井上一樹はドラゴンズに入団しながら阪神ファンだった!?阪神の1軍打撃コーチに就任!

井上一樹は元プロ野球選手!現役時代の成績を紹介!


井上一樹のプロフィール
◆生年月日:1971年7月25日
◆出身:鹿児島県
◆身長・体重:184cm・93kg
◆出身校:鹿児島商業高校
◆ポジション:外野手
◆所属チーム:阪神タイガース(一軍打撃コーチ)

井上一樹はプロ入り当初、投手だった?

井上一樹(いのうえかずき)は中日ドラゴンズで、1990年から2009年まで選手として活躍し、引退後は一軍の打撃コーチに就任しました。2013年にドラゴンズを退団。コメンテーターとして活躍した後、2020年からは阪神タイガースの一軍打撃コーチとして、再びユニフォームを着ることとなりました。

1989年11月に行われたドラフト会議で、井上一樹は中日ドラゴンズからの2位指名を受け入団。この時は投手として指名されており、プロ入り後3年目の1992年までは投手を務めていました。しかし、腰を痛めたことなども影響して登板の機会をなかなか得られず、1993年シーズンに打者へ転向しました。

井上一樹の打者としての成績

腰痛の発症や、チームに不足していた野手の穴を埋めることを理由として、1993年の途中から打者へ転向した井上一樹は翌シーズン、二軍のオールスターゲームにウエスタン・リーグ選抜メンバーの一人として出場し、MVPに選ばれています。

しかし、野手としてもすぐには芽が出ず、スタメンに定着したのは1999年シーズンからでした。その後、2006年シーズンまで打線を盛り上げ、優勝争いにも貢献する活躍を見せます。長く眠っていた井上一樹の才能を呼び覚ましたのは、複数の球団でコーチを歴任し、1998年からドラゴンズの一軍打撃コーチに就任した水谷実雄(みずたにじつお)の指導によりものでした。

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井上一樹はドラゴンズに入団しながら阪神ファンだった?経歴やプロフィールも紹介!

井上一樹のプロフィールと経歴

井上一樹は1971年7月25日生まれ。鹿児島県霧島市出身です。小学生の頃にソフトボールを始め、中学では軟式野球部に所属。公立高校ながら県内では強豪として知られ、センバツでも最高ベスト4の実績を持つ鹿児島商業高校から硬式野球のボールを握ります。2年の夏には高校球児の憧れ・甲子園に投手兼野手として出場。高校通算40本塁打を放つ打力でプロの注目を集めました。

与田剛や野茂英雄、潮崎哲也といった錚々たる顔ぶれが揃った1989年のドラフトで投手としてドラゴンズの2位指名を受けた井上一樹は、高校球界でナンバーワンの左腕と評するスポーツ紙もあるほどの逸材として、プロ野球人生をスタートさせます。

ところが、プロ1年目は3軍で試合にも出られず、2年目は8試合、3年目はわずか1試合と一軍のマウンドに立つ機会はほとんど得られず、1勝も挙げられないまま1993年に打者へ転向することに。しかし、野手としても1997年シーズンまでは公式戦出場も最も多いシーズンで28試合に留まり、長く不遇の時代を過ごしました。

そんな井上一樹の転機となったのは、1998年シーズンのこと。数々の球団で実績を積んだ水谷実雄が一軍打撃コーチに就任すると、高校時代に本塁打を量産していた打者としての才能が目覚め、1999年シーズンからは7番・右翼でスタメンに定着。打率も3割を超えるようになり、恐怖の7番といわれるほどになった井上一樹は、以降2006年までドラゴンズの打線を支えました。

2009年に現役を引退すると、翌シーズンから井上一樹は一軍打撃コーチとして再びドラゴンズのユニフォームに袖を通し、翌2011年は二軍監督としてウエスタン・リーグ優勝にチームを導くなど指導者としての手腕を発揮します。しかし、チームの低迷が影響してか2013年で退団。ここまで20年以上ドラゴンズ一筋だった井上一樹の野球人生は、ひとつの節目を迎えることとなりました。

井上一樹は中日ドラゴンズに入団しながら阪神タイガースのファンだった?

ドラゴンズを退団後、野球解説者として活動していた井上一樹は2014年7月14日に行われた中日阪神戦のラジオ放送で解説を務めた際、ドラゴンズのOBであるにもかかわらずタイガースファンであることを公言しました。

現役時代はドラゴンズの選手会長を務め、引退後は東海ラジオでドラゴンズを取り上げる番組のメインパーソナリティも担当していた井上一樹のトラ党宣言はドラゴンズファンを驚かせましたが、2020年シーズンから阪神タイガースの一軍打撃コーチに就任することが決まった際には、自らドラゴンズファンに就任の経緯を説明しています。他球団のコーチを務めることになったとはいえ、20年以上慣れ親しんだドラゴンズへの愛着は一入のようです。

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井上一樹が阪神の1軍打撃コーチに就任!

井上一樹が語るタイガース打線復活の秘策はコミュニケーション!?

井上一樹は2019年10月21日、阪神タイガース一軍打撃コーチの就任会見に臨みました。2019年シーズンからタイガースの一軍監督を務めるる矢野燿大(やのあきひろ)は1991年から1997年まで中日ドラゴンズに所属しており、同じチームでプレーした仲です。その矢野燿大から「チームを作る上で、一樹しかおらんのや」とコーチ就任を要請され、7年ぶりにコーチとして復帰することを決めたと明かしています。

会見の中で「阪神タイガースは特別な球団」と語った井上一樹は一軍打撃コーチ就任にあたり、「阪神のユニホームを着る以上は自分の持っているものを伝えて、春のキャンプから打開策を考えながらやっていかないといけないと思います」と今後の意気込みを語っています。

阪神タイガースは2019年シーズン、中日ドラゴンズとの対戦で10勝14敗1分けと、2年連続負け越しています。息をひそめたタイガース打線に火をつけるため、「技術云々よりも選手のモチベーションを上げるためにハートをくすぐるコミュニケーションモンスターになりたい」とも語った井上一樹。会見翌日から練習に加わり、ラジオで鍛えた話術で積極的にコミュニケーションをとる姿が印象的でした。とことん選手たちと関わっていくことで個々の素質を見極め、ドラゴンズのコーチ時代に培った指導者としての手腕を発揮していくのではないでしょうか。

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