安田尚憲はドラフト進路が注目される履正社高校のスラッガー!父は陸上指導者、母はやり投げの名選手!

安田尚憲はドラフト進路が注目される履正社高校のスラッガー!高校時代の成績は通算65本塁打!

安田尚憲の読み方は「やすだひさのり」!ドラフト進路が注目されるスラッガー!

履正社高校の安田尚憲内野手は、ドラフト候補ビッグ3の1人。早稲田実業高校の清宮幸太郎、広陵高校の中村奨成と並ぶ、高校球界屈指の大物として進路が注目されるスラッガーです。間違って「やすだなおのり」とか「やすだしょうけん」などと読んでしまいそうですが、正しい読み方は「やすだひさのり」。

その自慢の長打力は、清宮幸太郎に勝るとも劣らないという評判を取っています。プロ入りすれば、和製大砲候補として育成されることは間違いありません。安田尚憲は、1999年4月15日生まれで大阪府吹田市出身。身長189cm、体重95kgで、右投げ右打ちです。プロフィールからもお分かりでしょうが、身長も体重もなかなか素晴らしいものがあります。

この高校生の中でも群を抜く堂々たる体格がスラッガーとしての土台になったことは言うまでもないでしょう。打球を遠くへ飛ばす能力は天性のものであることに加えて、遠投では100mを記録するという強肩の持ち主。これほどの能力を持った選手となると、プロ入り後の活躍をどうしても想像してしまいます。

安田尚憲の中学時代は「レッドスターベースボールクラブ」に所属!履正社高校時代の成績は通算65本塁打!

安田尚憲の中学時代や履正社高校の成績をおさらいしてみましょう。小学生から軟式野球を始めた安田尚憲は、小学校6年で阪神ジュニアに選抜。吹田市立豊津中学時代は「レッドスターベースボールクラブ」に所属し、硬式野球でプレーして、野球の基礎を徹底的に学びました。「レッドスターベースボールクラブ」とは、その名の通り、元阪神の赤星憲広がオーナーを務めている野球クラブです。

その恵まれた体格と野球センスが買われた安田尚憲は、大阪屈指の強豪・履正社高校に進学しました。1年秋から5番・サードに抜擢され、レギュラーを獲得。2年春の大会では4番の重責を務め、夏の予選では、打率6割、2本塁打15打点の成績で、甲子園出場に貢献しました。

甲子園では、エース寺島成輝を中心に3回戦まで進出。打率は3割3分3厘で、期待されたホームランこそ出なかったものの1打点を挙げています。2年秋の公式戦では、打率4割2分、4本塁打22打点と打棒爆発!見事な成績をアピールしました。3年春のセンバツでは5回戦まで進出し、打率4割1分2厘、1本塁打3打点の成績で活躍しますが、夏の甲子園は、大阪大会準決勝で大阪桐蔭に屈し、出場は成りませんでした。高校通算本塁打は65本、その長打力は高校時代に見事に開花したと言えるでしょう。

安田尚憲の父や母、兄もアスリートだった!?清宮幸太郎とどちらがスゴイ?

安田尚憲の父は陸上指導者、母はやり投げの名選手!兄は前田健太とバッテリーを組んだ経歴とアスリート揃い!

スポーツで活躍する選手には、両親や兄弟、親戚など身近にアスリートがいる例が目立ちますが、安田尚憲もその例に漏れません。父親は、元陸上短距離選手でした。選手として名声を得ることはなかったものの指導者に転じて開花し、20数年にわたる中学校での指導歴を経て、2007年からは大阪薫英女学院で指導しています。

全国高校女子駅伝で優勝2度と、指導者としての実績はかなりのものです。安田尚憲の母親は、学生時代にやり投げで名を馳せたアスリートで、近畿大会での優勝実績があり、国体出場も経験したというエキスパートでした。さらに兄は、PL学園野球部で捕手として活躍。

前田健太(広島-ドジャース)ともバッテリーを組み、甲子園出場を2度経験しています。高校卒業後は明治大学に進学してプレーした後、社会人野球の三菱重工名古屋に所属。現在は、主将としてチームを引っ張っています。家族そろって名アスリートとなれば、安田尚憲が野球選手として立派に育ったことも納得です。

安田尚憲のパワフルな打球は清宮幸太郎よりスゴイ?星稜高校野球部総監督の自宅直撃弾は松井秀喜以来!

「その打撃は清宮幸太郎以上」とも評される安田尚憲。超高校級スラッガーという共通項があるため、清宮幸太郎とは何かと比較される機会が多くなっています。単純に通算本塁打で比べると、111本に更新した清宮幸太郎がスゴイということになりますが、本塁打のパワフルさでは安田尚憲も負けてはいません。

両翼100m、センター122mの規模を誇る舞洲ベースボールスタジアム(大阪)で、場外弾を2度もたたき出したことからも安田尚憲の底知れぬパワーが分かります。石川県の強豪星稜高校との練習試合でも、高校通算59号となる場外ホームランをお見舞いしました。

星稜高校のグランドで放った59号ホームランは、ライト場外に飛び出す満塁本塁打で、推定飛距離140mに及ぶ強烈な一撃。なんと星稜高校野球部の山下智茂総監督の自宅2階外壁を直撃。試合で同監督の自宅を直撃したのは、星稜高校OBの松井秀喜以来2人目と言い、「さすが打球のスピードが違うね」と松井秀喜育ての親からも太鼓判を押されています。

安田尚憲は、松井秀喜の直筆サインをプレゼントされ、試合後に「ドラフト1位指名されたら、家の壁を直してくれよ」というジョークで激励されました。これほど強烈な打球を飛ばす安田尚憲は、清宮幸太郎に勝るとも劣らないスケールであることがうかがえます。

安田尚憲が高校通算65号で清原を抜き去り「超えられてうれしい」

安田尚憲は、侍ジャパンU-18高校日本代表メンバーに選出されました。代表入りしてからも、その打棒が鳴りを潜めることはありません。2017年8月25日の千葉工大との練習試合では、5番サードでスタメン出場。2ホーマーを放ち、高校通算本塁打64号として清原和博に並びました。1本目はライト場外に2ランホーマー。2本目は、ライトオーバーのソロホーマーでした。「1本目は内角球をしっかり振り抜けたし、2本目は内角低めに対応できた」と、この2ホーマーに手ごたえは十分だった様子の安田尚憲。

この試合では、清宮幸太郎もホームランを放ち、何かと比較される高校球界のスラッガー同士のアーチ競演となりました。「同じチームなので謙遜はしない。いい刺激をもらって、互いに結果を出していきたい」とのコメントからは、切磋琢磨している様子がうかがえます。

翌日に組まれた日大との練習試合でも、打棒が炸裂し、日大グラウンドのライト防球ネット上段に突き刺さるソロアーチを放ち、高校通算65号を記録。ついに清原和博の記録を抜き去った安田尚憲は、「記録を超えられてうれしい。木製バットを使って2日間3ホーマーは自信が付く」とご満悦でした。

そして臨んだ世界各国との戦いでは、7試合で、28打数10安打4打点、打率3割5分7厘とバットも振れてきています。自慢のホームランこそ出ていませんが、調子は上がり気味。オーストラリア戦では、延長11回タイブレークからセンター前ヒットを放ち、見事にサヨナラ勝ちを決め、「何とか1本を、どんな形でもと思っていたのでうれしい」と顔をほころばせました。

チームの一員として世界一を勝ち取る目標もさることながら、秋のドラフト会議では複数球団の1位指名が確実視されています。阪神入りも噂される安田尚憲ですが、ドラフトではどの球団が指名権を勝ち取るのでしょうか?

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