柄本明は芸能一家!息子「柄本佑と柄本時生」の俳優としての実力は?

柄本明は芸能一家!息子「柄本佑と柄本時生」の俳優としての実力は?

2022年7月19日 更新

柄本明は芸能一家!息子「柄本佑と柄本時生」の俳優としての実力は?

柄本明・角替和枝夫妻の息子、柄本祐と柄本時生は、俳優のサラブレットか?!

最近は、これからの映画やドラマ、演劇界を支えていきそうな若手のバイプレーヤーが、数多く育ってきました。なかでも、怪優柄本明とベテラン女優角替和枝との間に生まれた柄本祐と柄本時生兄弟の活躍には、目を見張るものがあります。

兄の柄本祐は、1986年生まれの29歳。実は彼の妻もまた、奥田瑛二を父に持つ、今注目の女優安藤さくらです。弟の柄本時生は、1986年生まれの26歳です。芸能一家のサラブレッドたちの俳優としての実力は、いかほどのものなのでしょうか。

柄本明の異相を引き継いだ柄本祐は「白蛇さん」、柄本時生はTVCMで大ブレイク

柄本佑と柄本時生は、どちらも、父である柄本明のDNAを引き継いだ異相ですが、兄の柄本祐のほうが、線が細く華奢なイメージで、弟の柄本時生は、風貌そのものがかなり個性的です。柄本祐は、小さい頃からコンスタントに映画やドラマに出演していて、キャリア年数からすれば、もうベテランといってもいいぐらいですが、なんといっても、彼の知名度を一気に高めたのが、NHK朝のテレビ小説「あさが来た!」の「白蛇さん」です。

ヒロインの姉の夫となる、没落商家の若旦那役を演じ、そのツンデレ的演技が、一部女性たちの心をつかんで大好評でした。一方、弟の柄本時生も兄の柄本佑と同じく、中学生の頃から数々の映画やドラマに出演。一度見たら忘れられないインパクトのある風貌で注目を集め、この1、2年の露出は、人気俳優並みです。また、消費者金融のコミカルなTVCMの出演で、知名度もかなり上がりました。

柄本明と仲代達也は不仲なの?劇団東京乾電池最新公演!

柄本明は、仲代達矢と共演した新作映画や、劇団40周年記念の舞台で充実の日々

柄本明は、つい先日も、出演した映画「春との旅」で共演した仲代達矢とともに、初日舞台挨拶に出席しています。映画の中で、仲代達矢と壮絶な兄弟喧嘩のシーンを演じた柄本明は、「いっぱい殴られました。でも尊敬する大先輩の仲代さんに殴られるのは非常に光栄」と切り出すと、「あなたも(劇中で)ずいぶんひどいことを言っていましたからね。

私もずいぶん腹が立ちました」と仲代達矢が応酬。映画「春との旅」で物語のきもとなる不仲ぶりをアピールしつつ、観客を大いに沸かせていました。また、この6月には、劇団東京乾電池創立40周年記念本公演「ただの自転車屋」が、下北沢の本多劇場で上演される柄本明。歳を重ね、ますます充実した俳優生活を送っています。

柄本明は、小劇場ブームの雄「劇団東京乾電池」の座長だった!

柄本祐と柄本時生兄弟が、いくら将来有望な役者であったとしても、あの柄本明の息子という肩書きがなければ、これほど注目されてはいないでしょう。父の柄本明は、1948年生まれの67歳。1970年代、小劇場ブームのさなか、自由劇場を退団した仲間たちと、今年創立40周年を迎えた劇団東京乾電池を結成、座長となります。不条理でシニカルな大人の笑いを目指した劇団東京乾電池の演劇は、評判を呼び、柄本明をはじめ、劇団に所属していたベンガル、綾田俊樹、高田純次らが、次々と映画やテレビに進出していきます。

柄本明は当初、その魁偉な風貌で、さまざまな敵役や犯罪者、例えば狂気を秘めたやくざやサイコキラーといった役どころをこなしていましたが、歳を経るとともに、重厚な演技派として高い評価を得るようになってきました。

柄本明は映画に欠かせない名脇役!「シン・ゴジラ」キャスト328人の中にいないはずがない!

柄本明にしか出せないヌンとした空気。「笑っていいとも」や「さんまのまんま」などのバラエティ番組では、あの空気はそもそもが口数少なく、奇怪な天然性格によるものだということが分かります。しかし、その存在感を自らキャラ立ちさせる演技力はもはや名人芸。柄本明が映画に欠かせない名脇役俳優であることは誰もが認めるところです。

2016年7月29日より公開される高良健吾主演映画「シン・ゴジラ」の情報が小出しにされる中、328人も役名のある日本最大規模のキャスト数で「日本から俳優がいなくなった!」と話題沸騰中の作品に、この柄本明が名を連ねているのは当然のこと。日本人の心である「ゴジラ」、特撮ものという特殊な世界観を描くなら、もっと絞り込んだキャスティングでも、庵野秀明監督は柄本明を指名したに違いありません。

イケメン俳優を際立たせるためだけなら、どの非イケメン俳優にも少なからず使命は与えられていますが、柄本明の個性というのは単なる非イケメンという次元レベルではありません。世界を歪ませ、映画に怪しい時空を発生させる魔力の様なものが、柄本明の全身からはヌンヌンと発せられている様な気がします。

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