「鬼滅の刃」は兄妹と鬼との激闘を描く伝奇アクション漫画!アニメ化で戦闘シーンが楽しみすぎる

「鬼滅の刃」は兄妹と鬼との激闘を描く伝奇アクション漫画!感想や評価は?

「鬼滅の刃」は心優しき兄妹が人を喰らう鬼と戦う伝奇アクション漫画!あらすじ

「鬼滅の刃(きめつのやいば)」は、2016年2月より集英社「週刊少年ジャンプ」に連載されている漫画作品です。作者の吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)が、JUMPトレジャー新人漫画賞に投稿し、受賞作となった「過狩り狩り」を前身として作られています。

時は大正、まだ妖怪の類が跋扈していたころのこと。山奥に住む大家族の長男・竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、亡き父の跡を継ぎ、炭を売って一家を支えていました。慎ましくも幸せな生活を送っていたある日、人ならざる存在「人喰い鬼」に家族が襲われ、皆殺しにされてしまいます。

しかも、妹の禰豆子(ねずこ)は、襲われた際にできた傷が元で鬼化。生き残ったものの、炭治郎を喰らわんと襲い掛かってきます。その最中に、鬼を倒す鬼殺隊の冨岡義勇に助けられた炭治郎は、禰豆子を人間に戻す方法を探るため、そして家族を殺した鬼を倒すために修行をし、鬼殺隊に入隊。鬼との激しい闘いに身を投じていきます。

「鬼滅の刃」は兄妹の絆に心打たれるダークファンタジー!感想や評価は?

「鬼滅の刃」は、鬼と人との戦いを描いていく純和風のダークファンタジー作品。時代設定が大正ということもあり、どこかモダンな空気が漂います。高評価を集めているのは、バトル物にありがちな、内心の葛藤で1分間の描写に3話分使うといったことがなく、戦いとしての臨場感が保たれている点です。

序盤の描写不足や唐突な展開は巻を追うごとに修正され、伏線として回収されるなど、よく練られた物語であることをうかがわせます。絵柄は可愛らしくも、どこかエロティックな雰囲気が漂っているため、ドキリとする場面も。残酷な描写もある中、ギャグ展開もしっかりと混ぜられているため、必要以上に重くなりすぎることはありません。

読者の多くが今後の展開をハラハラとした気持ちで見守っているのは、炭治郎と禰豆子兄妹の絆です。鬼になってもなお、兄を襲うまいと鬼としての欲望を抑え込む禰豆子と、彼女を元に戻すために戦う術を身に着けた炭治郎の兄妹愛、家族愛に心打たれます。

「鬼滅の刃」のキャラクターが個性的!柱の強さと鬼の正体とは?

「鬼滅の刃」のキャラクターが個性的!鬼殺隊の柱最強は誰?

「鬼滅の刃」の主人公である炭治郎と禰豆子兄妹は、鬼殺隊に入隊します。鬼殺隊とは、人喰い鬼を狩る剣士や剣士を支える者たちが所属する政府非公認の組織です。その中には、厳しい修練と試験を乗り越え選び抜かれた隊士の中でも飛び抜けた強さを持つ、最高位に立つ剣士「柱」が存在します。

彼らは強さに比例してか、かなり強烈な個性の持ち主ばかり。蟲柱(むしばしら)と呼ばれる、毒と薬に精通している胡蝶しのぶは、温和そうに見えてかなりの毒舌。霞柱(かすみばしら)の時透無一郎は、ぼーっとしており判断力や思考力に欠け、極度に忘れっぽい性格をしています。

では最強は誰なのかといえば、評価が高いのは、僧形でかなりの大男である岩柱の悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)。念仏を唱えるものの、その救済方法はかなり独善的です。作中でも「得体のしれない奴」と言われており、底知れなさから圧倒的な存在感を放っています。

「鬼滅の刃」の人を喰らう鬼の正体とは?

「鬼滅の刃」は、主人公である炭治郎と禰豆子の所属する鬼殺隊を中心に物語が展開されていきますが、忘れてはいけないのが敵である鬼です。日本古来の妖怪としておなじみの鬼ですが、本作における鬼は、人を捕食し、日光以外で死ぬことがない不老不死性を持つ上、怪力や特殊能力を持つ、まさに人間の力を超越した存在。

千年以上も昔に鬼になったという鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)の血が混じることにより生まれ、無惨の強力な呪いにより、より多くの人を喰らうようになります。禰豆子が鬼になってしまったように、登場する無惨以外の鬼は、すべてもともとは人間です。禰豆子の存在があるためか、炭治郎は彼らを人として扱います。

しかし中には、禰豆子のように無惨の支配から逃れた珠世や、無惨由来ではない鬼・愈史郎(ゆしろう)という存在も。鬼でありかつ医者でもある珠世の作る薬が、人間に戻るための希望となっています。

「鬼滅の刃」のテレビアニメ化決定!制作はufotableで戦闘シーンが楽しみすぎる

鬼と人との壮絶なバトルと、兄妹の絆を描く「鬼滅の刃」がテレビアニメ化されることが、2018年6月4日発売の「週刊少年ジャンプ」誌上で発表されました。カラーページでは、鬼化した禰豆子と、彼女を庇うように抱きしめる炭治郎が描かれたキービジュアルを公開。

雪の白さを活かしたシンプルな描写ながら、強い印象を与えます。アニメーション制作を手掛けるのは、ufotable(ユーフォーテーブル)です。徳島県出身で、アニメーションプロデューサーや監督などを務めた近藤光が2000年に設立しました。アニメーション企画や制作といった映像関係の制作を行う他、徳島県にも制作スタジオを持ち、徳島市ではアニメやゲームなどをテーマとした「マチ★アソビ」というイベントを企画。

さらにコラボカフェの運営をするなど、幅広い活動をしています。数多くの人気アニメを手掛けてきましたが、中でも「Fate/Zero」や劇場版「空の境界」をはじめとした、ゲームブランド「TYPE-MOON」作品で見せた戦闘描写の迫力と美しさは圧倒的。多くのアニメファンから高評価を得ており、「鬼滅の刃」のアニメ化に向けても、戦闘シーンに期待を寄せる声が多く見られました。

ポータルサイトでは、2018年6月4日にディザーPVを公開。刀を振り下ろす炭治郎の姿を見ることができます。放送時期は2019年4月と発表されましたが、製作スタッフやキャストの情報などは未公表。しかし、「週刊少年ジャンプ」では、アニメ化と連載2周年を記念したセリフ人気投票が開催されるなど、アニメ化への期待度は一層高まっています。

2018年8月3日には最新12巻が発売され、新章へ突入し、またもや激しい戦いが繰り広げそうな気配が漂っている「鬼滅の刃」。物語を追いながら、動いて話す炭治郎と禰豆子が見られる日を待ちましょう。

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