鳥海連志が車いすバスケ日本代表としてパラリンピックへ!高校時代から世界で活躍

鳥海連志が車いすバスケ日本代表としてパラリンピックに!WOWOWに所属


鳥海連志のプロフィール
◆生年月日:1999年2月2日
◆出身:長崎県
◆身長・体重:134cm・53kg
◆血液型:非公開
◆出身校:長崎県立大崎高校
◆所属:パラ神奈川SC・WOWOW
◆2019年イースタートーナメント 2位

鳥海連志が東京2020パラリンピックの日本代表に

鳥海連志(ちょうかいれんし)は、2021年8月24日に開幕した東京パラリンピック車いすバスケットボールに日本代表として出場。初戦から存在感をアピールし、注目を集めています。

東京パラリンピックに出場する車いすバスケの日本代表チームは、ベテランと若手が融合する選手が選ばれました。22歳で代表入りを果たした鳥海連志は、2021年8月の時点で持ち点2.5と若手選手の中でもチームに貢献しています。

鳥海連志の所属は?

鳥海連志は2019年5月にWOWOWへ入社し、その後にパラ神奈川スポーツクラブへ所属。車いすバスケットボールのアスリート選手として活躍しています。鳥海連志に加え、WOWOWの所属選手からから豊島英(とよしまあきら)、古澤拓也(ふるさわたくや)の2名も日本代表に選出。古澤拓也はパラ神奈川スポーツクラブのチームメイトでもあり、U23日本代表のキャプテンを務めたこともある頼もしい存在です。

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鳥海連志の障害は?高校時代から日本代表として活躍!子供時代のエピソードも

鳥海連志は障害に負けず車いすバスケのトップ選手に

鳥海連志は両手・両足に障害を持って生まれ、3歳の時に両足を切断しています。しかし、兄の大樹と一緒に通った保育園が障害を持つ子供も健常児と分け隔てなく接したこと、また、父親と母親の「本人がやりたいことを止めない」という育児方針もあって、スポーツ選手に大切な強い心と身体を育てていきました。

そして中学1年生になった鳥海連志は、バスケットボール部のコーチを介して車いすバスケと出会います。それまで学校の友達に混じってドッジボールやサッカー、スノーボードと何にでもチャレンジし、高い身体能力を見せていた鳥海連志。バスケット競技専用に作られた車いすをスピーディにターンさせて得点を重ねていく競技の面白さに惹かれ、九州の強豪チーム・佐世保WBCで車いすバスケを始めます。

鳥海連志は持ち前の身体能力でメキメキと力をつけ、2013年にはアジアユースパラゲームスのメンバーとして活躍。U23日本代表チームの副キャプテンを経て、2016年開催のリオデジャネイロパラリンピックでは、チーム最年少で日本代表のメンバーとなりました。

東京パラリンピックは鳥海連志にとって2回目の五輪出場となりますが、得点力とスピードを兼ね備えた主力メンバーとしてメダル獲得に貢献する活躍が期待されています。

鳥海連志は子供時代からスポーツ万能!

鳥海連志の障害をものともしない明るさと伸び伸びとしたプレースタイルは、子供時代に培われたチャレンジ精神の賜物といえるでしょう。生後4ヶ月の頃から兄と通った保育園・菜の花こども園はお城のように見えたと、鳥海連志はパラスポーツの総合情報サイト「パラサポWEB」内のインタビューで振り返っています。

山を切り拓いた作られた保育園は自然に恵まれ、身体を目いっぱい使って遊べる環境でした。また、障害児の受け入れ体制が整っており、健常児と差別せず何でもやりたいことをやらせるという方針が両親の考え方と一致。鳥海連志のポジティブで負けん気の強いキャラクターは、本人の主体性に任せて見守る環境によって築かれたもののようです。

小学校時代から様々なスポーツを経験してきた鳥海連志が中学生になった当初、選んだ部活動はテニスでした。しかし、6月には車いすバスケに転向。小さな頃から父親とバスケで遊び、兄もミニバスケのチームに入っていたこともあり、鳥海連志はバスケの道に進んだことを「自然な流れ」と語っています。鳥海連志が現在代表チームの主軸として活躍できるまでに成長したのは本人の努力があってこそですが、家族のサポートも大きかったようです。

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鳥海連志がパラリンピックでメダルに意欲!インスタはお洒落でユニーク

鳥海連志が東京パラリンピックで金メダル宣言

鳥海連志は元競泳日本代表の松田丈志と2018年に対談し、2016年に出場したリオパラリンピックで抱いた思いや、東京パラリンピックに向けての意気込みを語っています。

チーム最年少の高校3年生で代表入りしたリオパラリンピックで9位に終わり、鳥海連志は世界の高い壁を感じたといいます。大会終了後はバスケのことを考えられないくらいに燃え尽きたものの、そこから再び前を向き、世界と互角に戦えるチーム作りと、自身のフィジカルを上げる努力も続けてきたのだそう。

そんな鳥海連志は、筋量を上げるために食生活を工夫。満腹な状態から1割増しで食べることにより、リオ大会から2年で5キロ増えたと明かしています。これにより体格の大きな海外の選手に当たり負けすることが減り、技術の向上と相まって得点をもぎ取る基盤にもなったようです。

「自分は本当に負けず嫌いなんです」と自己分析する鳥海連志。車いすバスケット界で注目を集める実力を身につける選手になったのは、その負けん気の強さがあればこそでしょう。この対談で「東京パラリンピックの目標は?」と聞かれ、「金メダルを目標にしています」と宣言。「そういうことを言葉にするのはあまり好きじゃない」としながらもあえて自ら口に出すことで、ブレずに目標を達成しようとする思いの強さがうかがえます。

鳥海連志のインスタはお洒落でユニークな投稿が好評

鳥海連志のインスタには車いすバスケで活躍する写真に混じり、金髪に染めた坊主頭やスパイラルパーマ、お団子ヘアなど、これまでのヘアスタイルの変化が分かる写真も投稿されています。

お洒落に余念がない年頃らしく、プライベートショットでは、アスリートらしいカジュアルで爽やかなコーディネートが多数。「追い求めたのはK-POP。行き着いた先はヤンキー」とユニークなコメントを添えて投稿されたコーデ写真もあり、フォロワーの笑いを誘っています。

2021年8月26日、車いすバスケの男子日本代表は初戦を迎え、コロンビア代表に63-56で勝利しました。この日、鳥海連志は15得点17リバウンド10アシストと、3つの項目で2ケタを記録するトリプルダブルの大活躍。エースの存在感を見せつけました。

日本代表は27日の韓国戦、28日のカナダ戦でも連勝。29日のスペイン戦では惜しくも敗れたものの、30日の試合ではトルコ代表を退け、一次リーグを2位で通過。準々決勝へと駒を進めています。ベスト4進出をかけた9月1日のオーストラリア戦に勝てば、9/3に準決勝、9/5の決勝と続き、今後ますます試合の行方から目が離せません。

初戦からの活躍で、そのパワフルなプレーとイケメンぶりで女性ファンも急増中の鳥海連志。試合後のインタビューではチームでの勝利を強調し、華々しい活躍にも驕らない謙虚な姿勢も高評価を得ています。これまで積み上げてきたものを全て出し切り、金メダルをつかみ取ってほしいですね。

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