絶っていました。

有名人の一族に突如として起こった誘拐事件に世間は騒然。当時は、遠く離れた日本でも、ゲティ3世誘拐事件がセンセーショナルに報道されていたと言います。

映画「ゲティ家の身代金」が描いた世紀の誘拐事件の結末とは?

映画「ゲティ家の身代金」の舞台は、実話と同じ1973年のイタリア・ローマです。ゲティオイル社社長の石油王ジャン・ポール・ゲティの孫にあたる少年ゲティ3世が誘拐されてしまいます。誘拐犯が要求した身代金は破格の1700万ドル。しかし、「世界一裕福な個人」でありながら徹底した倹約家でもあったジャン・ポール・ゲティは、CIAに捜査を依頼して孫の救出を求めるものの、身代金は出し渋っていました。そのため事態がなかなか進展しないことに憤りを抑えきれないのが、ゲティ3世の母親であるアビゲイル・ハリスです。

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すでにゲティJr.と離婚してゲティ家とは縁を切っていたアビゲイルは、身代金を支払う能力がありません。そのため、犯人に対して息子の身代金を値切る一方で、かつての舅に金を出すよう交渉し始めます。とはいえ、舅は稀代のドケチ。メディアに向かって「孫の命には高すぎる」とはっきり言い放つなど、その冷徹な態度はなかなか崩れません。

しかし、ゲティ3世のものだとする人間の耳が送りつけられて世間が騒がしくなったのをきっかけに、ようやく身代金を支払う決意をしました。こうしてゲティ3世は解放され、誘拐犯も逮捕されることになります。

映画「ゲティ家の身代金」の劇中に流れるのはジェームス・ブラウンのヒット曲!監督は大御所リドリー・スコット

映画「ゲティ家の身代金」の劇中に流れるのはジェームス・ブラウンのヒット曲!

映画「ゲティ家の身代金」の劇中では、ファンクの帝王として知られるジェームス・ブラウンの「It’s A Man’s Man’s Man’s World」が使用されています。1966年のヒットシングル「It’s A Man’s Man’s Man’s World」の歌詞は、「世の中を支配するのは男だけど、女性がいなければ生きていけない」といった内容です。

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まさに、石油王ジャン・ポール・ゲティとゲティ3世の母ゲイルの対立など、劇中のシーンが示す意味合いとぴたりと重なる選曲となっており、物語をさらに盛り上げることに貢献しています。

映画「ゲティ家の身代金」の監督は81歳の大御所リドリー・スコット!

映画「ゲティ家の身代金」の監督は、2018年で御年81歳となるリドリー・スコットです。1982年公開の映画「ブレードランナー」でコアなファンを獲得した後も、日米合作映画「ブラック・レイン」など傑作を連発すると、2000年の映画「グラディエーター」でアカデミー作品賞を受賞しました。

すでに高齢ですが、今でも精力的に作品を撮り続けているリドリー・スコット。近年も「オデッセイ」や「エイリアン: コヴェナント」などのヒット作を生み出し続け、映画「ゲティ家の身代金」では、ゴールデングローブ賞の監督賞を受賞しています。

映画「ゲティ家の身代金」は撮り直しになるもクリストファー・プラマーの名演が救う!

映画「ゲティ家の身代金」は、2017年5月に、イギリスで撮影が開始され、8月に撮影が終了となりました。しかし、完成する直前に、当初ジャン・ポール・ゲティ役だったケヴィン・スペイシーが、14歳だった少年へのセクハラ報道が出たために事務所から契約を打ち切られる事態に……。

劇場公開まで1カ月半でしたが、リドリー・スコットら制作陣は、降板したケヴィン・スペイシーのシーンを使用せず、代役に「人生はビギナーズ」のクリストファー・プラマーを起用して撮り直すことにします。公開日も変更なしで進めることが決定されたため、残された時間は、わずか10日足らずという超非常事態でした。

しかし、そうした切迫感がよい方向に作用したのか、ふたを開けてみれば、映画「ゲティ家の身代金」の完成度は期待以上の結果に。88歳のベテラン俳優クリストファー・プラマーの、冷徹ながらもどこか人間味を感じさせる演技も絶賛され、ゴールデングローブ賞やアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされる快挙を成し遂げました。

実は、再撮影時に、アビゲイル・ハリス役のミシェル・ウィリアムズのギャラが1000ドル以下で、元CIAの交渉人フレッチャー・チェイス役のマーク・ウォールバーグが150万ドルだったことが明かされ、一騒動にもなった本作。さまざまなスキャンダルに見舞われながらも、良質なサスペンス作品として、一定の評価を得ることに成功しています。

日本では、2018年5月25日からの公開が予定されている映画「ゲティ家の身代金」。ゴールデングローブ賞でもアカデミー賞でも高い評価を集めた本作が、日本でも大ヒットすることを期待したいです。

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