松居大悟は映画「アフロ田中」で監督デビュー!ドラマ「グッド・ドクター」では研修医役を好演
松居大悟は映画「アフロ田中」で監督デビュー!
映画監督の松居大悟は、脚本家や演出家、俳優と、いくつもの肩書を持ち多方面で活躍しています。しかし、はじめから監督を目指していたわけではなく、漫画家を目指していた時期もあったと言います。その次には、現在はアニメクリエイターとして活躍している谷口崇とコンビを結成してM-1グランプリに出場するなど、お笑い芸人を目指していたことも。
しかし、なかなかうまくいかないまま、慶應義塾大学在学中に演劇サークル「創像工房 in front of.」に入団し芝居に打ち込みます。2006年に、サークル内にて「劇団ゴジゲン」を結成すると、2008年4月には松居大悟監督が主宰となって独立しました。それに平行するように、2006~2012年頃までは、舞台や短編映画の演出や脚本を手掛けていた松居大悟監督。2009年に、桜庭ななみ主演のNHKドラマ「ふたつのスピカ」の脚本を手掛けました。
当時24歳で、NHKの連続ドラマの脚本家としては最年少記録だったと言います。映画監督デビューとなったのは、2012年2月に公開された松田翔太主演の映画「アフロ田中」。その後は、長編映画やテレビドラマの脚本の他に監督も手掛け、たまに俳優としても活動しています。
松居大悟監督はドラマ「グッド・ドクター」では研修医役を好演!
映画監督は、山﨑賢人主演ドラマ「グッド・ドクター」では、俳優として小児外科の研修医・丸井役を好演しました。天然パーマに眼鏡姿の丸井を見て、「この見慣れない俳優は誰?」と思った方も多かったかもしれません。ドラマ「グッド・ドクター」が、連ドラ初レギュラー作品になった松居大悟監督の出演は、同作のプロデューサー藤野良太と以前から親交があったため実現したと言います。
プロデューサーによると、「優しい男。でも容量が悪く、医学部受験で浪人している苦労人」という裏設定のある丸井役には松居大悟監督がぴったりだと考え、オファーをかけたそうです。松居大悟監督にとっても「監督業から少し離れようと思っていたところ」に届いたオファーだったため、双方の思惑が一致し、満を持しての出演となりました。
松居大悟監督が蒼井優を大絶賛!アウトデラックスで明かしたアウトな恋愛観とは?
松居大悟監督が映画「アズミ・ハルコは行方不明」主演の蒼井優を大絶賛!2人の意外な共通点も
松居大悟監督作品第7作目となる2016年の映画「アズミ・ハルコは行方不明」は、蒼井優と初タッグを組んだことで話題になりました。同じ福岡出身であるばかりか、年齢も同じという松居大悟監督と蒼井優。松居大悟監督は、蒼井優の起用について、「いつか一緒に仕事をしたいと思っていた、憧れの人」だったと明かしています。
映画完成後に、蒼井優の存在感について聞かれると「ケタが違う」と即答。「バケモノ、ゴジラ的な存在であり規格外だ」と、彼なりの表現で蒼井優を大絶賛す。一方の蒼井優によると、2人の「性格は合わない」とか。しかし、「このままでずっと演劇のスタートラインの気持ちを忘れないでいてほしい」とも語るあたり、蒼井優も松居大悟監督に一目置いていることが分かります。
松居大悟監督がアウトデラックスで明かしたアウトな恋愛観とは?
松居大悟監督は2015年9月に、トーク番組「アウト×デラックス」に出演してアウトな一面を衝撃告白しました。2015年というと、新進気鋭の映画監督として松居大悟監督が注目を浴び始めた時期です。そんな中、いったい何を語ったのかというと、「出演者や女性スタッフ全員に恋しちゃう映画監督」とのことでした。
携わった作品では、必ずといっていいほど誰かに恋をしてしまうという松居大悟監督。恋愛の対象は、スタッフにとどまらず「女優も全員好き」になると言います。女優からの出演NGが出てもおかしくないギリギリトークとなりましたが、プライベートでは恋愛に疎い松居大悟監督の少年のようなキャラだからこそ許された発言と言えそうです。
松居大悟監督のショートフィルム「スワブ」がシッチェス・カタロニア国際映画祭で入選!
松居大悟監督が2018年に制作したショートフィルム「スワブ」が、世界的に権威があるとされるシッチェス・カタロニア国際映画祭で入選を果たしました。国内では2018年10月1日より、ひかりTVのビデオサービスにて配信されます。物語は、カトリック系の児童養護施設で暮らす少年(細井鼓太)が、教会でうたた寝をしているシスター(武田梨奈)のよだれ姿を目撃するところから始まります。
何とも言い表せない衝撃を受けるという、思春期の少年の心の動きを独特な視点と映像美で描いた作品です。背徳的なシチュエーションにとまどう少年の心情を見事に浮かび上がらせた本作は、松居大悟監督の世界観を存分に楽しめる内容になっていると言えます。松居大悟監督曰く「青春というものがどのようなものなのか、4KHDRという高画質で美しく描くことがテーマだった」とか。
「スワブ」に先行して、7月7日には、最新作品「君が君で君だ」が公開され、今回の映画祭入選の知らせは、松居大悟監督への注目度を一挙に高めました。2018年10月には、劇団「ゴジゲン」結成10周年を記念する舞台「君が君で君で君を君を君を」が上演と、大忙しの松居大悟監督。
監督や脚本、演出など、幅広く活躍していることがお互いの分野の刺激となり、さらに新しい創作へと繋がっているのかもしれません。世界でも十分挑戦することができそうな松居大悟監督が、今後はどのような松居ワールドを見せてくれるのかも楽しみです。