高木美帆と姉・菜那の姉妹仲は?究極のライバルでもある2人の絆に迫る!

高木美帆と姉・菜那の姉妹仲は?究極のライバルでもある2人の絆に迫る!

2022年2月17日 更新

高木美帆と高木菜那の性格は対照的?


高木美帆のプロフィール
◆生年月日:1994年5月22日
◆出身:北海道
◆身長・体重:164cm・58kg
◆血液型:O型
◆出身大学:日本体育大学
◆2018年平昌オリンピック金銀銅メダル
※高は「はしごだか」が正式表記

高木美帆と高木菜那姉妹がスケートを始めたきっかけは?

高木美帆(たかぎみほ)は、スピードスケート競技において、500mから3000mまでをこなすオールラウンダー選手として活躍しています。

5歳からスケートを始めた、高木美帆。長野五輪を観たのがきっかけでスケートを始めた兄の背中を追って、高木美帆と、姉の菜那もリンクに足を踏み入れました。

高木美帆の姉・高木菜那もまた、妹と同じく日本を代表するスピードスケート選手。2022年2月より開催される北京五輪では、2018年の平昌大会に続いて姉妹での同時出場を果たしました。

高木美帆と姉・菜那 サッカーもプロ級だったのはどっち?

ともに日本を代表するスピードスケート選手である髙木姉妹。幼い頃から同じ競技で切磋琢磨してきた2人の性格と、スポーツにおける伸び方の違いを父親が明かしています。

高木美帆と姉・菜那は、スケートだけでなく、サッカーやダンスといった他の習い事も一緒にしていました。高木美帆は中学ではサッカー部に所属し、レギュラーとして活躍。北海道選抜として、Jヴィレッジでのナショナルトレセン女子U-15合宿に招集されるほどの実力でした。

「未来のなでしこ候補」とも言える活躍ぶりを見せていた高木美帆。スケートと同じくらい続けてきたヒップホップダンスも、スケートに良い影響を及ぼしているといいます。

父曰く「美帆は器用で運動神経がいい」ため、後から始めたにもかかわらず、姉の実力を追い越してしまうことが多かったのだとか。姉は悔しさをバネに、ますます練習に励んでいたと、週刊誌の取材に対し、娘たちの姿を語っていました。

天才型の妹に対し、努力型の姉。対照的な2人の姉妹仲は、実際のところどうなのでしょうか。

高木美帆と姉の姉妹仲は?平昌五輪に出場できたワケ

高木美帆のバンクーバー五輪を姉はどう見ていた?

私生活では仲が良いという高木姉妹ですが、同じ競技で戦うライバルとして複雑な感情を抱くこともあったのだとか。

2010年のバンクーバー五輪では、当時、中学生だった高木美帆が最年少で日本代表に選ばれて話題を呼びました。

当時の姉の心境を、2人の恩師である帯広南商業高校の東出俊一が明かしています。五輪選手に支給されるブレザーやウェアが自宅に届くと、姉・菜那は悔しさのあまり「燃やしてやろう」とまで思ったのだそう。応援しながらも、心の中では「転べ」と願っていたといいます。

そして「妹に勝ちたい」という強い気持ちで、高木菜那は2014年のソチ五輪への切符を手にします。この出来事は、高木美帆にも大きな影響を与えました。

高木美帆が明かした姉へのリスペクト

2014年に行われたソチ五輪に出場したのは、姉の高木菜那のみでした。2017年5月1日放送の「特集!日本スピードスケート界の今」の中で、高木美帆は、姉との違いを交えて自身の敗因を分析しています。

姉を含むオリンピック出場選手は、「本当にオリンピックに出たいという強い思いがあった」のに対し、自身は「すべてをかけるほどの覚悟ができていなかった」と振り返りました。

姉の覚悟を目の当たりにした高木美帆は、意識に変化が生まれ、本気で五輪と向き合います。そして、4年後に行われた平昌五輪では、ついに姉妹が揃って代表に選出。この時姉・菜那は「やっと姉妹で五輪にいける」とコメント。妹については「頼りになる1人の選手」と語っていました。

特集番組内で「姉はいろいろ考えたり取り組んだりする人。姉じゃなくても尊敬する」と語っていた高木美帆。選手としてお互いのスキルに敬意をもっていることがわかります。平昌五輪では、団体パシュートで姉妹揃って金メダルを獲得しました。

高木美帆・高木菜那が北京オリンピック出場!姉妹で競い合う種目は?

トップアスリートとして、お互いに刺激を与え合ってきた高木菜那・美帆姉妹。これまでの五輪を振り返ると、2010年のバンクーバー大会は美帆のみ出場。2014年のソチ大会は菜那のみ出場。2018年の平昌大会では団体競技でともに戦ったため、同じ種目で競うのは2022年の北京大会が初めてとなります。

2021年大みそかに行われた、女子1500mの最終選考にて、高木美帆が1位を、高木菜那が2位をそれぞれ獲得。すでに代表権を獲得していた高木美帆に続き、高木菜那も同種目での代表入りが決定しました。

「絶対に後悔しない」との覚悟で挑んだ姉の滑りを目の当たりにした高木美帆は、「すごい熱いレースを見せてもらって、心に響くものがあった」とコメント。レース終了後には、姉妹で抱き合う姿も見られ、姉の代表入りを心から喜んでいることがわかります。

究極のライバルでもある高木美帆・高木菜那姉妹が、北京でどのような熱い戦いを繰り広げてくれるのか楽しみです。

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