2015年4月14日 更新
丸亀製麺、香川県で撤退も、創業者の粟田貴也氏(加古川市出身)は麺や出汁をリニューアル値上げ
セルフうどん業界最大手の「丸亀製麺」の香川県進出第一号店が
2015年1月18日をもって閉店となりました。
今やうどんチェーン店は当たり前の光景となりましたが、
その中でも独走状態である丸亀製麺の閉店は外食産業にとっては
なかなか大きなニュースでした。
丸亀製麺が香川県(うどん県民)に受け入れられなった理由
わずか3年で閉店した第一号店。
考えられる理由としてはまず価格が考えられます。
丸亀製麺の釜揚げうどん並は280円ですが、本場の香川県は
なんと200円以内が普通とのこと。
また、だしの味も本来の讃岐うどんとは違う風味でした。
全国展開のためそうせざるを得ない部分もあったようですが、
地元民のお気に入りにはならなかったようですね。
丸亀製麺には強敵揃いのセルフうどん業界
セルフうどん、と聞いてまず思い浮かべるのは
この丸亀製麺とはなまるうどんだと思いますが、
新興勢力も着々と力をつけています。
塩にこだわった讃岐風「瀬戸うどん」、名古屋からは
味噌味の「どんどん庵」、他にも「讃岐製麺」「香の川製麺」が
挙げられます。値段は釜揚げうどん並で比較すると
280円〜400円が現状ですが、いずれ牛丼チェーンのように
価格競争がし烈になる可能性は十分に考えられます。
丸亀製麺は全国に約780店舗を構えており、
他の追随を許さない状況ですが、うどん戦争勃発の
予感もひしひしとあるようです。
丸亀製麺、創業者は粟田貴也
丸亀製麺、創業者 粟田貴也は焼き鳥屋からスタート
創業者の粟田氏は、兵庫県神戸市生まれの加古川市育ち。
父親が香川県出身のため、小さい頃からうどんに親しんでいました。
元々独立志向が強く、自分でビジネスを興したいと考えていたそう。
大学生のとき経験した喫茶店のバイトをきっかけに、飲食業へ
身を投じることを決意します。大学を中退し開業資金をため、
「とりどーる」という焼き鳥屋を開店。わずか8坪の小さいお店でした。
紆余曲折をへてとりどーるは成功しますが、2003年に始まった
鳥インフルエンザ騒動により、経営戦略の転換を迫られました。
そこで思いついたのがうどんチェーンでした。
丸亀製麺はオープンキッチンが成功のカギ
丸亀製麺を運営する株式会社トリドール。
最近はうどん以外にもパスタやお好み焼き、ラーメンにも進出しています。
これらの店舗に共通するのが、店内にオープンキッチンを設けていることです。
このアイデアは焼き鳥屋時代に思いついたそう。
集客が思うようにいかなった時、オープンキッチンを採用したところ
大好評でその後の店舗数拡大に繋がりました。
実際に調理しているところをお客様に見せることにより、
生まれるできたて感、手作り感、そして臨場感を
追求することがトリドールを今の地位に押し上げたと言えますね。
丸亀製麺、創業者 粟田貴也は兵庫県神戸市生まれ、加古川市育ち
丸亀製麺、創業者 粟田貴也の出身地 兵庫県神戸市のB級グルメかつめしはマスト!
粟田貴也氏が育った兵庫県加古川市は、神戸市や姫路市の
ベッドタウンとして発展してきました。
2014年放送の大河ドラマ「軍師官兵衛」の舞台としても注目されましたね。
郷土料理のかつめしはB級グルメファンの間では周知の存在で、
加古川市以外でお目にかかれることは少ないとのことです。
丸亀製麺、創業者 粟田貴也の出身地 兵庫県神戸市のオススメかつめしスポットはここ!
かつめしは、ご飯の上にビフカツ(豚のときもあり)を乗せ、
デミグラスソースをベースにしたソースと茹でキャベツがそえられた料理です。
学食や学校給食でも提供されるくらい身近なグルメ。
加古川市内でどこでも楽しめるかつめしですが、
特にオススメなのは加古川市役所食堂です。
豚を使用する店が多いなか、こちらの食堂は、
ビフカツで提供しているという本気度で、
知る人ぞ知るかつめしスポットですよ。