渡辺勝の出身大学は？プロフィールを紹介！
中日ドラゴンズ所属のプロ野球選手・渡辺勝は1993年10月14日に神奈川県で生まれました。2019年5月現在、25歳と若手の選手です。身長172cm、体重80kgと野球選手としては小柄ですが、持ち味の俊足を活かしたプレーで今後の活躍が期待されています。
中学生の頃、地元のリトルリーグ・戸塚シニアに所属していた渡辺勝は、荒川博が主宰する荒川道場で、バッティングの指導を受けていました。荒川博は現役時代の王貞治を指導したジャイアンツの元打撃コーチで、渡辺勝が長年師匠と慕う人物です。
ジャイアンツ・原辰徳監督の母校でもある東海大相模高校に進学した渡辺勝は1年生の秋から1番を打ち、2010年のセンバツは春夏連続出場。夏の甲子園では、準優勝に貢献する活躍をみせました。さらに翌年春の大会にも出場し、打率4割を超える活躍で1番の重責を果たした渡辺勝は決勝戦でも3安打を放ち、母校を優勝に導いています。
東海大相模から東海大学へ進んだ渡辺勝は、大学でも1年生の秋からレギュラー入り。2015年秋には首都大学リーグMVPに輝き、3年次に出場した全日本大学野球選手権大会では優勝と、チームを引っ張りました。
2015年10月に行われたドラフト会議で中日ドラゴンズから育成6位で指名を受けた渡辺勝は、「目標は大きく、王さんです。まずは支配下登録です」と、師匠が育てた世界的打者を目標に掲げ、強い意気込みを語っています。
プロ野球人生がスタートした渡辺勝が光る資質を見せたのは、2年目となる2017年10月に行われた教育リーグ、みやざきフェニックス・リーグでした。同リーグで打率3割を超え、5盗塁を決めた渡辺勝は、翌月に台湾で開催された「2017アジアウインターベースボールリーグ」の選抜メンバーに選ばれます。
そしてついに2018年、積み上げた実績が認められ、シーズン終了後に支配下選手として球団と契約。ようやく1軍入りの切符をつかみ、主力選手が揃う沖縄北谷公園の春季キャンプから2019年シーズンをスタートしました。
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渡辺勝の一本足打法が話題！？
中学生の頃から荒川道場で荒川博に師事し、打撃指導を受けている渡辺勝。荒川道場には高校入学の直前まで通い、木刀をバットに見立てて練習するなど、打撃の基礎からみっちりと教え込まれたようです。荒川博が愛弟子・渡辺勝に教えたのは、野球界では伝説として知られる一本足打法でした。
野球ファンでなくても、王貞治の名を知らない人はいないでしょう。通算868本塁打で世界記録を打ち立て、通算400本塁打達成から50本ごとに650本塁打達成まで、すべてにおいて最速記録を保持。その他数々の偉業を成し遂げ、初めて国民栄誉賞を授与された日本球界の至宝です。
王貞治は高卒ルーキーとしては破格の条件を提示され、鳴り物入りでプロ入りしましたが、なかなか記録が伸びず、低迷に悩んでいました。そんな王貞治の素質を見抜き、一本足打法を伝授して“世界の王”と言われるまでのホームラン打者に育てたのは、彼がプロ4年目を迎えた1962年からジャイアンツの打撃コーチに就任した荒川博でした。世界的な大打者を育てた荒川博に“最後の弟子”と認められた渡辺勝はプロ入り後もアドバイスを受けており、2016年12月に死去した荒川博の告別式では、涙ながらに恩師へ活躍を誓っていました。
荒川博直伝の一本足打法はフォームの美しさに定評があり、渡辺勝がバッターボックスに立つと、スタンドでカメラを向ける野球ファンが多く見られます。「一本足打法をやめるなんて一度も思ったことがありません」と明言する渡辺勝。2歳年上の女性と2018年1月に結婚し、10月には可愛い女の子が生まれたことを発表しており、ますます今後の活躍が期待されます。
王貞治を想わせる一本足打法で1軍定着をつかみ取り、師匠に胸を張って報告できるシーズンとなるでしょうか。ウエスタン・リーグでは一時、5割に届くのではとドラゴンズファンをザワつかせる活躍で好調ぶりをアピールした今季、渡辺勝は初のスタメンで開幕を迎えました。華麗な一本足でホームランを放ち、スタンドが沸き返るシーンを見せてほしいですね。
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