カサビアンってどんなバンド?おすすめの代表曲を紹介!
◆メジャーデビュー:2004年
◆メンバー:セルジオ・ピッツォーノ、クリス・エドワーズ、イアン・マシューズ
◆レーベル:ソニー・ミュージック
カサビアンってどんなバンド?
1997年にイギリスで結成されたロックバンド・カサビアンは、2004年8月25日にリリースしたデビューアルバム「Kasabian」で注目を集めました。インディーズ・ロックにエレクトロニクスを導入したグルーヴィーでダンサブルなサウンドで、ヨーロッパではアリーナでのライブがチケット完売になる人気を誇るバンドとして知られています。
UKロック・シーンに風穴を開けたともいわれるカサビアンのメンバーは、ギターとキーボード、ボーカルを担当するサージ・ピッツォーノ。ベース担当のクリス・エドワーズ。ドラムとパーカッションを担当するイアン・マシューズの3人です。
カサビアン結成から長年メインボーカルを担当していたトム・ミーガンは、2020年7月6日にカサビアンの公式ツイッターおよびトム・ミーガン本人のツイッターでカサビアン脱退を発表しています。当初、個人的な問題でお互い合意の上と詳細は語られていませんでしたが、同月8日にカサビアンのツイッターとインスタで、トム・ミーガンが起こした暴行事件が脱退の理由であることが明かされました。トム・ミーガンは脱退の発表とあわせて「またすぐに会えるよ」ともツイートしており、今後はソロミュージシャンとして活動していくのではないかと思われます。
カサビアンの名曲からおすすめの代表曲を紹介!
カサビアンが発表した数々の名曲から、おすすめの5曲を紹介します。
L.S.F (ロスト・ソウルズ・フォーエヴァー)
ファーストアルバム「Kasabian」に収録されている楽曲です。今もライブのラストに歌われることが多い代表曲で、ベースラインや旋律にシンセサイザーが効果的に使われています。
Empire
2006年8月にリリースされたセカンドアルバム「Empire」のタイトル曲です。新時代のロックの王道と言え、まさに「Empire(帝国)」のタイトルにふさわしい楽曲です。
Underdog
2009年6月にリリースされたサードアルバム「West Ryder Pauper Lunatic Asylum」の1曲目に収録されている曲です。セカンドアルバムリリースから3年、満を持して発表されたアルバムは前作よりさらにスケールを増し、これぞカサビアンの真骨頂ともいえる仕上がりです。
Velociraptor!
2011年9月にリリースされた4枚目のアルバム「Velociraptor!」のタイトル曲。やや実験的で混沌としたサウンドにスピード感を加え、ノリの良い楽曲に仕上げています。メロディにビート、グルーブが融合したモダン・クラシックとの自信を持ってカサビアンが放ったアルバムの中でも、オルタナティヴ・ロックの真骨頂を極めた1曲といえるでしょう。
stevie
カサビアン結成10周年を飾る集大成としてリリースされた5枚目のアルバム「48:13」からの1曲です。オーケストラがフィーチャーされたサウンドは往年のプログレッシブ・ロックを彷彿とさせ、ビートも小気味よく響くオススメの1曲です。
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カサビアンがサマーソニックで初来日!メンバーからの貴重なメッセージを入手!
カサビアンがサマーソニックで初来日したのはいつ?
カサビアンが初来日したのは、2004年8月のことです。5回目の開催となった「SUMMER SONIC 2004」に出演しますが、この年に結成したばかりの新人バンドだったにもかかわらず異例の入場規制が敷かれました。
以来、カサビアンは2005年、2007年、2009年、2014年、2017年に出演し、サマソニの常連バンドとなりました。また、サマソニ初出演となった2004年は11月にカサビアン単独での来日ツアーも敢行。2007年、2012年にも日本でライブツアーを開催しています。
カサビアンが日本のファンに向けてメッセージ!トム・ミーガン脱退の理由は?
カサビアンは2017年の「SUMMER SONIC」出演に際し、ファンに向けてビデオメッセージを寄せています。サージ・ピッツォーノのメッセージは「日本のみなさん。みんな元気?カサビアンのサージだよ。ソニックマニア2017のヘッドライナーとして今夏日本に戻れることが超楽しみだよ。クレイジーなライブになるぜ!約束する。人生をかけて宣言する!そこで会おう!またね!ハハハハ!」というフレンドリーなものでした。
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カサビアンのサージのソロプロジェクトが始動!アルバム制作に至るまでの経緯とは?
カサビアン・サージのソロプロジェクトが始動!
2017年5月に最新アルバム「For Crying Out Loud」をリリースしたカサビアンは2018年の9月まで長きに渡りワールド・ツアーを敢行。無事ツアーがファイナルを迎えた後、一時的に活動を休止しました。
そんな中、カサビアンがこれまで発表した曲のすべてを手がけ、プロデュースも担当するバンドの中心人物、サージ・ピッツォーノは本名のセルジオ・ロレンゾ・ピッツォーノの頭文字をとったソロ・プロジェクト「ザ・S.L.P.」を開始。2019年8月30日にアルバム「ザ・S.L.P. 」をリリースしました。
アルバム制作に至るまでの経緯とは?
サージ・ピッツォーノはソロプロジェクトを立ち上げた経緯について、「1年間オフができてね。すごくシンプルな理由なんだ。何かやりたかったし、今やらなくていつやるみたいな感じだったんだよね」と、アルバムを発表した際に受けたインタビューで語っています。
アルバムをどのようにして作っていったかも、たまたま手元にあった曲「Meanwhile…(ミーンホワイル…)」をアルバムの最初と真ん中と最後に置き、その前後を埋める構想が頭に浮かんだので、その通りに制作したと明かしました。
サージ・ピッツォーノはカサビアンでもすべての楽曲を書いていますが、「ザ・S.L.P.」はカサビアンという枠組みから離れ、自由に制作したアルバムとしています。インタビューの中で、このアルバムを「ロード・ムービーみたいな感覚の旅のアルバムなんだ」と語ったサージ・ピッツォーノ。一度カサビアンの枠から外れて旅に出ることで、また違った視点から新たな曲づくりにつながるインスピレーションが浮かぶことも期待してのソロプロジェクトだったとも語っています。結成から20年以上が経っても進化を続けるカサビアンが今後発表する楽曲に、旅の答えが見つかるのではないでしょうか。
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