ウスマン・デンベレの移籍金がスゴい!怪我で長期離脱も復調の兆し
ウスマン・デンベレの移籍金がスゴい!若くしてヨーロッパのビッグクラブ・バルセロナの一員に
ウスマン・デンベレは、1997年生まれでフランス出身のサッカー選手です。2010年にフランスのサッカークラブ、スタッド・レンヌのユースに加入すると、2015年に、18歳でトップチームに昇格。ハットトリックなどを記録したことから世界が注目する若手選手となり、2016年、19歳にして、ドイツの強豪ボルシア・ドルトムントに移籍しました。
名選手が集まるボルシア・ドルトムントでも、ドイツの国内カップ戦であるDFBポカールの優勝に貢献すると、わずか1年後の2017年には、世界的クラブであるスペインのFCバルセロナに5年契約で加入。移籍金の約135億円はFCバルセロナ史上最高額で、さらに、最大40%のボーナスがつくという破格の大型契約となりました。
ウスマン・デンベレはバルセロナ移籍後、怪我で長期離脱
FCバルセロナの攻撃面で大きな役割を担っていたブラジル代表のネイマールが、フランスのパリ・サンジェルマンに移籍したことから、後釜として大きな期待を集めて加入したウスマン・デンベレ。しかし、リーグ第4節でヒールパスをしたことをきっかけに肉離れを発症したことから長期離脱することになってしまいました。
さらに、約4カ月ぶりに復帰を果たすも、左足の肉離れによって再び離脱することに……。周囲が寄せる期待が大きい分、苦しいスタートとなりましたが、シーズン終盤には、先発として出場する機会も増えていきました。2018年3月には、チャンピオンズリーグのチェルシー戦にて初ゴールも決めています。
ウスマン・デンベレのプレースタイルやポジションは?成績や背番号の変遷は?
ウスマン・デンベレのスピードを活かしたドリブルに注目!ポジションは?
身長が177cmと、海外のサッカー選手としては決して大きくはないウスマン・デンベレですが、爆発的なスピードは誰にも負けません。そのスピードを活かしたドリブルから、多くのチャンスを生み出します。ポジションはミッドフィールダーですが、左利きのウスマン・デンベレが最も得意とするのは右のウイング。スピードに乗ったドルブルで相手をスイスイと抜き去り、パスでチームのチャンスを生み出すだけでなく、中央に切り込んで自らシュートを打ってゴールする高い決定力も持っています。
ウスマン・デンベレは名門バルセロナでネイマールの11番を受け継ぐ!成績の変遷は?
ウスマン・デンベレは、背番号23番でプロ・デビューを果たしたスタッド・レンヌでは、29ゲームに出場し、18歳ながら12得点を決める活躍を見せました。「試合に出られる確率が高そう」だと移籍したボルシア・ドルトムントでは、背番号7番を着用。1シーズン8得点にとどまったものの、DFBポカールの準決勝で、ドイツで断トツの戦力を誇るバイエルン・ミュンヘン相手に1得点1アシストを記録し、チームを勝利に導いたプレーが世界から注目されました。
新天地となったFCバルセロナで背負うことになったのは、ネイマールから受け継いだ11番です。加入してしばらくは怪我と復帰を繰り返したため出場試合は少なかったものの、2018年3月にFCバルセロナで初得点をあげた後、1シーズンで4ゴールを記録しました。
ウスマン・デンベレが2得点を記録して監督から絶賛!
FCバルセロナに移籍し、シーズン終盤になると出場機会が増えたウスマン・デンベレは、スペインリーグの第34節ビジャレアル戦では2得点を記録。監督のエルネスト・バルベルデから、「彼には素晴らしいスピードがあって、才能もある」と絶賛されました。
こうしたウスマン・デンベレの活躍もあって、FCバルセロナは、国内リーグのリーガ・エスパニョーラのタイトルを独走して獲得するという圧倒的強さを見せつけています。加入早々に怪我をしてしまったため、リーグの出場機会は17試合と少なかったものの、その爆発的スピードから多くのチャンスを生み出したウスマン・デンベレ。2018年5月20日に開催されたリーガ・エスパニョーラ最終節で右足首をねんざしてしまいましたが、幸いなことに2週間程度で回復する軽症で済んだ様子です。
このまま順調に回復すれば、6月からロシアで開催されるワールドカップでのプレーにも影響はないでしょう。ウスマン・デンベレが招集されたフランス代表は、アトレティコ・マドリードのアントワーヌ・グリーズマンや、パリ・サンジェルマンのキリアン・ムバッペ、マンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバなど錚々たるメンバーです。役者が揃ったフランス代表の中でもひと際目を引く、ウスマン・デンベレの高速ドリブルワークに期待しましょう。