2020年9月10日 更新
紀里谷和明 「しくじり先生」で嫌われ監督を語る！ハリウッド作「ラスト・ナイツ」あらすじネタバレ！
紀里谷和明 「しくじり先生」で嫌われ監督を語る！「嫌われキリヤ」ができるまで
宇多田ヒカルの元夫で映画監督の紀里谷和明が「しくじり先生」（テレビ朝日系）で「嫌われキリヤができるまで」と題したしくじり談の教示が！宇多田ヒカルなどアーティストのCDジャケットやプロモーションビデオ、長編映画デビューを果たした「CASSHERN」で極めて高い芸術性を顕示。
２作目「GOEMON」では役者として出演をしたという多才な紀里谷和明ですが、実は日本映画界をバカにしているということで、すこぶる鼻つまみものだったようです。というのも、アメリカで映像美術を学んだ紀里谷和明は、デビュー作から日本映画界のしきたりなどまるで無視し、「１０年間撮りたい映画が撮れず、無駄な時間を過ごした」と発言。
その他にも芸術家の習性なのか、自身のこだわりを言いすぎて嫌われていったようです。しかし、そのビッグマウスとは裏腹に、数々の個性的な映像は高評価を得たのは一つの事実。
ただし、「役者に語らせない紙芝居」と揶揄する声も高く、世間からはまるで勘違いアーティストとして扱われるようになったそうです。
紀里谷和明 ハリウッド作「ラスト・ナイツ」あらすじネタバレ！モーガン・フリーマンからの助言とは
しくじりに気づかされた紀里谷和明は改心し、創作活動と真摯に向きあい続けたといいます。その甲斐あってか、なんと映画監督としてハリウッドデビューを果たすことに！１作目となる「ラスト・ナイツ」にはあのモーガン・フリーマン、クライブ・オーウェンを起用し、名実ともに世界へその名を送り出すことに成功した紀里谷和明。
監督本人が語る作品のポイントは「死ぬときにどう自分を振り返るか」ということ。ここからはネタバレになりますが、物語は騎士の時代が終わってもなお、最後まで気高い魂を失わなかった騎士によって描かれます。汚職と堕落の封建帝国に反逆したバルトーク卿の斬首刑を勧告された彼の愛弟子・ライデンは、「一族を守れ」とバルトーク卿に諭されとうとう処刑を実行してしまいます。
その後、ライデン率いる騎士たちは敵を欺くために身分を隠し、１年間後、バルトーク卿の仇討ちと腐敗した権力への報復を果たしたというあらすじです。「忠臣蔵」を題材にしたという脚本のすばらしさには、監督である紀里谷和明をはじめ、出演俳優たちも「エレガント」と惜しみない賛辞を送ったそうです。
モーガン・フリーマン撮影最終時に、紀里谷和明が「よりよい監督にはなるには？」と尋ねたところ、「Listen」との言葉をいただきました。その意図、詳細は紀里谷和明に預けられ形ですが、その一言で紀里谷和明は今までの苦労が救われたそうです。
紀里谷和明 宇多田ヒカルとの結婚、離婚理由は？彼女、再婚は？
紀里谷和明 「今でも愛してる」宇多田ヒカルとの結婚、離婚理由を語る
2000年、宇多田ヒカルの新曲ジャケットの打ち合わせで２人は出会いました。それまで結婚自体を「バカがするもの」と思っていた紀里谷和明ですが、宇多田ヒカルに出会ったことで「彼女しかいない！」と思うように。そして2002年に「すべてを彼女に投じる覚悟」で結婚したそうです。
しかし、５年後に敢え無く離婚。紀里谷和明は「好きになるのと同じで別れにも理由はない」としながらも、「彼女は若く、僕は未熟だった」と語っています。さらに今でも宇多田ヒカルを愛していて、離婚したけれども一度は「一生添い遂げる」と神に誓ったのだから、彼女に何かあった時には何でもするというのです。
しかしこれは俗にいう未練というものではなく、お互いが今後誰を愛するようになっても永続的に続くという紀里谷和明流・究極の愛のようです。宇多田ヒカルの現在の夫からすれば複雑な気分にさせられるスタンスではありますが、離婚してもなお「結婚してよかった」と言えるなんて素晴らしいことです。
宇多田ヒカルは 2013年２月に８歳年下のイタリア人一般男性との再婚を発表し、2015年7月に第1子出産を発表しました。宇多田ヒカルの出産について紀里谷和明から特段コメントは出ていませんが、究極の愛の持ち主、紀里谷和明は我が子のように喜んでいるのではないでしょうか。
紀里谷和明 超肉食系男子！蒼井そらが彼女ってホント？再婚は？
「ひとつでも俺がかなわないものを持ってたらリスペクトする」と、好みの女性像を語る紀里谷和明ですが、発言や外見はどう考えても草食系ですし、実際紀里谷和明ってベジタリアンだし……と思いきや、実は女子比率高めの合コン大好きな超肉食系男子らしいのです。
欲望全開の紀里谷和明の理想は「２０代女子」「AV女優」（？）といいますから、大半が紀里谷和明に抱いているイメージを撃破されたことでしょう。特に彼女では？と疑われているのは、紀里谷和明が熱烈にラブコールを送っているセクシータレント・蒼井そら。彼女の事務所によると「仲のいい友人」らしいのですが、２人の酒呑みデートの画像つきで紀里谷和明のTwitterにアップしていたこともあり、かなり怪しいのでは？と噂になりました。
一年の目標を「蒼井そら様と南極へかけおち」と公開で掲げた紀里谷和明に、「しません（笑）」なんて答えていた蒼井そらも、その返信の様子がどうもまんざらでもなくなってきているようです。蒼井そらも紀里谷和明が敵わない何かを持っていたとしたら、再婚もありかもしれませんね。
紀里谷和明 Twitterポジティブ発言がなかなか深い！？堂々と生きる秘訣とは
紀里谷和明のTwitter発言がポジティブだということで、背中を押してもらいたい人の書き込みが絶えないようです。しかし文面を一見して「ポジティブ」と解釈するには、かなりの直観力が必要かもしれません。
たとえば「どうすれば紀里谷さんみたいに緊張せず、堂々としていられるか」という問いに「自分はすでに死んでいると思えばいい」。緊張しないおまじないとして「１００年後にはあなたもあなたの目の前にいる人々も存在しない」という事実を唱えろと指南。
やけに死生にひっ掛けてくるので根暗に聞こがちですが、言葉通りに行動すれば確かに前進もできそう。考えようによってはポジティブと言えなくもありません。紀里谷和明は日本の中学校を２年生で辞め単身渡米するという逞しすぎる行動を起こし、日本映画界に嫌われても立ち上がってきたのでしょう。
「しくじり先生」で登壇することも、決して「失敗だった～」という話ではないはずです。物をはっきり言いすぎる、勘違いなんて批判されてはいますが、紀里谷和明の発言や考え方、もちろん作品にも一貫した美意識が存在しています。
これはもう一流のアーティスト。そんな紀里谷和明の目標は「文明との距離」らしく、そう言われても我々凡人には解釈しかねますが、ハリウッドデビュー作「ラスト・ナイツ」がどんな美しい作品に仕上がっているのかは見ものですね。
