鈴木徹が2020パラリンピック出場!交通事故で義足に?筑波大学でのエピソードも

鈴木徹が2020パラリンピック出場!走り高跳び3大会連続4位入賞に対する思いは?


鈴木徹のプロフィール
◆生年月日:1980年5月4日
◆出身:山梨県
◆身長・体重:178cm・64kg
◆血液型:A型
◆出身大学:筑波大学
◆所属:SMBC日興証券

鈴木徹は右下腿義足の走り高跳び選手

鈴木徹(すずきとおる)は、義足使用者として世界で2人目に2mを飛ぶことを成功させた、走り高跳び選手です。日本は元より、アジアでも1、2を争う実力者。高く美しい跳躍で魅せる一方で、日本人初の義足のプロアスリートとしてパラスポーツの普及にも貢献してきました。

競技を始めてすぐに頭角を現した鈴木徹は、2000年10月より開催されたシドニー大会にて、パラリンピックへの初出場を果たします。さらに、2006年のジャパンパラリンピックにて、2mを記録しました。

2017年に開催された世界パラ陸上競技選手権大会で銅メダルを獲得し、2019年に開催された世界パラ陸上競技選手権大会でも見事3位に入賞。41歳で迎えた東京2020パラリンピックでも、日本代表を務めています。

鈴木徹は2020東京パラリンピックにも出場!メダル獲得まであと一歩

鈴木徹は、日本人初めての義足のパラリンピアンです。2000年のシドニー大会以降も挑戦し続け、6大会連続で出場しています。

2008年の北京パラリンピックでは5位、2012年のロンドンパラリンピックでは1m98をマークして4位になり、その活躍ぶりが話題になりました。

2016年のリオパラリンピックでも1m95で4位と、メダルまではあと一歩。そして、東京2020パラリンピックでは1m88を跳び、3大会連続4位入賞という記録を残しました。

東京パラリンピックの試合直後には、メダルに手が届かなかったことについて「悔しさはある」とコメントし「ジャンプは飽きがこない。まだまだ表現したい」と今後への意欲を示しています。

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鈴木徹は交通事故で義足に?筑波大学でのエピソードとは

鈴木徹は高校生の時に交通事故で義足に

鈴木徹は、高校生までハンドボール選手として活躍していました。駿台甲府高校時代は、国体に出場し3位に輝いた腕前の持ち主です。

しかし、高校3年生の時に、交通事故で右脚を切断する大怪我を負ってしまいます。卒業を1週間後に控え、朝から晩までバイトに明け暮れた後に友人とドライブに行った鈴木徹。自身の居眠り運転で、ガードレールに突っ込んだことが事故の原因です。

筑波大学へのハンドボールでの推薦入学が決まっていた矢先の事故で、鈴木徹にとっては、人生において最も大きな転機でもありました。

鈴木徹の筑波大学でのエピソードとは?

筑波大学のインタビューコラムサイト「TSUKUBA WAY」で、鈴木徹が学生時代について振り返っています。

鈴木徹は、スポーツでの活躍を期待されていた筑波大学の推薦入学は、右脚を失ったことで「取り消しになるのではないか」と思ったそうです。

しかし、学校側は足のリハビリに専念するために1年間休学することを提案。さらに「ハンドボール部のマネージャーもいいけれど、やりたいことがあったらやってみなさい」と勧めました。

病院の紹介を受けて義肢装具士・臼井二美男と出会った鈴木徹は、義足でのリハビリを開始。競技用義足の第一人者である臼井二美男の助言で走り高跳びに挑戦してみると、練習開始当日に当時の日本記録であった1m50を軽々とクリアし1m65を跳び、希望が生まれました。

走り高跳びに転向した鈴木徹は休学明けから、陸上部に参加。入部当初は女子にも走りやウェイトで負けていましたが、3年生になると追いついていくようになったのだそう。

大学では、教員免許も取得。休学した時に「まさかということは起こる」と気付き、将来指導者になる可能性も考え、熱心に勉強したと明かしていました。

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鈴木徹がパラリンピック出場前に進言したことは?走り高跳びでは「高さを作るアーティスト」!

鈴木徹がパラリンピック出場に向け日本選手権開催を要望していた!

鈴木徹はパラスポーツにおける走り高跳びの先駆者として、評価されています。

日本パラ陸連のアスリート委員長を務める鈴木徹が、制度や環境を発展させたこともあります。パラ陸上の全国規模大会開催を進言し、これが認められ、2020年9月に日本選手権が開催されました。

「陸上がスタートラインに立った」と喜んでいた様子からは、競技に掛ける情熱が人一倍熱いことが分かります。

鈴木徹は「高さを作るアーティスト」?

鈴木徹の跳躍は、健側で行われます。特に道具を使わないスパイクだけの跳躍ながらも、浮いている時間が長く感じられるのが特徴的。NHKのインタビューで、スパイク1つで2mの高さに身体が持ち上がる感覚について、「優越感がある」とも語っています。

「みんな誰でもアーティスト」という考えを持つ鈴木徹曰く、自身は「高さを作るアーティスト」なのだそう。ミュージカルの舞台が高いことに触れながら「身体を使って高さを出す表現をしている」と説明しています。

アスリートとしての競技に対する想いと、自身の芸術的とも言えるプレーで観る者の心を動かそうとする、アーティスティックな発想が鈴木徹のハイジャンプを作っているようです。

「障がい者が自分なりに輝く道筋を示す」という目標を掲げている鈴木徹は、これからもその活躍で勇気を与えてくれることでしょう。

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