畑岡奈紗のクラブセッティングやスイングの特徴は?米国女子ツアーでトップ10入り!

畑岡奈紗のクラブセッティングやスイングの特徴は?成績や獲得賞金額は?

畑岡奈紗の快進撃を支える”男前”なクラブセッティング!飛距離250ヤード超えはブレのないスイングあってこそ!

今まさに女子ゴルフ界を席巻しているプロゴルファーの畑岡奈紗(はたおかなさ)。プロ転向後早くも米国女子ツアーに挑んでいる畑岡奈紗は、男子プロでしかほぼ使われていないドライバーを使用するなどの”男前”なクラブセッティングでも知られています。

ゴルフ選手が、どのような考えでプレーをしているのかを知る大きな手掛かりとなるのが、試合中に使う14本のクラブの「クラブセッティング」です。畑岡奈紗は、女子プロで使っている選手がほとんどいないというダンロップのドライバー「スリクソン Z765」を使用。ドライバー自体の重量も300グラムを超えた、ガツンと打てる一本です。

このドライバーを使うことで、男子プロでも上位に食い込む250ヤードを超える飛距離を放ち、大きなアドバンテージを得ていると言います。ドライバー以外では、やや重みのある3Wの「スリクソン Z F65」を使っているほか、フェアウエイウッドには、5Wではなくユーティリティーの3UTを選択。ドライバーや、3Wを正確に打てる自信があるからこそ、フェアウエイウッドには、飛距離ではなく、正確性を求めてユーティリティーを選んでいるようです。

飛距離もさることながら、正確で安定したショットも畑岡奈紗の強さにつながっています。アイアンショットが高い弾道を描くところが特徴的な畑岡奈紗。これは、強靭な下半身をベースに、ブレのないスイングフォームでショットを放っているからです。本人は「緊張すると打つタイミングが早くなってしまう傾向がある」と注意しているそうですが、自分のクセを理解してコントロールしようとする姿勢にも、すでにトップアスリートとしての考え方が備わっています。

畑岡奈紗の成績や獲得賞金額は?アマチュア時代から史上初を連発!

畑岡奈紗の名前が一躍有名になったのは、アマチュアとして臨んだ2016年の日本女子オープン選手権です。当時、高校3年生だった畑岡奈紗は、最終日に逆転優勝。同大会でのアマチュア史上初優勝を遂げたばかりでなく、同大会最年少優勝、日本女子プロゴルフツアー公式戦最年少優勝を記録も一気に塗り替えました。同年10月にプロに転向し、2017年シーズンは、いきなり米国女子ツアーに挑戦。

残念ながら、米国女子ツアーでは思ったような成績を残せませんでしたが、日本で戦ったミヤギテレビ杯と日本女子オープンで2週連続優勝を達成しています。特に、日本女子オープンでは、通算20アンダーという圧倒的なスコアで、同大会の歴代最少打数と歴代最高スコアも記録しました。

そんな畑岡奈紗の2017年の獲得賞金額は、国内で約6100万円です。2018年シーズンは、2試合に出場した国内で、すでに約500万円を獲得しているほか、米国女子でも、全米女子オープンで10位に食い込むなどして、6月12日現在、日本人選手トップの約3667万円を獲得しています。

畑岡奈紗のスポンサーは?母親がキャディーを務め支えたことも

畑岡奈紗のスポンサーには父親が勤務する「山新」も!

畑岡奈紗は、森ビル株式会社と所属契約選手を交わしているほか、株式会社山新やダンロップスポーツ株式会社、株式会社ドーム、日本航空株式会社と、さまざまなスポンサー契約を結んでいます。その中でも、株式会社山新は、畑岡奈紗がプロに転向した2017年10月に、いち早くスポンサーに名乗りをあげました。

実は、この株式会社山新は、畑岡奈紗の父親が勤めている、茨城県内を中心にホームセンターを展開している会社です。父親の仕事での頑張りがあってこそだと思いますが、社員の家族の活躍を真っ先に応援してくれるとは素敵な会社ですね。

畑岡奈紗の母親はゴルフ場勤務!娘のキャディーを務め支えたことも

畑岡奈紗の母親は、高校卒業後から茨城県のゴルフ場に勤めていて、自身もベストスコア81を持つ腕前だそうです。畑岡奈紗がゴルフを本格的に始めたのは11歳のとき。小さな頃から母親の職場でゴルフをして遊んでいたと言いますから、ゴルフを始めたのには母親の影響が強かったのでしょう。

ちなみに、父親はゴルフをやらないとか。中学時代には、父親が学生時代にやっていた陸上競技部にも所属し、県大会の200メートルで入賞する成績も残していますが、最終的に選んだのはゴルフでした。現在は違いますが、2016年にアマチュアとして日本女子オープンを制した時には、母親がキャディーを務めて、畑岡奈紗の快挙を支えてもいます。

畑岡奈紗が今季の米国女子ツアーで4戦連続トップ10入り!

米国女子ツアーに初参戦した2017年シーズンは、19戦にエントリーして、予選通過が8試合となった畑岡奈紗。順位も、同年9月に行われた「キャンビア・ポートランド・クラシック」での15位が最高と、思ったような成績を残すことができませんでした。

しかし、2018年シーズンは、ここまで12戦して、予選を突破できなかったのは、わずか2回です。4月のLPGAメディヒール選手権で7位に入り、初めてのトップ10入りを果たすと、5月のキングスミル選手権では自己最高の準優勝をマーク!続いて行われたLPGAボルヴィック選手権では10位、全米女子オープンでも10位に食い込み、4戦連続でのトップ10入りを達成しています。

特に、全米女子オープンでの10位は、日本人選手としては初めての10代でのトップ10入りとなりました。それでも、畑岡奈紗は「アメリカで優勝して、世界一になるのが目標だから」と悔しさをにじませていたそうです。奈紗という名前は、両親が、「前人未踏のことをしてほしい」と、アメリカ航空宇宙局(NASA)にちなんで命名したと言います。

その名の通り、これまでも前人未踏の記録を打ち立ててきた畑岡奈紗ですが、自分自身で掲げている、もっと大きな目標に向かってもまだまだ頑張ってくれそうです。

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