増岡弘はマスオさん役の声優!実はあのキャラクターも!?

増岡弘といえばマスオさん役の声優!その他の出演作品は?

増岡弘といえばマスオさん役の声優! 「サザエさん」キャストの中で最年長!

増岡弘は、国民的アニメ「サザエさん」のマスオさん役として知られているベテラン声優です。アニメ「サザエさん」は、1969年から放送が開始されましたが、最初にマスオさん役を担当したのは近石真介でした。

増岡弘は、1978年から担当している二代目です。それから約40年、今でも昔と変わらず若々しいマスオさんの声を演じている増岡弘が、実は何と80代に突入していると知ったら驚かれる方も多いのではないでしょうか。増岡弘が最年長で、次いでサザエ役の加藤みどりとイクラちゃん役の桂玲子が続くなど、高齢化が進む「サザエさん」の声優陣。

それにもかかわらず、キャラの声がいつまでも若々しいままとは素晴らしいことです。それでも増岡弘は、毎回「こうじゃない」と悩みながら演じていると言います。それだけ芝居の世界は奥が深いものなのでしょう。

増岡弘のその他の出演作品は?「それいけ!アンパンマン」のジャムおじさんも!

増岡弘には、「サザエさん」マスオさん役のイメージが強いですが、実は、子供たちに大人気の「それいけ!アンパンマン」ではジャムおじさん役も演じています。マスオさんの時と声音をガラっと変えているわけではありませんが、キャラに合わせたトーンで繊細に演じ分けているため、マスオさん役とジャムおじさん役が同じ声優だと気付いていない人も多いのでは?

最近は短いスパンのアニメ作品が多い中、「サザエさん」「それいけ!アンパンマン」のような長寿作品にレギュラー出演できていることはまさに奇跡で本当にラッキーだと話している増岡弘。穏やかで優しい声のイメージも強いですが、その他にも、「ドラゴンボールZ」亀仙人(二代目)や、「超電磁マシーン ボルテスV」ド・ズール役。「クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦」アンジェラ青梅役など、幅広い役を演じています。

増岡弘の年齢やプロフィール!趣味や特技も豊富だった!

増岡弘の年齢やプロフィール!実は美術志望だった?

増岡弘は、1936年8月7日生まれで、埼玉県岩槻市出身です。名門・東京芸大美術学部を中退した後、文化学院文化芸術科に入学し直しています。経歴からも分かるように、美術志望だった増岡弘。しかし、文化学院在学中に、出会ったのが演劇でした。当時バイトをしていた中華料理店のバイト仲間から「演劇をやらないか」と誘われたと言います。

最初は舞台美術として劇団に参加した増岡弘でしたが、劇作家の寺山修司と出会って影響を受けたことで、「芝居なんて嫌い」という思いが変化して興味を持つようになり、役者へ転向。現在は、声優として活躍する一方で、野沢雅子らと共に東京アニメーター学院で声優科の講師も務め、若手声優の育成にも励んでいます。

増岡弘の趣味や特技も豊富だった!健康維持に役立つ趣味とは?

増岡弘の趣味は、野菜作り、味噌作り、焼き物など多岐に渡っています。特技は落語で、柳家さん助の門下に入り、高座名は「益々家ちゃん助(ますますやちゃんすけ)」。自宅の畑は200坪あり、育てている野菜の種類は約50種類もあるというのですから、かなり本格的です。自身の子供が小児ぜんそくにかかったことがきっかけで、健康には毎日の食生活が大事だと思い至り、味噌も手作りするようになったとか。

これには、増岡弘の実家が農家で、増岡弘自身も、子供の頃に味噌作りを手伝っていたことも影響しているのかも知れません。その手作り味噌のお蔭で、風邪も滅多にひかないほど健康的な生活を送っているという増岡弘。仕事を続けるためには、アフレコ現場にしっかり歩いて行ける体作りが重要だと話す増岡弘にとっては、豊富な趣味が健康維持に大きく役立っているようです。

増岡弘のボイスでプレミアムフライデーをお知らせ!人権問題に精通している増岡弘が講演会で語る言葉への思いとは

増岡弘は、全国各地で人権に関する講演会も行っています。人権問題と言えば、残業時間が多いことが問題視され、月末の金曜日は仕事を少し早めに切り上げて週末を有意義に過ごすための「プレミアムフライデー」が導入されました。しかし、きちんと実行できている企業はまだ少ないようです。

そこで、オフィス向け音楽放送サービスを展開するUSENが、プレミアムフライデーを知らせるコンテンツを開発しました。その音声を担当しているのが増岡弘です。マスオさんの穏やかな声で休日へ誘われてしまえば、確かに効果は絶大かも知れませんね。人権問題に詳しい増岡弘は、声優という職業柄、「言葉」について人一倍気を使い、また大事にしていると言います。

「言葉は人格の半分。姿かたちは変えるのが難しいけれど、言葉はいくらでも変えられます」と話す増岡弘。使う言葉によって人生が変わってくるという話には、普段から言葉に真摯に向き合っているからこそ出てくる思いが満ち溢れていて説得力があります。増岡弘の講演会は、難しい話ばかりではありません。

ダジャレを連発したり、マスオさんの声を披露したり、手作りの焼き物をプレゼントするなど、サービス精神旺盛で、増岡弘の暖かな人柄が伝わってくるようです。趣味で行っている野菜作りや味噌づくりにおいては、自然相手で上手くいかないことも多いそうですが、その失敗も含めて楽しむことが長続きさせるコツだか。

大らかに生きる増岡弘が演じているからこそ、マスオさんの持つ穏やかさが、より一層優しく感じられるのでしょう。健康第一に生きる増岡弘が、今後も、若々しいマスオさんの声をお茶の間に届け続けてくれることを願っています。

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