小袋成彬は水曜日のカンパネラ作品にも参加!宇多田ヒカルのプロデュースでメジャーソロデビューへ

小袋成彬は水曜日のカンパネラ作品にも参加!出身大学ほかプロフィールは?

小袋成彬は水曜日のカンパネラ、柴咲コウ作品にも参加の音楽プロデューサー!

小袋成彬(おぶくろなりあき)は、作詞・作曲はもちろん、歌も歌える多才な音楽プロデューサーです。大学在学中に國本怜と結成したR&Bユニット「N.O.R.K.」にてOBKR(小袋成彬)の名でボーカルを務め、独特な歌声で人々を魅了し、業界内やコアなファンの注目を集めました。

2015年に「N.O.R.K.」が活動停止して以降は、インディーズの音楽レーベル「Tokyo Recordings」の主宰者として、所属アーティストのCapesonや綿めぐみをプロデュース。また、水曜日のカンパネラの楽曲「ナポレオン」の作詞とコーラスを担当したり、柴咲コウが発表した「そして僕は途方に暮れる」「黄昏のビギン」にコーラスで参加したりと、多数のアーティストの楽曲制作に関わってきました。

現在は、金銭的な問題や、小袋成彬の意欲の問題で「Tokyo Recordings」は休止中ですが、OBKRの名前でフジパシフィックミュージックに所属し、プロデューサーやソングライターとしての仕事は続けています。

小袋成彬の出身大学ほかプロフィールは?

小袋成彬は、1991年4月30日生まれで埼玉県出身です。実の妹の結婚式に参加した際に見た父親の涙を、素敵な詩にしてツイッターに掲載していたこともありました。埼玉県新座市にある男子進学校として有名な立教新座中学・高等学校を卒業しており、中学・高校を通じて野球部に所属。高校3年生の時には、S.P.F.(立教新座の文化祭)の実行委員長として、「ゆとり世代の逆襲」をテーマに掲げて情熱と企画盛りだくさんの文化祭を作り上げました。

それまでいろいろな音楽を熱心に聴いていた小袋成彬が初めて音楽活動を開始したのは大学1年生の時です。コピーバンドのメンバーとして活動する中で、後に「N.O.R.K.」を共に結成する國本怜と出会いました。その後就職活動に失敗したこともあって本格的に音楽制作に打ち込むようになり、友人と「Tokyo Recordings」を設立して代表取締役に就任。プロデューサーになるに至っています。

小袋成彬のラジオがマニアックで面白い!宇多田ヒカルの「ともだち」参加で知名度急上昇

小袋成彬のラジオ「MUSIC HUB!」がマニアックすぎる!番組内容は?

小袋成彬にとって、音楽プロデューサーという肩書きは「重苦しいもの」だそうで、「実際の中身はただの音楽オタク」だと自称しています。音楽に関する面白いネタはないかと常日頃アンテナを張り巡らしている小袋成彬が集めた面白ネタを公開する場が、FMラジオのJ-WAVEでナビゲーターを務めている「MUSIC HUB!」です。

番組の内容は、小袋成彬が音楽そのものや業界について語ったり、親交の深い音楽関係者と共にテーマに沿ってトークを繰り広げたりすることがほとんど。楽曲のドラム部分だけを抜き出してドラマーがどの地域のミュージシャンなのかを当てる「ドラマーあてクイズ」や、理想の音楽フェスを妄想して熱くプレゼンテーションする「オレたちのフェスドラフト」など、テーマはマニアックなものばかり!

独特な内容ながら、リスナーからは「未知のカッコイイ曲と出合えて嬉しい」「マニアックすぎて内容はほとんど分からないけれど聞いていて楽しい」「OBKRセレクトの音楽が毎週の楽しみ」と好評を博しています。

小袋成彬が宇多田ヒカルの曲「ともだち」へ参加で話題に

プロデュース業やアーティストへの楽曲提供、コーラス参加などの裏方業務に徹していた小袋成彬は、宇多田ヒカルの曲にボーカルとして参加したことで、その名が広く知られるようになりました。参加したのは、2016年9月に宇多田ヒカルがリリースしたアルバム「Fantôme」に収録されている「ともだち with 小袋成彬」という曲です。ロンドンのスタジオで行われたこの曲のレコーディングが2人の初対面だったそう。

出会うきっかけとなったのは、アルバム制作スタッフが小袋成彬の声とリズム感を評価して、ゲストボーカルとして招集したことでした。スタッフの狙い通り、2人の歌は見事に調和。宇多田ヒカルが、NHKの音楽番組「SONGS」に出演した際に、小袋成彬を伴って「ともだち」を披露したことからもお気に入りの楽曲であることがうかがえます。

小袋成彬が宇多田ヒカルのプロデュースでメジャーソロデビュー!

小袋成彬が、宇多田ヒカルのプロデュースでメジャーデビューすることが発表されました。「ともだち with 小袋成彬」のレコーディング現場で小袋成彬の歌声に魅了された宇多田ヒカルは、小袋成彬の声を世の中に広めることに使命感を抱いたそう。

「小袋成彬のようなアーティストに出会える日をずっと心待ちにしていた」とまで言い切った宇多田ヒカルは、歌手デビューに向けて、自分のために自分で日本語詞の楽曲を制作するように小袋成彬へアドバイス。デビューにあたってのプロデュースまで申し出て、出来上がった14曲の歌詞の手直しなども担当しました。レコーディングにも立ち会った宇多田ヒカルは、歌声での参加もしています。

こうして完成した作品は、2018年4月25日に、アルバム「分離派の夏」としてリリースすることが決まりました。日本を代表する歌姫と、その歌姫を魅了した歌声の持ち主の共作は必聴の1枚となりそうです。2018年1月17日には、アルバム収録曲の中から「Lonely One feat.宇多田ヒカル」も先行配信リリース。

これを受けて、シンガーOBKR(小袋成彬)の以前からのファンはもちろん、宇多田ヒカルファンも「素晴らしい曲」だと大絶賛しており、「早く他の曲も聞きたい」「今後のリリースが本当に楽しみ」という声が多数あがっています。アルバムリリース後は、2018年5月1日に、東京・渋谷のWWWで、小袋成彬にとって初となるソロライブの開催も決定していますが、チケット争奪戦勃発間違いなしのプレミアライブとなりそうです。

「自分のために曲を作り始めた途端に世界がキラキラと輝いて見えるようになった」と言う小袋成彬。そんな小袋成彬について、宇多田ヒカルは「表現者として真の目覚めを迎えた」とコメントしています。多才な音楽プロデューサーが、表現者として目覚めた後、どのように自己実現していくのかは要注目です。

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