イーサン・ホーク映画「ガタカ」「トレーニングデイ」あらすじネタバレ!
イーサン・ホーク主演の近未来SF映画「ガタカ」あらすじネタバレ!20年経った今でもカルト的人気作!
イーサン・ホークが、1997年に主演を務めたSF映画「ガタカ」は、今でもカルト的人気を誇っています。「ガタカ」の舞台は近未来。人間は、遺伝子操作により、完璧な知能、体力、外見を備える「適正者」と、自然妊娠により産まれた「不適正者」に区別されていました。イーサン・ホーク演じる主人公ヴィンセントは「不適正者」でした。
しかし、事故によって両足の自由を奪われ、水泳選手としての夢を絶たれたジュード・ロウ演じる「適正者」ジェローム・モローから生体IDを入手。ジェローム・モローになりすまして、「適正者」として、宇宙飛行士の夢を追うために、宇宙局「ガタカ」の局員となっていました。
「ガタカ」では、たびたび「適正者」としてのテストが行われますが、ヴィンセントは、そのたびに、工夫と努力でテストを潜り抜けます。あるとき、「適正者」と同レベルの体力を証明してテストを通過すると、ついにタイタン探査船の宇宙飛行士に選出されました。
そんなとき、上司が何者かに殺害され、その事故現場で見つかったまつ毛のIDがヴィセントのものだということが判明します。警察は、「適正者」を偽る人物の存在を疑い始めますが、なんとか探査船の出発日時を迎えたヴィンセント。間もなく出発予定時刻だというときに、ゴア・ヴィダル演じる宇宙局長ジョセフが犯行を自供します。
実は、殺害された上司は、ヴィセントの身分詐称を告発しようとしていました。出発を妨げようとする上司を邪魔に思ったのが宇宙局長ジョセフです。探査船を予定通り出発させるために殺人を犯し、その出発日時まで沈黙を貫いていたのでした……。
ヴィンセントと惹かれ合い、「不適正者」と知ってもなおヴィセントを助けるヒロイン、アイリーン・カッシーニはユマ・サーマンが演じていて、「ガタカ」撮影後は、実際にイーサン・ホークと結婚し、2子をも授かっています。
イーサン・ホーク映画「トレーニングデイ」あらすじネタバレ!アカデミー助演男優賞にノミネート!
イーサン・ホークが出演した2001年の「トレーニングデイ」は、新人刑事の訓練日(トレーニングデイ)を描いた作品です。ロス市警麻薬取締課に配属されたイーサン・ホーク演じる新人刑事ジェイクは、デンゼル・ワシントン演じるベテラン刑事アロンゾと組むことになります。
正義感が強く、純粋に犯罪者を捕まえようとするジェイクに対して、アロンゾは、「狼を倒せるのは狼だけ」を口癖に、悪を捕まえるために自身も悪に手を染めていました。家宅捜査と称して金品を強奪したり、愛人がいたりと、アロンゾの振る舞いに幻滅するジェイク。
しかしある日、麻薬密売人の家に乗り込むと、そこで得た金銭を自分の懐に入れたアロンゾは、あろうことかジェイクにも分け前を渡してきました。我慢できなくなったジェイクは、ついにアロンゾに銃を向けますが、引き金は引けませんでした。しかし後日、ジェイクは、アロンゾにハメられて殺されそうになると、ついに引き金を引き、ジェイクとアロンゾの銃撃戦が始まります。
結局、その場を逃れた2人でしたが、アロンゾは、車を運転中に何者かに衝突されるのでした……。映画「トレーニングデイ」では、デンゼル・ワシントンがアカデミー主演男優賞を受賞し、イーサン・ホークはアカデミー助演男優賞にノミネートされました。
イーサン・ホークの再婚相手にビックリ!不倫を肯定する恋愛観とは?
イーサン・ホークの再婚相手は禁断の相手だった!
イーサン・ホークは、1998年に、「ガタカ」で共演したユマ・サーマンと結婚し、同年2月に長女マヤ・レイ、2002年1月に長男ロアンが誕生しました。ハリウッドの中でも、才能にあふれる幸せな夫婦として有名だったイーサン・ホークとユマ・サーマン夫妻。
しかし、2004年になると、イーサン・ホークの浮気が原因で、離婚が成立。その後、イーサン・ホークは、2008年に再婚を発表しています。なんと再婚相手は、ユマ・サーマンと結婚していた当時にベビーシッターとして働いていたライアン・ショーヒューズでした。
イーサン・ホークは独自の恋愛観の持ち主だった!一夫一婦制は合わない?
イーサン・ホークは、ライアン・ショーヒューズと結婚すると、2008年と2011年に女児をもうけました。イーサン・ホークは、まだ学生だったライアン・ショーヒューズがベビーシッターをしていた当時から関係があったわけではないと否定していますが、信じる人は少ないようです。
一方で、イーサン・ホークは、インタビューで、「浮気は普通のこと。人間は、一夫一婦制に合わない生き物。世間の貞操観念は子供っぽい」と明かしたことがあるように、独自の恋愛観を持っています。再婚相手であるライアン・ショーヒューズとの将来についても、「スリリングだけど、未来のことは誰にも分からない」と語っています。
イーサン・ホーク主演映画「ブルーに生まれついて」はプロのミュージシャンも絶賛の出来栄えに!
イーサン・ホーク主演映画「ブルーに生まれついて」が、2016年11月25日から日本で公開となります。「ブルーに生まれついて」は、ジャズミュージシャンでトランペット奏者として有名なチェット・ベイカー(1929~1988年)の人生を描いた伝記映画。イーサン・ホークは、約6カ月もトランペットのトレーニングを受け、甘いマスクと歌声で音楽ファンを魅了しながらも、愛に生き、麻薬に身を滅ぼしたチェット・ベイカーを見事に演じています。
「ブルーに生まれついて」を視聴したジャズミュージシャンの菊地成孔は、「チェット・ベイカーの最も幸福な時期の一部を描いている」とコメント。東京スカパラダイスオーケストラのトランペット奏者NARGOも、「彼ほど美しくも切ない旋律を奏でるトランペッターを僕は知らない」と、映画の出来栄えに感銘を受けたようです。
イーサン・ホークの才能は、役者として発揮されるだけではありません。「ビフォア・サンセット」と「ビフォア・ミッドナイト」では脚本にも参加し、アカデミー脚色賞にノミネートされたことがあるように、その才能は多才です。「ブルーに生まれついて」に続いて、2017年には、日本映画「七人の侍」を基にした映画「荒野の七人」のリメイク作品「マグニフィセント・セブン」も公開予定ですが、本作で、イーサン・ホークは、再びデンゼル・ワシントンと共演を果たしています。
1985年のデビュー以来、長くハリウッドの第一線で活躍を続けてきた一連の功績が称えられて、第64回サンセバスチャン国際映画祭で、ドノスティア賞を受賞したイーサン・ホーク。その演技力の評価は高く、これからもさまざまな良作を届けてくれそうですね。