日本人離れした顔立ちが印象的な今井月（いまいるな）。それもそのはず、フィリピン人の母親を持つ彼女は、日本とフィリピンのハーフ美女なのです。
今井月が美人なので、母親も美人であること間違いなしかとは思いますが、残念ながら母親は彼女が8歳の頃に病気で他界したのだそう。それからは父親が、今井月と2歳上の兄を男手一つで育ててきたといいます。愛らしい笑顔の裏には、そんな苦労もあったのですね。
今井月は子供の頃からスゴかった！輝かしい戦績紹介
水泳界で大注目の今井月は、幼い頃から数々の記録で話題を集める選手でした。
3歳の頃から水泳を始めた彼女は、小学2年生で「全国JOCジュニアオリンピック」に初出場。小学5年生になった2011年には地元である岐阜県の選手権に出場し、100m・200mの平泳ぎと、400mの個人メドレーで県の学童（小学生）記録を更新し、200mの平泳ぎでは、小学生の日本記録まであと一歩に迫るタイムを記録しています。
この大会以降も鍛錬を重ねた今井月は、翌2012年に小学6年生で、平泳ぎの50m・100m・200mに加え、400m個人メドレーでも小学生の日本記録を塗り替え、水泳界にその名を刻みました。
今井月が、短水路（25mプール）・長水路（50mプール）の100m・200m平泳ぎで更新した記録は、2019年9月現在も破られていません。7年経っても更新されないとは、いかにすごい記録であるかが分かりますね。
中学生になっても、今井月の躍進はとどまることを知りません。2013年8月に静岡で開催された「第53回全国中学校水泳競技大会」に中学1年で出場し、100m・200mの平泳ぎで優勝。この功績が認められ、同年10月に中国で開催された「東アジア競技大会」に、日本選手団の中では最年少の13歳で100m・200m平泳ぎの代表として出場しました。
さらに2年後、中学3年で出場した「第91回日本選手権水泳競技大会」では、200m平泳ぎで3位の成績を収めています。中学生で日本選手権3位入賞は素晴らしい成績ですが、今井月は喜ぶどころか涙ながらに「周りを意識しすぎた。空回りした」と悔しさを露わにしました。勝敗や記録への強い思いが、今井月の力を伸ばす源になっているのでしょう。
翌2016年4月、高校生になった今井月は「第92回日本選手権水泳競技大会」で2位となり、リオオリンピック出場を勝ち取ります。代表選手となるために越えなければいけないタイムをクリアしたことはもちろん、ジュニアの世界記録を更新しての代表入りでした。
15歳で初めて体験したオリンピックでは惜しくも準決勝で敗れてしまい、同じ悔しさを4年後に味わいたくないと語った今井月は、2020年開催の東京オリンピックを見据え、練習に励んでいます。
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池江璃花子選手とは大親友！熱い友情秘話に注目
今井月選手には、同じ競泳選手に親友がいます。現在闘病中の池江璃花子です。同級生の2人は幼い頃から注目選手で、小学生時代から水泳連盟が主催する強化合宿などに召集されていました。そんな2人は中学2年の頃に合宿で同室になり意気投合して以来、お互いを大親友と認める仲なのだそうです。
中学生の時には合宿の練習が休みの日に2人で原宿へ出かけ、パンケーキを食べたという女の子らしいエピソードも。そんな大親友の池江璃花子が、2019年2月に白血病を公表。復帰に向けて闘病生活を送っています。
その後、4月に行われた「第95回日本選手権水泳競技大会」に出場した今井月。昨年代表入りできなかった時に池江璃花子が励ましてくれたと明かし「次は私が励ます番」と試合前に語っていました。しかし、残念ながら200m平泳ぎで4位、200m個人メドレーでも3位に終わり、世界水泳の代表入りは叶いませんでした。
メダルを獲りながら、表彰式でも涙が止まらなかった今井月。代表入りを逃したことよりも、準決勝の泳ぎを観ていた池江璃花子からのアドバイスを活かせず、良い報告ができなかったことへの悔しさのほうが強かったのかもしれません。
現在は治療に専念している池江璃花子ですが、東京オリンピック出場は諦めていないといいます。自国開催のオリンピックで、2人揃って活躍する姿を見たいものですね。
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今井月はモデル志望？よしもとがマネージメント
2020年東京オリンピックでのメダル獲得を目指す今井月ですが、将来の夢は水泳に関係した職に就くことではなく、モデルなのだとか。日本人離れした可愛らしい顔立ちに、164cm・51kgのスラリとしたスタイルは、十分にモデルも務まりそうです。
そんな将来の夢も見据えたのか、今井月は2017年11月に、よしもとクリエイティブ・エージェンシーとマネジメント契約を交わしました。よしもとはお笑い芸人だけでなく様々なアスリートのマネジメントもしており、官公庁とタッグを組んで子供向けのイベントを開催するなど、スポーツの普及活動にも携わっています。よしもとのバックアップがあれば、水泳選手としての活動も順調に進みそうですね。
日本選手権で世界水泳代表入りを逃し、5月に行われた「ジャパンオープン2019」に望みをかけた今井月でしたが、年明けに痛めたという腰の影響からか表彰台に上がれず、世界水泳出場はなりませんでした。
しかし、1年後に迫った東京オリンピック出場を目指す今井月には、ガッカリしている時間はありません。7月にイタリアで行われた「第30回ユニバーシアード夏季競技大会」の代表に選ばれた彼女は、女子200m個人メドレー3位、女子4×100mフリーリレーと女子4×100mメドレーリレーで2位と、複数の種目でメダルを獲得する活躍を見せました。親友・池江璃花子が8月下旬にディズニーランドへ行ったことをSNSで報告しているなど経過が順調なことも、今井月には頑張る力となっていることでしょう。
東京オリンピックの競泳競技は、2020年7月25日に都内江東区の東京アクアティクスセンターで始まります。熱戦の火ぶたが切られるまで、あと300日余り。是非とも万全のコンディションで念願の代表入りを実現してほしいですね。
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