桂由美のウエディングドレスで挙式を上げた芸能人は?振袖や着物も大人気!
桂由美のウエディングドレスで挙式を上げた芸能人は?スワロフスキー1万個のドレスを着たのは?
桂由美は、日本初のブライダルファッションデザイナーです。ウエディングドレス業界で大人気の桂由美ブランドは、芸能人の間にも浸透しています。桂由美のウエディングドレスを着て挙式した芸能人カップルとして有名なのが、石田純一と東尾理子です。
東尾理子がまとったのは、サテンの光沢が上品なウエディングドレスでした。その他に、軽やかなチュール素材をふんだんに使用した桂由美のウエディングドレスを着て挙式した芸能人と言えば、東貴博と安めぐみです。さらに、演歌界の大御所・五木ひろしも、挙式の際には、妻に桂由美デザインのウエディングドレスを選びました。
若くして他界した小林麻央も、市川海老蔵との挙式で桂由美デザインのウエディングドレスを着た芸能人の一人。約6カ月をかけて製作されたウエディングドレスには、小林麻央の希望を尊重し、スワロフスキークリスタルが約1万個も散りばめられていました。
桂由美の振袖や着物が大人気!結婚式や成人式にもオススメな理由
ブライダルファッションデザインの第一人者である桂由美ですが、近年は、着物や振袖など和装のデザインも手掛けています。特に桂由美の振袖は、古典にとらわれ過ぎない豪華なデザインや配色が人気。スタンダードなものからゴージャスなものまで揃い、オーダーメイドも可能な上、レンタルサービスも充実していることも、人気の要因の一つだと言います。
シックでありながらも、カッコ良さや華やかさが強調された少し斬新な振袖や着物が目を引きがちですが、古典柄で優しい雰囲気のものも根強い人気があるとか。特に、小物遣いで可愛らしさを演出し、従来の古典柄よりも華やかに着こなしたいと考えるオシャレな若者たちから支持されているようです。
桂由美は日本初のブライダルファッションデザイナー!夫との間に子供は?
桂由美は日本初のブライダルファッションデザイナー!ローマ法王との接点とは?
桂由美は、幼少期よりおとぎ話が大好きで、戦時中も頭の中にはお城や白馬に乗った王子様を思い浮かべ、次第に演劇にのめり込むように。しかし、芝居の才能に限界を感じた桂由美は、芥川龍之介の長男で演出家でもある芥川比呂志のアドバイスで共立女子大学へ進学します。
やがてファッション業界で勝負する夢を思い描くようになり、パリに留学した桂由美は、ウエディングドレスを目の当たりにして衝撃を受けました。こうして日本初のブライダルに特化したファッションデザイナーになると決意し、帰国後に日本で初めてのブライダル専門店を開きます。
今やブライダルファッション業界の重鎮となった桂由美は、ローマ法王と意外な接点を持っているそうです。なんと、1993年に、キリスト教の復活祭のための祭服をローマ法王へ献上したと言います。カトリック教会の頂点に立つローマ法王に祭服を献上したことにより、桂由美の名前は、さらに世界的に知れ渡りました。
桂由美は超スピード結婚だった!夫との間に子供は?
1999年に、東洋人として初めてイタリアファッション協会の正会員に認められた桂由美は、ブライダルファッションデザイナーの仕事が軌道に乗った40歳を過ぎてから、本格的にお見合いを始めました。何度もお見合いをし出会ったのが、桂由美の夫・結城義人です。元大蔵省の官僚だった夫とは、共通の友人がいたこともあり、出会ってからわずか3カ月でのスピード結婚。
結婚当時の桂由美は42歳で、夫は53歳でした。お互い初婚で、披露宴の「売れ残り同士、仲良くやります」という夫の挨拶も話題になりました。残念ながら、桂由美と夫は子宝に恵まれませんでしたが、1990年に夫が亡くなるまで、夫婦仲はとても睦まじいものであったと近しい友人が語っています。
桂由美が迎賓館でファッションショー開催!インスパイアされたのは葛飾北斎とゴッホ?
2018年2月20日に、迎賓館赤坂離宮にて、桂由美のファッションショーが開催されました。国宝でもある迎賓館赤坂離宮でファッション関係のイベントが開催されるのは、今回が初めて。彩鸞の間にて行われたファッションショーのテーマは、「BEYOND EAST & WEST(東洋と西洋を超えて)」でした。
今回のコレクションでは、葛飾北斎の「富嶽三十六景 凱風快晴」をはじめ、西洋の印象派画家であるモネやゴッホらからインスパイアされたモチーフを、友禅染や手刺縫で表現した新作を披露した桂由美。アジア・クチュール協会創始者のドクター・フランク・シンタマーニは、「彼女のデザイナー人生を体現している」と大絶賛しました。
桂由美は、40年前に迎賓館赤坂離宮を訪れて以来、ファッションショーの開催を依頼し続けてきたと言います。そして、実に40年の歳月を経て、ついに念願であったファッションショー開催の許可を得ました。
ウエディングドレスという西洋文化を日本に根付かせた桂由美が高い評価を受け続けている理由は、本場である西洋の基本は大切にしながらも、エッセンスとして「ジャポニズム」を加えるところにもあるでしょう。壮絶な戦時中でさえも華やかな童話の世界で頭の中がいっぱいだったという桂由美は、大きく様変わりしていく現代社会に向けて、今後はどのようなデザインを生み出していくのでしょうか。