映画「ネオン・デーモン」は鬼才ニコラス・ウィンディング・レフン監督異色の新作!あらすじネタバレキャスト
映画「ネオン・デーモン」あらすじネタバレ!ニコラス・ウィンディング・レフン監督が究極のナルシストを描いたスリラー
映画「ネオン・デーモン」が、2017年1月13日から日本で公開となりました。鬼才ニコラス・ウィンディング・レフン監督の最新作となる本作は、究極の美を追求するファッション業界を舞台にした作品です。主人公は、16歳でロサンゼルスにやって来たジェシー。瞬く間にモデルとして有名になると、周囲からの嫉妬を集めるようになってしまいます。
やがて究極の美を求めて野心を抱き始めるジェシーですが、全てを失い始めるというスリラー作品です。
これまでは、男性を主人公にして、独特のバイオレンス描写を特徴とした作品を撮ってきたニコラス・ウィンディング・レフン監督。しかし、映画「ネオン・デーモン」は、10代の女性を主人公にした、「美」という究極のナルシシズムを描く異色作となっています。
映画「ネオン・デーモン」キャスト!主役はダコタ・ファニングの妹エル・ファニング
映画「ネオン・デーモン」で主人公ジェシーを演じるのは、姉が女優のダコタ・ファニングで、本人も2歳のときから芸能活動を開始し、「SUPER8/スーパーエイト」「マレフィセント」などの出演で知られるエル・ファニングです。モーテルで働く謎の男ハンク役は、「マトリックス」のネオ役で有名なキアヌ・リーブスが演じ、そのほかにも、ニコラス・ウィンディング・レフン監督作「ドライブ」にも出演したクリスティーナ・ヘンドリックス、「ハンガー・ゲーム」シリーズのジョアンナ・メイソン役で有名なジェナ・マローンなどが出演しています。
ニコラス・ウィンディング・レフン監督映画「ドライブ」「オンリー・ゴッド」あらすじネタバレキャスト
ニコラス・ウィンディング・レフン監督映画「ドライブ」あらすじネタバレキャスト!カンヌ国際映画祭で監督賞に輝いた一作
ニコラス・ウィンディング・レフン監督は、2011年公開の映画「ドライブ」でハリウッド・デビューを果たし、いきなりカンヌ国際映画祭で監督賞を受賞する快挙を達成しました。映画「ドライブ」の主演は、「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴズリングです。自動車修理工場で働きながらも、車の運転技術に優れているため、カースタントマンや銀行強盗の手伝いをしているという裏の顔を持つ通称ドライバーが、隣の部屋に住む子持ちの人妻アイリーン(キャリー・マリガン)に恋をします。
しかし、アイリーンの夫スタンダード(オスカー・アイザック)が刑務所から釈放されると人生は一変。スタンダードとともにアイリーンが命を狙われていることが発覚し、ドライバーは、愛する人を守るために殺し屋へと化していくのでした……。
ニコラス・ウィンディング・レフン監督映画「オンリー・ゴッド」あらすじネタバレキャスト!タイを舞台にしたスリラー
ニコラス・ウィンディング・レフン監督は、2013年に、再びライアン・ゴズリングを主演に迎えて映画「オンリー・ゴッド」を製作しました。バンコクに住むムエタイジムの経営者ジュリアン(ライアン・ゴズリング)は、家族で麻薬ビジネスを行っています。
ある日、母親で、組織のトップであるクリスタル(クリスティン・スコット・トーマス)から、兄ビリーを殺害した元警官チャン(ヴィタヤ・パンスリンガム)の殺害を命じられたジュリアン。チャンは、現役引退後、犯罪者の処刑を行っている人物です。ビリーは、少女をレイプした後に殺害するという罪を犯していたことからチャンに処刑されてしまいました。チャンの命を狙ったジュリアンでしたが、チャンにボコボコにされる羽目に。
命だけは助かったジュリアンは、母親に説得されると、再びチャン殺害の決意を固め、仲間とともにチャンの自宅に侵入します。まずは見張り役の人間を殺害するも、ジュリアンが罪悪感を覚えていると、チャンの娘と家政婦が帰ってきました。そこで仲間が2人を殺害しようとしますが、ジュリアンは自分の仲間を殺し、チャンの娘を救います。
その頃、外出中だったチャンは、母親クリスタルの元を訪れ、クリスタルを殺害。帰宅したジュリアンは母親の死体を目にしますが、そこにはチャンの姿もありました……。
ニコラス・ウィンディング・レフン監督来日中はショッピングを楽しむ!エル・ファニングはキアヌ・リーブスを絶賛!
ニコラス・ウィンディング・レフン監督が、新作映画「ネオン・デーモン」の公開に合わせて来日しました。日本の作品では、宮﨑駿監督や、ゴジラ、ウルトラマンなどが好きだというニコラス・ウィンディング・レフン監督。来日中には、スタジオジブリのグッズが売られているどんぐり共和国や、中野ブロードウェイなどでショッピングを楽しんだそうです。
インタビューを受けて、「ネオン・デーモン」を製作したのは、「ある日、朝起きたときに『自分は美しく生まれなかった』と、ふと思ったことがきっかけだった」と語っています。映画「ネオン・デーモン」で主人公を演じたエル・ファニングは、かねてからのニコラス・ウィンディング・レフン監督のファンでした。
これまでは男っぽい作品が多く、10代の女性を主人公にしたファッション業界の映画を撮影すると知ったときはずいぶん驚いたとか。共演したキアヌ・リーブスについては、「伝説的な俳優と共演できて嬉しい!礼儀正しくて素敵な人、気持ち悪い役とは全然違うの!」と語っています。
映画「ネオン・デーモン」は、10代の女性を主人公にし、女性が憧れる下着やファッションも多く登場するなど、これまでのニコラス・ウィンディング・レフン監督とは違った魅力も見られます。しかし、ニコラス・ウィンディング・レフン監督らしいバイオレンスなスリラー要素もふんだんにあるので、さまざまな層のファンを獲得する映画になりそうです。