ヘイニエルはカカ二世!父親も名選手?レアルへの移籍金は歴代3位

ヘイニエルのプロフィールや経歴は?父親は元フットサルブラジル代表だった!


ヘイニエル・ジェズス・カルヴァーリョのプロフィール
◆生年月日:2002年1月19日
◆出身:ブラジル・ブラジリア
◆身長・体重:185cm・78kg
◆ポジション:ミッドフィールダー
◆所属クラブ:レアル・マドリード・カスティージャ

ヘイニエルのプロフィールや経歴は?

ブラジルのユース代表としてU-15世代から活躍するヘイニエル(レイニエル)は、カカやロナウドにも匹敵する才能を持つといわれる逸材です。

ブラジルの1部リーグ、カンピオナート・ブラジレイロに属するボタフォゴFR、フルミネンセFCの下部組織で経験を積んだ後、CRフラメンゴの下部組織に入団。ブラジルでトップクラスの実績を誇るCRフラメンゴは、日本代表監督を務めたことでも知られるジーコや、鹿島アントラーズの元監督ジョルジーニョ、ファンタジスタと称されたロナウジーニョなど、往年の名選手が在籍したクラブです。

強豪フラメンゴの下部組織でさらに技術を磨いたヘイニエルは、2019年夏にトップチームへ昇格。南アメリカ最強のクラブを決める「コパ・リベルタドーレス2019」のCSエメレク戦で、トップチームの試合にデビューしました。

ヘイニエルの父親はフットサルの名手だった

ヘイニエルの父親であるマウロ・カルバーリョは元フットサルの選手で、1985年にスペインで開催された「FIFUSA世界選手権」に代表メンバーとして出場した名選手です。

ヘイニエルに対する父マウロのサッカー英才教育は、彼が歩けるようになったばかりの頃から始まったといいます。フットサルの名手として活躍した父親はヘイニエルにサッカーの技術ばかりでなく、プロのサッカー選手として生きていくのに必要な心構えまで余すことなく教え込んだのだとか。

代表経験もある父の教えをしっかりと受け継ぎ、サッカー一筋で技術を磨いたヘイニエルは12歳でブラジルの古豪・CRフラメンコの下部組織に入団。プロへの道を順調に歩んでいます。

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ヘイニエルのプレースタイルは?ネクスト・カカと称される所以とは?

ヘイニエルのプレースタイルは?

185cmの長身を活かしたヘイニエルのプレーは、ダイナミックかつ繊細です。鋭いドリブルで縦に切り込みながら、周囲の状況を的確に判断したトリッキーなプレーやヘディングでゴールを狙う巧みさは、まだ10代の選手とは思えません。その類まれなテクニックは、クリロナやメッシと並ぶ人気を誇る元ブラジル代表・カカを思わせるという声もあります。

ネクスト・カカとの呼び声にヘイニエルの反応は?

ヘイニエルはネクスト・カカと呼ばれることについて、「僕にとってカカはアイドルで、いつも彼を見ていた。彼と比較されるのは嬉しい」と語っています。

ゴールの量産を狙うドリブラーではなく、「常にキレイなアシストを決めることを考えている」というヘイニエル。国際試合で日本での知名度がさらに高まれば、真摯な人柄で日本のファンにも愛されるカカのような人気選手になるかもしれません。

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ヘイニエルがレアル入団会見で涙「子供の時の夢を生きている」

2020年1月19日に18歳の誕生日を迎えたヘイニエルは、この日スペインのラ・リーガに属するレアル・マドリードの一員となることが発表されました。「白い巨人」「銀河系軍団」とも呼ばれ、「UEFAチャンピオンズリーグ」「FIFAクラブワールドカップ」など国際タイトルを歴代最多獲得する欧州の名門、レアル・マドリードはヘイニエルにとって、子供の頃からの憧れだったといいます。

ヘイニエルが自分のスターとして名を挙げるのは、2019年3月から約1年ぶりにレアルの監督に復帰したジダンです。レアルでも活躍した彼の現役時代をリアルで観たことはないものの、小さな頃からそのプレーを目に焼き付けてきたというヘイニエル。レアルのホームスタジアムであるサンティアゴ・ベルナベウで両親と入団会見に臨んだ彼は「僕と家族にとっての夢が叶った」「僕は今子供の時の夢を生きている。このクラブで偉大な歴史の一部になりたかった」と語り、自身のキャリアがビデオで紹介されると、これまでの様々な思いが込み上げたのか両親と涙を流す場面も。自らの手で夢を叶えたヘイニエルの喜びの涙は、現地メディアに「サンティアゴ・ベルナベウの歴史上で最も感動的な入団会見」と報じられました。

ヘイニエルの移籍金はバーゲン価格?

フラメンゴのリーグ戦とコパ・リベルタドーレス制覇の2冠に貢献したヘイニエルには、レアルの他にも多くの強豪クラブから誘いの声がありました。マンチェスター・シティ、リバプール、パリ・サンジェルマン、アーセナルなど、名だたるビッグクラブが名乗りをあげたヘイニエルの獲得にあたり、レアルがフラメンゴに支払った移籍金は、日本円でおよそ37億円に相当する3000万ユーロと推定されています。

この冬の移籍市場では最高額となったヘイニエルの移籍金は、冬に移籍した10代の選手の中でも、デヤン・クルセフスキの3500万ユーロ、ガブリエウ・ジェズスの3200万ユーロに続く歴代3位の高額です。しかし、カカ二世とも言われるヘイニエルの将来性を考えれば、決して高い買い物ではないでしょう。彼を送り出したフラメンゴの監督、ジョルジ・ジェズスも「これほどの逸材が3000万ユーロとは、バーゲンだろう」と現地メディアに語っています。

ヘイニエルは当面の間、レアル・マドリードのリザーブチームであるカスティージャで背番号19を着けてプレーします。カスティージャには彼と同じ年齢の久保建英が所属しており、マジョルカでのレンタル移籍の期限が2020年6月30日で切れることから、来季の去就が注目されています。レアル・マドリードには現在EU圏外選手枠の空きがなく、久保建英は来季も欧州の強豪クラブへレンタルされるものとみられていますが、将来的には2人でポジションを争うことになる可能性もあります。レアルのトップチームで背番号30を着けたヘイニエルと、久保建英が肩を並べてプレーする姿は見られるのでしょうか。

6月23日に行われたサン・セバスティアン・デ・ロス・レイエスとの試合でデビューしたヘイニエルはロドリゴ・ゴエスとの見事な連携でゴールをアシストし、早速存在感を示しました。東京五輪世代でもある彼のプレーに、世界中のサッカーファンから注目が集まります。

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