2022年5月6日 更新
笠原将弘は「賛否両論」の店主！結婚した嫁、両親をガンで亡くしていた！3人の子供たちは？
◆出身：東京都
◆日本料理店「賛否両論」店主
笠原将弘が結婚した嫁、両親ともガンで亡くした過去を語る
超人気店「賛否両論」の店主で料理人の笠原将弘（かさはらまさひろ）は、2015年6月の「徹子の部屋」に出演した際に、結婚した嫁と両親をともにガンで亡くしたことを語っていました。
笠原将弘は16歳の時に母親をガンで亡くすという不幸に見舞われています。その悲しみに挫けることなく、パティシエの世界大会で活躍する日本人のテレビ番組を観て、料理人に憧れを抱くようになった笠原将弘。高校卒業後は、日本料理の老舗「正月屋吉兆」で9年間に及ぶ修行に励みました。
ところが今度は22歳の時に、実家で焼き鳥店「とり将」を営んでいた父がガンに倒れてしまいます。そして、父のガンを機に焼き鳥屋を受け継ぐことになった息子・笠原将弘の姿を見届けるかのように、父もまた他界してしまったのでした。父が亡くなった時、笠原将弘はまだ28歳。どれほど孤独だったことでしょう。さらに嫁までガンで亡くすなんて、思いもよらなかったはずです。
笠原将弘の嫁は3人の子供たちを残して早逝「情熱大陸」が記録した一部始終
笠原将弘の「賛否両論」が人気を博す傍ら、嫁は子宮ガンのために39歳という若さで他界してしまいました。この時期、笠原将弘には2013年3月に放送された「情熱大陸」の密着取材が行われており、もちろん想定外の出来事でしたが、嫁のガン発覚から他界するまでの一部始終をカメラが追うことになってしまったのです。
「カミさんが亡くなって料理を辞めようと思った」という笠原将弘。一瞬だけ、辞めれば3人の子供たちと過ごす時間も増えるという思いがよぎったといいます。しかし、嫁に恥じない自分であるために、2日後には厨房に入り、男手ひとつで3人の子供たちを育て上げることを誓ったのでした。
「情熱大陸」のエンディングでは、3人の子供たちと笠原将弘が笑顔で食卓を囲むシーンがありました。2014年7月発売の「笠原将弘の子ども定食」というレシピ本からも、父親としての愛情と覚悟がうかがえます。
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笠原将弘経営「賛否両論」いまだ予約が取れない！口コミ評価や値段、直営店は？
笠原将弘経営「賛否両論」は圧倒的に旨い！安い！で予約殺到
笠原将弘が恵比寿で経営する日本料理店「賛否両論」は、2004年の開店以来、いまだに予約が取れない店として有名です。人気の理由は、笠原将弘が掲げている「圧倒的に美味しいのに安い」というコンセプトにあります。「賛否両論」では、素材にこだわりぬいた和食のコース料理に限定して提供しています。
それなのに、飲んで食べて満腹になって1万円前後で済むという価格設定には、他を圧倒する満足感が味わえることでしょう。吉兆仕込みの一流料理人が提供しているにもかかわらず、料亭のように敷居が高くないということも、20代、30代の若い世代の足取りを軽くしていると思われます。
そんなわけで予約が殺到している「賛否両論」ですが、その屋号の由来は「万人に好かれなくても、自分の料理とやり方を認めてくれる人が来てくれれば」という笠原将弘の思いだったそうです。今では賛成多数、といった感じでしょう。
笠原将弘経営「賛否両論」メニューと値段は？口コミ評価は賛否両論ではなかった！
笠原将弘が経営する「賛否両論」のメニューは、ランチが6900円、ディナーが6900円か9500円のおまかせコース2種類。本格的な日本料理店という点を踏まえると、リーズナブルな価格設定です。
それに加えて、さすがパティシエを見て料理人になる決意をしただけあり、笠原将弘手作りのブリュレ、アイス、最中などのデザートが食べ放題というから驚きです。笠原将弘は、「賛否両論」を「誰にとっても身近な店にしたい」との考えから、値段のハードルを下げたのだと言います。
また、笠原将弘自身が厨房に立ち、ドリンクや料理を出すタイミングを常に見計らうという客人へもきめ細やかの心遣いも高評価。口コミでは「全ての料理において、提供されるタイミングがベスト」という感想が多く、揚げ物なら揚げたて、焼き物なら炊き立て、美味しいものをさらに美味しく提供するよう工夫されているのです。
「賛否両論」では、さまざまな食材を扱っていますが、皆一様に感動するのは締めの土鍋ご飯と赤出汁。食べきれない場合は持ち帰りもOKで、おにぎりにして翌朝食べてもその美味しさは変わらないそうです。
笠原将弘が手がける「賛否両論」直営店は？
2004年9月、恵比寿で1号店となる「賛否両論」が開店。その後、2013年には名古屋に、2019年には金沢に直営店をオープンさせています。
石川への出店のきっかけとなったのは、かねてより親交のあったパティシエ・辻口博啓。辻口博啓が石川県出身ということで、笠原将弘はたびたび金沢を訪れていたのだとか。
金沢市野町2丁目のにし茶屋街の茶屋「小川家」を改装した店舗には、カウンター席とテーブル席が設けられています。笠原将弘も毎月、金沢店を訪れて、カウンターに立っているのだそう。
2019年11月1日に行われたプレオープンには、にしの芸妓が招かれました。また同日、笠原将弘は、賛否両論の取締役である丹下陽介とともに、金沢市役所を訪問。山野之義市長に向けて「茶屋街を盛り上げられうよう頑張りたい」と意気込みを語りました。
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笠原将弘のレシピ本も人気！出演したテレビ番組は？NEWS加藤シゲアキが意気投合！
笠原将弘とNEWS加藤シゲアキが意気投合！
笠原将弘は子供を含め、若い世代の和食離れを危惧しながら、常に和食に新しい風を吹き込むチャレンジを怠りません。
2005年には同世代の料理人「なすび亭、吉岡英尋」「タツヤ・カワゴエ 川越達也」「オステリア・ルッカ 枡谷周一郎」とともに、「シェフズ・コラボレーション・セッサ」を結成し、2010年にはメンバーも8名に増え「セッサタクマ」に改名。ジャンルを超えた活動で、料理界を活気づけていくと同時に、「賛否両論」の熱気も増していきました。
「レタスクラブ2015年8月25日号」には、NEWSメンバーの加藤シゲアキのリクエストに応えて、笠原将弘が夏麺の新メニューを考案して伝授するという企画が掲載されました。
ひょんなことから知り合った2人は”料理好き、本好き、人見知り”などの共通点にシンパシーを覚えるようになり、すっかり意気投合してしまったのだとか。そう言われてみると、笠原将弘とNEWS加藤シゲアキの2人は、何だか雰囲気も似ているようです。
笠原将弘のレシピ本も人気！テレビ番組やプロデュースでも活躍
笠原将弘は料理人として、テレビ番組への出演やプロデュース商品の発売など、マルチな活躍を続けています。
2019年12月6日には、「笠原将弘のいちばんおいしい冬レシピ」を出版。「冬の料理はあまり悩まなくていい」と語る笠原将弘。メニューに悩んでいる人にとっては、ありがたい1冊になりそうです。
2020年10月5日に発売したレシピ本は「料理人30周年スペシャル！ 笠原将弘のプレミアムおかず100 」。笠原将弘が出演している「ノンストップ」の料理コーナー「おかず道場」で大人気だったレシピをたくさん掲載しています。
さらに笠原将弘は、2020年10月4日放送のバラエティー「絶滅料理よ いざ復活！ロストグルメ２」に出演しました。歴史上の偉人や世界的大スターが愛していたグルメ「ロストグルメ」を、有名シェフやスターの専属シェフが再現するというこの番組。笠原将弘が挑んだのは、明智光秀の「汁講」でした。
なんでも、武士が鍋を囲みながら情報交換することを「汁講」と呼ぶのだとか。番組に出演した俳優の要潤は、笠原将弘の料理を「絶品」と賞賛。バイきんぐの小峠英二も「美味しかった」とコメントしていました。
暇さえあれば、ほとんど24時間、いつでもメニューを考えているという笠原将弘。その料理への情熱は、これからも多くの人に、おいしさと笑顔を届けてくれそうです。
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