映画「チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛」は大人のラブロマンス!予告が過激すぎ!?
映画「チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛」は17世紀を舞台にした大人のラブロマンス!
映画「チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛」の舞台は、その当時繁栄を極めていた17世紀のオランダです。孤児として育ったソフィアは、裕福ではあるものの年配者であるコルネリスと結婚します。ある時、夫のコルネリスが、貧乏な青年画家ヤンに、夫婦の肖像画を描くよう依頼しました。
こうして出会ったソフィアとヤンは恋に落ち、不倫関係になってしまいます。安定した生活を手にしながらも、コルネリスが強く望んでいる子宝もなかなか授からず満たされない日々を送っていたソフィアは、若く情熱的なヤンとの恋愛に夢中に。ヤンと共に生きるべく、メイドが産んだ子供を自らが出産したように見せかけた上、自身はお産の経過が悪く亡くなったことにし、コルネリスの元を去ります。
一方のヤンは、2人の生活資金を稼ごうと、当時ブームを巻き起こしていたチューリップ投機に手を出しますが、チューリップバブルが崩壊してしまいます。
映画「チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛」の予告が過激すぎ!?全米で話題に!
映画「チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛」は、2017年にアメリカとイギリスにより制作された作品です。2017年9月の公開前に解禁された、予告映像が過激だと話題になった映画です。不倫をテーマにしている映画「チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛」の予告編には、主人公の肌もあらわで官能的なシーンも多く登場。そのため、放送を自主規制するテレビ局もあったほどです。2018年10月に劇場公開された日本でも、R15指定作品となっています。
映画「チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛」の原作は世界的ベストセラー!キャストは?
映画「チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛」の原作は世界的ベストセラー!日本語訳版も出版中
映画「チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛」の原作は、デボラ・モガーの「チューリップ熱」。原題も邦題と同じ「Tulip Fever」で、日本語訳版が出版されたのは2001年です。17世紀のオランダの描写をリアルかつ丁寧に描いていることで評価を高めた本書はベストセラーに。国内でも、出版元の白水社が「頁を繰るのももどかしいという表現が誇張ではない」と紹介している通り、「緊迫感のある展開で小説の世界にどっぷり浸かれた」という感想が多く見られます。
映画「チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛」で実力派キャストの共演が実現!
映画「チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛」で、主人公のソフィアを演じたのは、スウェーデン出身の女優アリシア・ヴィキャンデルです。2001年にAIを演じたSFスリラー映画「エクス・マキナ」で世界的に有名になり、映画「リリーのすべて」でアカデミー助演女優賞を受賞しました。アクション映画「トゥームレイダー」シリーズの主演に抜擢されるなど、今最も勢いのある女優と言えるでしょう。
ソフィアと恋に落ちる画家のヤン役を演じたのは、映画「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命」や「アメイジング・スパイダーマン2」のデイン・デハーン。また、コルネリス役は、映画「イングロリアス・バスターズ」でアカデミー助演男優賞を受賞したクリストフ・ヴァルツが演じるなど、映画「チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛」は実力派キャスト揃い踏みとなっています。
映画「チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛」で描かれオランダのチューリップバブルとは?
映画「チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛」の舞台となっている17世紀のオランダでは、タイトルにも入っている、オスマン帝国から入ってきたチューリップの投機が盛んに行われていました。それは、珍しい種類ならば「球根ひとつが邸宅一軒分」の値をつけるといった、いわゆるチューリップバブル。そのため、より高価な価格で取引される突然変異種を求めて、チューリップ栽培も一大ブームに。
そんな加熱状態の中、現在の貨幣価値に置き換えると3億円に値するチューリップが出てくるなど、チューリップ球根の価格は、異常に高騰していきます。しかし、最初の頃こそ珍重されていたものの、「チューリップ・フィーバー」によってオランダ各地に花が広まった結果、チューリップの球根の種類も量も増え、わずか4カ月ほどで球根の価格が急落してバブルが崩壊。中には、家を抵当に入れたり、借金したりしてまで球根を購入した人もおり、バブルから一転、悲劇に襲われた人も多く、今なお投資の教訓として語り継がれています。
そんな史実が背景となっている映画「チューリップ・フィーバー肖像画に秘めた愛」の監督を務めるのは、16世紀のイギリスを舞台にした映画「ブーリン家の姉妹」の監督としても知られるジャスティン・チャドウィック。ヨーロッパの歴史を描くことには定評があるので、「チューリップ・フィーバー」に見舞われた当時オランダが、どのように映像化されているのかも楽しみです。