小林亜星の今!息子・小林朝夫の地震予言が的中しすぎ!?

2016年6月6日 更新

小林亜星の今!息子・小林朝夫の地震予言が的中しすぎ!?

小林亜星は、CMソングの超ヒットメーカーだった!

小林亜星について、昭和育ちの人たちに聞いてみてください。ある人は「寺内貫太郎一家」、ある人は「北の宿から」。またある人は、「ガッチャマン」や「コンバトラーV」、いや「この木なんの木」「どこまでもいこう」など、その答えは、きっと収拾がつかないことでしょう。

小林亜星は、1932年生まれの83歳。昭和1ケタ世代で、昭和のコマーシャルソングや流行歌の作曲で偉大な足跡を残しています。また、その巨体を見込まれ、小林亜星が俳優として出演したドラマ「寺内貫太郎一家」は大人気でした。しかし、昭和が去り、平成も四半世紀を経た今、小林亜星を知っている人も少なくなりました。

小林亜星を今も悩ます、不肖の息子・小林朝夫

小林亜星には、小林朝夫という息子がいますが、どうやら、父親の偉大な才能を受け継ぐことはできなかったようです。息子といっても、現在は55歳になっている小林朝夫。大学卒業後、俳優を目指した小林朝夫は、父の口利きもあり、番組のアシスタントや戦隊ものの隊員役を演じたりしましたが、やがて俳優を廃業。一転、予備校の講師として働き出します。

しかし、新聞の投稿欄を利用して、自分が講師としていかにすばらしいかという、偽の投稿を行い物議を醸すことに。また一方で、自分には地震予知能力があると、ツイッターやブログなどで、何度も災害予告を繰り返しネットで話題になったりと、怪しげな素行が続きます。あげくに2013年には、児童ポルノ製造容疑で逮捕され、罰金60万円の略式命令を受けて即日納付して釈放された小林朝夫。小林亜星にとって、息子の小林朝夫は、80歳を越えた今も悩みの種のようです。

小林亜星死亡説の引き金は桑田佳祐だった?CMソングの名作は?

小林亜星は、未だ死せず!

小林亜星自身、近年は主だった活動をしておらず、ネットでは死亡説が出る始末です。その一因とされているのが、桑田佳祐のラジオ番組「やさしい夜遊び♪」での、ミスコメントです。桑田佳祐は番組で、小林亜星初期の有名なコマーシャルソング、レナウンの「ワンサカ娘」を生歌で披露した後、小林亜星がすでに亡くなっているとコメントしてしまいました。すぐに番組で訂正されたものの、これが「小林亜星は死んだ」とネットで伝えられ、拡散したようです。

小林亜星のCMソングは、昭和の歴史とともに

桑田佳祐のミスコメントはもの騒がせでしたが、彼こそ、世代的には、小林亜星にどはまりの世代。ハトヤの「伊東に行くならハトヤ♪」は、ポップなアニメ、そして作家野坂昭如による、キャッチ―な歌詞が、桑田佳祐世代の記憶に強く残っています。そして、日立の「日立の樹(この木なんの木)」、ブリジストンの「どこまでも行こう」、ライオンの「ふりむかないで」、大関の「酒は大関こころいき」など、コマーシャルソングでありながら、流行歌としてもヒットした楽曲が多数あります。

また「ママとあそぼう!ピンポンパン」のピンポン体操や、埼玉西武ライオンズの球団歌「地平を駈ける獅子を見た」も、小林亜星の作曲です。小林亜星の作曲家人生は、まさに昭和のテレビやTVCMとともにありました。

小林亜星、「寺内貫太郎一家」DVD発売で、吠える!

小林亜星が、人気テレビドラマだった「寺内貫太郎一家」のDVD発売に伴い、久々にマスコミに登場して話題になりました。「寺内貫太郎一家」は、TBSの鬼才ディレクター久世光彦が演出、脚本を向田邦子が担当したホームドラマで、下町で代々石屋を営む一家の物語でした。妻役にはベテラン女優の加藤治子。息子には、新御三家の一人で当時人気絶頂だった西条秀樹。お手伝いには、アイドルの浅田美代子が。また姉には、映画界で注目の梶芽衣子、そして祖母には樹木希林といった豪華なキャストだった「寺内貫太郎一家」。

しかし、主役の寺内貫太郎については、昭和の頑固親父のイメージに固執した向田邦子のたっての願いで、長髪でいかにも業界人だった小林亜星に白羽の矢が立ったのです。小林亜星は、いきなり丸刈りにされ、衣裳を着せられたそうで、その姿をみて向田邦子は、「この人が寺内貫太郎よ!」と叫んだとか。インタビューに応じた小林亜星は、まるで寺内貫太郎のように、今の歌謡界に対して、一喝を浴びせています。

「流行歌の世界が全くダメ。紅白歌合戦も、みんな昔の歌を歌っている。演歌なんて何も新しいものがない。何かに似たような詞ばかり。流行歌は滅びたね」。さらに、その原因は何かと問われると、「作曲家、作詞家がいけない。現代を直視して現代を表現していない」とズバリ。

またテレビ業界に関しても、「今は、あらゆる点で他人行儀で杓子定規。今は、仕事でテレビ局に出入りするのさえ大変。作り手はもっと家族意識を持たないとね」と、苦言を呈しています。現在のテレビ業界は、さまざまな制約の中、作り手ではなく、タレント主導で、同じようなメンバー、同じような企画があふれ、局の違いさえ分からなくなっています。いっそ、小林亜星演じる寺内貫太郎に、「こんな、つまらんもの作りやがって」と、茶の間のテレビをひっくり返してほしいものですが、もう茶の間にテレビ自体が存在しない今、テレビ業界は、これからますます迷走を続けていくしかないようです。

関連記事

ページ上部へ戻る