井上大仁が東京マラソンで大ブレイク!プロフィールや成績をおさらい

井上大仁の所属先がTwitterでトレンドに!プロフィールが知りたい!

井上大仁の所属先はどこ?Twitterでトレンドになった!

井上大仁(いのうえひろと)は、2017年の東京マラソンで一躍脚光を浴びた陸上競技選手です。長距離種目を専門としており、学生時代は駅伝で活躍していました。マラソン大会への出場は、2016年3月に行われたびわ湖毎日マラソン大会以来2度目だった井上大仁。東京マラソンでは、見事に日本人選手の中でトップ(総合8位)のゴールし、2017年8月にロンドンで開催される世界陸上に参戦する権利を手に入れました。

試合前にはほとんど注目されていなかった井上大仁が日本人最高位を決めると、Twitterでは所属先の「MHPS」が検索キーワードとして、一気にトレンド入りすることに。MHPSとは、三菱日立パワーシステムズ株式会社のことです。井上大仁の活躍によって、陸上界ではあまり知名度が高くないMHPSマラソン部の名は一気に知られるところとなり、今後の躍進にも多くの期待が寄せられています。

井上大仁のプロフィール!趣味は?

井上大仁は、1993年生まれで、長崎県諫早市出身。中学生のころから陸上競技を始め、地元にある鎮西学院高等学校を卒業すると、陸上競技の強豪である山梨学院大学に進学しました。山梨学院大学時代は、箱根駅伝などで大活躍し、地元長崎にあるMHPS長崎に就職してマラソン部の一員に。

MHPSでは、長崎プラント建設部の建設課に所属しながら、マラソン部の練習にいそしんでいる井上大仁。陸上選手ですが、趣味は散歩とのこと。東京マラソンで一躍注目を集めたことで、今後さまざまな媒体で取り上げられるようになれば、詳細なプロフィール情報も広まっていくことになるでしょう。

井上大仁の鎮西学院・山梨学院時代の成績は?MHPSでの成績は?

井上大仁の鎮西学院・山梨学院時代の成績は?かくれた逸材だった?

井上大仁は、高校時代、地元にある鎮西学院高等学校に通っていましたが、全国高校駅伝の出場経験などはありません。とはいえ、天下の青山学院大学など、いくつかの大学からスカウトされたと言いますから、走力には光るものがあったのでしょう。高校卒業後は、陸上競技の強豪校である山梨学院大学に進学。陸上部のエースとして活躍し、正月に開催される箱根駅伝には4年連続で出場しています。

1年生で区間10位だった井上大仁は、2年生の時には区間7位と成績を向上させました。3年生で出場したときには、チームメイトのエノック・オムワンバが途中棄権したため順位はつかず。4年生になると主将となり、チームを引っ張る要として活躍した結果、3人抜きを敢行して、区間3位に!シード権獲得枠まで山梨学院大学の順位を上げる力走でチームに貢献しました。2013年の全日本大学駅伝では、2区を走り、区間賞も手にしています。

井上大仁が所属するMHPSでの成績は?東京オリンピックに近づいた!?

井上大仁は山梨学院大学を卒業した2015年に、MHPSマラソン部に入部しました。2016年に開催されたニューイヤー駅伝では、社会人としてはルーキーながら、区間3位という好成績を記録。続いて同年3月に開催されたびわ湖毎日マラソンでは、自身初となるマラソンに挑戦し、総合9位に食い込む成績を収めています。

同年11月に開催された九州実業団対抗毎日駅伝大会でも、チーム優勝に貢献する走りを見せた井上大仁。2017年の東京マラソンでは日本人でトップとなる走りを見せて世界陸上への出場を決めるとともに、マラソン強化戦略プロジェクトリーダー瀬古利彦をして、東京オリンピックに「近づいた選手」と言わしめました。

井上大仁が東京マラソンから世界陸上日本代表へ!

2017年2月に開催された東京マラソンで好成績を収めた井上大仁は、ただ走っていただけではありませんでした。自身の最終タイム目標を2時間07分台に設定し、5kmを15分前後のペースで刻んでいく走り方を実戦で試していたそうです。しかし、今回のレースでは、ペースメーカーのスピードが想定以上に速かったため、5kmの通過タイムが14分15秒というハイペースになってしまいます。その後も、10kmの通過タイムが29分13秒とハイペースのまま、なかなか自身のペースを見つけられずにいました。

このままでは厳しいと判断した井上大仁は、自らの判断でペースを落とします。ほぼ同じポジションを走っていたHondaの設楽悠太はペースを維持したまま先行していきましたが、38km付近で失速。一定のペースを維持して走っていた井上大仁が設楽悠太を抜き去り、日本人トップでゴールしました。「今、起きている現実にビックリしています」と結果を喜びながらも、レースの内容については満足していない井上大仁は、5kmを15分程度のペースで走り続け、2時間06分台でゴールすることが理想だとか。

上位のランナーが2時間03分台をたたき出した様子を見れば、世界との差は明らかかもしれませんが、「欲張りといわれるが、記録も順位ももっと上を目指したかった」とコメントする井上大仁は伸び盛りの24歳。レース後半のペースダウンやメンタルの準備が課題だと冷静に分析できているので、持ち前の負けん気の強さを発揮して成長を続け、世界レベルの戦いを見せてくれる日が来るのも間もなくでしょう。

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