宮西尚生の記録がすごい!300ホールドは日本一!?気になる今季の契約金額は!?

宮西尚生は300ホールドの記録を持つ選手!開幕延期も準備万端!?


宮西尚生のプロフィール
◆生年月日:1985年6月2日
◆出身:兵庫県
◆身長・体重:180cm・79kg
◆出身校:関西学院大学
◆ポジション:投手
◆所属チーム:北海道日本ハムファイターズ

宮西尚生は開幕延期でも準備万端?

宮西尚生(みやにしなおき)は2019年4月13日に札幌ドームで行われた日本ハム戦に抑えで登板し、一軍公式戦ではNPB史上初となる通算300ホールドを達成。シーズン終了までにその記録を通算337ホールドまで伸ばしました。

これは日本のプロ野球界のみならず、世界のプロ野球選手全体をみてもトップの記録となるものです。メジャーリーグではボルチモア・オリオールズなどで活躍したアーサー・ローズが同記録の保持者ですが、通算231ホールドと宮西尚生が大きく上回っています。

2020年3月14日、宮西尚生は同じく札幌ドームで行われたDeNAベイスターズとの一戦に中9日で登板し、上位打線を3者凡退に封じています。危なげない投球で好調な仕上がりを見せた試合後の取材に「プラスに捉えて、もう1回コンディションを整えている。いつ始まってもいいよ」と語った宮西尚生。左肘痛の影響で調整が遅れていましたが、開幕戦の延期が思わぬ回復期間となったようです。

宮西尚生が記録を持つホールドとは?

宮西尚生が海外も含めた野球界でトップの記録を打ち立てたホールドとは、救援投手があらかじめ定められた条件をクリアした場合にカウントされる記録です。

リリーフとも呼ばれる救援投手には中継ぎの投手(セットアッパー)と抑えの投手(ストッパー)が存在し、セーブ記録は本来そのどちらにも評価の目安となるものでした。しかし、近年の野球界では中継ぎと抑えの役割が明確に分けられ、それによって抑えを任される投手がセーブ数を独占しているのが現状です。そのため中継ぎ投手の所属球団への貢献度を評価する指標が必要として、アメリカ球界で1986年に考案されたのがホールドです。

日本のプロ野球界ではパ・リーグが1996年に一足早く採用し、セ・リーグは2005年からと大幅に遅れて採用しています。採用を開始した期間に大きな開きがあるのは、1996年に日本球界が独自に制定したリリーフポイントがあったことに理由があります。セパ両リーグでは10年間にわたりセットアッパーの評価が異なる基準で行われ、2005年に新たな規定が定められたのを機に、セ・リーグでもホールドが採用されることとなりました。

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宮西尚生のプロフィールやタイトルを紹介!

宮西尚生のプロフィールと経歴

北海道日本ハムファイターズでセットアッパーとして活躍する宮西尚生は1985年6月2日生まれ、兵庫県尼崎市の出身です。小学1年生から野球を始め、中学時代は少年硬式野球チームに所属し、地区の大会で優勝した経験を持っています。

高校球児の夢の舞台であるセンバツ出場は叶いませんでしたが、その甲子園を本拠地とする関西学院大学に進学した宮西尚生の活躍は、目を見張るものがあります。1年の秋からレギュラーとなり、2年の春に出場したリーグ戦では先発とリリーフの両方で投げ抜き、リーグ記録となる48回1/3連続無失点を達成。在学中の防御率1.58と盤石な成績を残した宮西尚生は、「IBAFインターコンチネンタルカップ」「北京プレオリンピック野球」などの国際大会にも日本代表として出場しました。

2007年11月に行われた大学生・社会人ドラフト会議でファイターズの3位指名を受け、推定契約金7000万、推定年俸1000万でプロ入りした宮西尚生はリリーフ投手としてチームに貢献するべく、オーバースローからサイドスローへ投球フォームを変更。最速147キロのストレートにカーブとスライダーも織り交ぜる投球でプロ1年目から50試合に登板し、早くも貴重な中継ぎ要員として活躍しました。

宮西尚生の獲得タイトルは?嫁は元看護師

2年目以降も変わらぬ活躍ぶりで、宮西尚生はプロのマウンドにデビューした2008年から2018年までの11シーズン連続で50試合以上に登板するというパ・リーグの最長記録をマーク。2019年シーズンも55試合に登板し、自身の記録を更新しています。

投手はどうしても先発と抑えが注目され、中継ぎを担うリリーフ陣が注目を集めることは少ないものです。そんな中でも宮西尚生はきっちりと自身の役目を果たし、2016年、2018年、2019年に最優秀中継ぎ投手の表彰を受けています。3回の獲得は日本球界の最多タイ記録。同じく3回の受賞で並ぶ岩瀬仁紀、山口鉄也は現役を引退しているため、2020年シーズンに宮西尚生が3年連続でタイトルを獲得すれば、またもや輝かしい記録がひとつ増えることになります。

そんな宮西尚生はプロ4年目の2011年11月に結婚し、現在2人の子供を持つ父親です。お相手の女性は結婚するまで看護師として働いていたそうなので、プロ野球選手を支える嫁としては申し分のないパートナーといえるでしょう。彼が世界一のリリーフ投手になれたのはもちろん本人の努力が一番ですが、栄養バランスを考えた食事などによる嫁の支えも大きいのではないでしょうか。

子供は2人とも男の子で、2012年7月に生まれた長男は2歳からボールを握っているのだとか。しかし、2015年に受けた雑誌のインタビューで、宮西尚生は「サラリーマンかな。安定が一番です」と息子の将来について語っています。プロの世界で結果を出し続ける厳しさを身に沁みて実感しているからこその親心がうかがえる一言ですね。

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宮西尚生は今季も50試合以上登板目標としている!?今季の契約金額は!?

宮西尚生が語ったNPB新記録への思い

宮西尚生は2018年のシーズンオフに左肘の手術を受け、2019年のシーズンを万全とは言い難い状態で迎えました。しかし、そんな中でも世界のプロ野球界全体でも前人未踏の300ホールドを達成。55試合の登板で1勝2敗、防御率1.71と、手術の影響を感じさせない成績を残しています。

12年連続で1シーズン50試合以上の登板はパ・リーグの最長記録ですが、日本球界では歴代2位。「来季も50試合以上に登板したいし、3年連続のタイトルも目指したい」と語る宮西尚生が目指すのは、元中日ドラゴンズの岩瀬仁紀が持つ15年連続50試合登板のNPB記録を更新することでしょう。

2018年シーズンに連続記録を11年に更新した際、「リリーフは辛いことばかりだが、目標になる」と岩瀬仁紀の記録を目指すことが大きなモチベーションになっていることを明かした一方で「残り4年がどれだけデカいか。そこに近づく中で、その数字の強烈さを一番肌で感じている」とも語った宮西尚生。故障なく1シーズンを終える積み重ねがいかに大変なことであるか、身をもって実感している彼が大記録を成し遂げる日が待ち遠しいですね。

宮西尚生が日ハムのオープナー制で起こる問題を球団に直訴

日本ハムは2019年シーズンから、メジャーリーグに倣った戦術を投手陣のローテーションに取り入れました。序盤が不安定になりがちな先発投手の失点を抑えるため、立ち上がりの短いイニングをオープナーと呼ぶ他の投手に任せ、細かく継投していくというものです。

大谷翔平を二刀流で起用した栗山監督らしく、効果を見込める可能性のある戦術を積極的に導入する采配は一定の成果を得られたとの向きもあります。しかしその一方で、オープナーを使うかどうか伝えられずに試合を迎えることもあり、登板するのか分からないままブルペンで無駄づくりをする投手もいたといいます。

こうした現場の混乱を球団に訴えたのは、2020年シーズンに向けての契約更改交渉に臨んだ宮西尚生でした。「来年は準備の仕方なりを改善して、新しいオープナーをできればいいなと思います」と新たな戦術に前向きな姿勢を見せながら、昨季と同じやり方ではシーズン後半にもたなくなる投手が出てくるとし、「はっきりと決まりを持ってやってほしい」と直訴したことを、現状維持となる推定年俸2億で契約更改した後の会見で明かしています。

2019年シーズンを「肘の状態は最悪だった」と振り返った宮西尚生。それでも踏ん張るのは自らが目指すタイトル獲得のためだけではなく、自分が好成績を収めることがチームの勝利につながり、その先にある優勝、ひいては日本一にもつながるとの思いがあるためです。

2018年のシーズンオフに行われた契約更改交渉の席で、宮西尚生は「必要としてくれるなら、ずっとファイターズでやりたい」「左腕を捧げる覚悟を決めた」と球団への思いを語っています。海外FA権を行使せず、日本球界で世界を超える記録を残す宮西尚生に、熱い男気を感じずにはいられません。

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